4.吉田正
〜日本のモーツァルト〜
古賀メロディーと並ぶ吉田メロディー、または”吉田学校”などで知られる作曲家です。この人もたくさんのヒット曲を生み出しました。
彼のヒット曲をあげれば、デビュー曲の「異国の丘」から始まって下記の通りで、ここにあげきれない多数のヒット曲があります。
吉田正のスゴイ所は
@下記の生徒(歌手)を育て上げた。
Aジャンルが広い。標準的な歌謡曲から橋幸夫に代表される股旅調、青春歌謡、リズム歌謡を作曲。
B編曲まで行う真の音楽家である。いろいろな楽器を駆使して、歌のメロディーだけでなく、イントロ、間奏まで作曲することは大変な才能である。
作風はどちらかというと哀愁物が多いが、「いつでも夢を」や「若いやつ」「寒い朝」「若い東京の屋根の下」「明日は咲こう花咲こう」 などの青春物では、明るく艶やかなメロディーとハーモニーは、まさに”日本のモーツァルト”と言える。
これだけ多くのヒット曲により国民栄誉賞を受賞している。本人が言っていたことは「将来、自分の歌が、作曲者の名前などはどうでもよく、”読み人知らず”の歌となればよい」とのこと。その謙虚さが立派である。
三浦洸一・・・・「異国の丘」 「落葉しぐれ」 「東京の人」 「街燈」 「弁天小僧」
鶴田浩二・・・・・「好きだった」 「赤と黒のブルース」 「街のサンドイッチマン」
「傷だらけの人生」
フランク永井・・・「有楽町で逢いましょう」 「東京午前三時」 「夜霧の第二国道」
「東京カチート」 「西銀座駅前」 「東京ナイトクラブ」 「好き好き好き」
「冷たいキッス」 「霧子のタンゴ」「おまえに」 他多数
松尾和子・・・・「誰よりも君を愛す」 「再会」 「嫌い嫌い嫌い」
和田弘とマヒナスターズ・・・「泣かないで」 「誰よりも君を愛す」 「寒い朝」 他多数
山田真二・・・・「哀愁の街に霧が降る」
橋幸夫・・・・「潮来笠」 「江利子」 「いつでも夢を」 「恋をするなら」 他多数
吉永小百合・・・・「寒い朝」 「勇気あるもの」 「若い東京の屋根の下」
「明日は咲こう花咲こう」
三田明・・・・・「美しい十代」 「友よ歌おう」 「夕子の涙」 「恋人ジュリー」 他多数
久保浩・・・・・「霧の中の少女」 「恋物語」