これまでつかったことのあるラバーへの評価です。
ラバー選びの参考になればと思います。

JUIC889
スピンピップスの代わりとして使ってみたところ、まず、打った気がしない。球離れが悪いというか。わたしの場合、粘り着くような打球感も嫌いじゃないのでこのまま使ってみようと思ってますけど。スペクトルみたいな打球感が好みの人には向かないかもしれません。
ルールに則したラバーということでは、以前までの889を使ったことがないんで比較できないですが、スピンピップスに比べるとドライブは難しいしサーブも切れないですね。
また、今までは裏ソフト使ってた流れから、下からラケットを出す打ち方でもスピンピップスは対応できたのが、889では、しっかり上からラケットを出す、表の打ち方をしないとボールが返ってくれません。
その後、打ってるうちに気付いたことは、スピンピップスとの比較で、889は球離れが悪いけど弾む、スピンピップスは球離れが良いけど弾まない、という気持ち悪い感覚だということです。表現があいまいなんですが言い方を変えれば、889は打つと良く跳ぶけど打った気がしないし、スピンピップスは打った感覚がストレートに手に伝わってくるけど、実はあまり跳ばないということです。
なんか表ソフトの不思議な感覚に気付いてしまった。。
裏ソフトだとこういうことはないと思うんだけど。。
PF4-652
表ソフトラバーです。定番ですが、スピンピップスと共に疑惑のラバーでもあります。
使用感は、普段使っているスピンピップスと比べて、全く弾みません。またサーブも切れないし、ドライブも落ちます。思うに、スピンピップスは、表と裏の中間のラバーという位置付けなのかもしれません。裏ソフトからスピンピップスに移行した時には、裏のドライブの感覚で打てていたのが、PF4-652では、純然たる表ソフトであって、表のドライブが必要なのかもしれません。現に、SPECTOLとPF4-652を比較すると、サーブの切れはPF4の方が良いような気はします。
弾まないという点では、本当にボールが飛んでいかないので、スマッシュを簡単に取られました。一方で、ツッツキ打ちなどは安定しています。ブロックも安定してますが、威力に不安がありました。
PF4-CS
これは、粘着系のラバーです。前で球をさばくのには向いてるかもしれません。
しかし、ラバーの重さが結構あり、弾みもあまり良くないので、しっかりしたス
イングが必要になるかもしれません。
このラバーは、しっかりラバーのケアをしないと、すぐに粘着力がなくなります。
カールP2
カールというのはおぼえてるものの、数字をおぼえて無いから役に立たないかも。
粒高ラバーですね。
カットのまねごとして遊んだんですが、フェイントと比べるとコントロールがしやすくて、昔アンチを使ってた自分としては押だす感覚がマッチしました。
カットの変化はつけづらいかと思いますが安定感はあります。
スピンピップス
表ソフトラバーですが、回転がかかりやすい系統のラバーです。
下回転のサーブも切れますし、ドライブも表ソフトにしては、かなり切れてます。
また、レシロンやスペクトルに比べ扱いやすい印象を受けました。
裏から表へ変えようと思ってる人は、一度試してみると良いかもしれません。
また、ドライブを入れて攻撃に変化をつけたり、威力よりも安定性を求める人に
は、適したラバーだと思います。
ところが...現在出回ってるスピンピップスは1998年8月で使用できなくなります。ラバーの規定に違反してるという理由らしいですが、いいラバーだけにスポンジを生かしてほしいと思います。
スレイバー
やっぱりいいラバーです。現在はコントロールを重視してFXをつかってるけど、
ドライブやスマッシュの威力は抜群にいいと思います。厚いラバーで,もてあまし
てる人は、中を使って安定度を増すのも良いかもしれません。
ラバーの品質にばらつきも少なく、長持ちする方だと思います。
スレイバーFX
基本的にはスレイバーと変らないと思います。今はグルー(接着剤)の効果を、
増すためにFXを使う人も多いようで、スポンジが柔らかいぶん、ドライブを多用
するならFXでしょうか。
タキネスC
めちゃめちゃ切れます。カットの安定性も抜群です。ただ、攻撃力に劣るので、
プレーに粘り強さが必要になると思います。まぁ、カット主戦の登竜門ラバーで
しょうか。
タキネスD
非常に安定感のあるラバーです。スピード不足を感じることもありますが、ラバ
ーの安定感から安心して強振ができるので、案外いいラバーかもしれません。
粘着系のラバーなので、ラバーシートで大事に保存しておくと(爆)ベタベタと
引っ付くラバーになり遊べます。
Dタイプでも充分カットできるので、攻撃力をつけたいカットマンには最適だと
思います。
タンゴ・
  エクストリーム

 今評判のこのラバー。グルーを使わなくても同様の効果を得られるラバーの一つとして注目されています。  ということで使ってみたところ、とんでもなく弾む。。スレイバーFXに比べると、ラバーに触れた瞬間に跳ねるような感覚です。マークVにも近い感覚ではあるものの、明らかに跳ね方が大きいです。  技術的には、このラバーで台上処理の技術を極めるのはかなり大変でしょう。ストップができなくなったし、ツッツキも鋭さがなくなってしまいました。反面、払いはやりやすくなったような気がします。どうも感覚的には、強い回転に対して、ツッツキのように面を寝せると、球の回転の力がシートにあたった瞬間に反発してコントロールがしにくいように思えます。今までは、スレイバーFXでスポンジに食い込ませたツッツキをしてたので、違いに慣れるのに時間がかかりそうです。また、サーブも切れなくなりました。反面ナックルのロングサーブの変化をつけやすくなったような気もします。  そして、明らかにイイのは、ブロックと強打です。ブロックは、相手の回転に対して従来の裏ソフトよりも鈍感である点で表ソフトに近いですが、相手の力を利用して反発させる点では、裏ソフトの有利さを持ち合わせているので、コントロールが楽なうえに速いブロックが可能となりました。また、下がったところからの逆襲の威力はハンパなく強力です。  また、攻撃では、ドライブに強い回転がかかるというよりも、ドライブスマッシュによる攻撃が有効に思えました。  現在は、バックにタンゴ・エクストリームを使っていますが、ツッツキがへたくそになったので、全体的には弱くなりました。ただし、バックからの攻撃に、目を見張るようなスゴイ球が出るようにはなりましたが。。
トルネード
シートが柔らかく、扱いやすい印象がありました。スポンジも固めで、速攻的な
攻め方に安定感がありました。ただ、威力がなくスピード不足な感がありました。
黄色のラバーがベストでしたが、赤でも使えないことはないでしょう。
フロイライン
コントロール系のラバーです。重量も軽いし安価なのが特徴です。
ただ、本格的にプレーするとなると、全ての面で物足りなく感じます。
今でも売ってるのかな?
プライス
テンション系ラバーの草分ですね。一般的に言われているように、弾むけど回転がかからないという印象でしょうか。スピンピップスを使ってるわたしは、違和感なく打つことができました。タンゴ・エクストリームと比べると、タンゴの方が打球感が柔らかくスポンジで回転をかけられる感じです。弾みはどちらも遜色なくスゴイですね。
ベスト・アンチ
突然、特殊ラバーの登場です。わたしが一番長く使ってたラバーですね...
アンチラバーの中でも、ボールの威力をかなり吸収してくれるものだと思います。
確実なブロックと安定したカットを生み出してくれたラバーでした。しかし、い
かんせんアンチですから、返球はナックルのみなので狙い打たれてしまいます。
現在では、アンチ使うくらいなら、粒高の方がいいでしょう。
マークV
このラバーも使ってる人多いです。球離れの速さが特徴的なラバーです。
わたし個人は、この球離れの速さが合わなくて使ってませんが、その感覚が好き
な人にはいいかもしれません。
ただ、ラバーの寿命はかなり短いようです。
ミッドシップ
スマッシュが速い!『マーク」』に近い打球感です。
また、裏ソフトにしてはブロック時に相手の回転にあまり左右されない感じがあったんで、弾んで扱いにくい反面、面を作りやすいところもあります。
スマッシュ、ブロックに向いてるかもしれません。
ミルフォード
カットマン時代に、何を血迷ったのか使ってみたラバーです。
このラバーは、ほんとに弾みます。スマッシュの威力はかなりありますが、ドラ
イブの安定感に欠けた印象がありました。...カットは論外です(爆)
ミリタル
表ソフトラバーですが、粒が高くて大きさも小さいので、粒高と表の中間のラバ
ーという感じです。ただ、粒高よりも弾みが大きく攻撃力がありますが、コント
ロールはあまり良くないようです。
わたしは、アンチから裏ソフトへのつなぎとして、このラバーを使ってました。
Mendo
これもテンション系?なんでしょうか。打球感はマークVに似てるような気がします。 シートが固く、球がシート表面で滑る感じを受けました。弾みはブライス、タンゴ・エクストリームほどではなく、これらのラバーに慣れてしまっているからか、ボトボト球を落としてました。ちょっとイイ所を見つけられなかったデス...
レシロン
表ソフトラバーです。レシロンは比較的ナックルのボールを出しやすいラバーで
台上のプレーは安定しています。ただ、ドライブなどがかけ辛いので台から下が
るときついでしょう。(表はみんなそうだけど)
ワルドナー
赤いラバーはシートが柔らかいので、サーブが良く切れるような気がします。結
構スマッシュの安定度がいいので、スマッシュ中心のプレーをする人なんかは
いいかもしれません。
ただ、ラバーの寿命が短いような気がします。
ワルドナーSC
ワルドナーのスポンジがやわらかくなったもので、ドライブの回転と威力が増し
ます。特にグルーとの相性が抜群に良く、スーパーチャック好きの人にはオスス
メです。ただ、グルーを使わなかった時はスマッシュの安定度が悪くなったよう
な気がしました
   
   




ちなみに私は、シェークの裏裏で、フォアが「ワルドナーSC(赤)」の特厚
バック面が「スレイバーFX(黒)」の中を使ってました。
現在は、自分のフォアの下手さに嫌気がさしたので、フォア面をスピンピップス
に変えて、リフレッシュをはかってたりします。
その後、フォアをスピンピップスに変えたことで、先手を取るツッツキ打ちやドライブの安定感が増し、決定打であるフォアのスマッシュの安定度と威力が抜群に良くなったこともあって、確実に実力アップしました。
正直、道具でこんなに変わるとは思っていませんでした。
そしてバック面をタンゴ・エクストリームに変えたところ、ツッツキが最悪で、いきなり勝てなくなりました。練習時間のない現在ではキツイです。。。
タンゴ・エクストリームには慣れました。レシーブ下手は相変わらずですが...それでも40mm球になってレシーブのオーバーミスが減って助かってますね。ブロックの威力は半端なく凄いし、いい感じになってます(^^)



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