G.ロジェストヴェンスキー指揮
ソビエト国立文化省交響楽団


1985,87年 モスクワ

BMG BVCX-38015/6

全体的にデリカシーのない大雑把な演奏に感じる。。

どの楽器も遠慮なく、気持ち良いくらい大音量。
特にフルートとオーボエは「p」や「pp」の指示は全く無視され 高らかに吹きまくり、音色自体に「品」がない。
それに素人の私にもハッキリと判るほどの録音の継ぎ目が聞こえてその「雑」さに拍車をかける。
「管によるコラール」(1楽章507小節目)が 途中から弦楽器によって演奏されるなどこの録音独自の意欲的な演奏もありますが、全体がどうもチグハグです。

アダージョも「なんでそんなに急ぐの?」と聴きたくなるほど 無意味なテンポによって。。。。

同じソ連のオケと比べるのもなんだけど、ムラヴィンスキー/レニングラード盤とは「もの」が違うと感じました。



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