8月1日「オペラ座の怪人」
「オペラ座の怪人」8月1日マチネを観て来ました。劇団四季の公演はなんと「美女と野獣」東京公演の千秋楽以来となります。随分ご無沙汰してしまいましたねえ。レ・ミゼラブルにかまけていたという事もあるのですが、半年位前、ミュージカルで破産しかけたもんで(笑)ちょっとチケット取得を自粛してたんですね。そのツケが丁度今頃巡ってきたという事もあります。
赤坂ミュージカル劇場に行く前に帝国劇場によって「ローマの休日」のチケットを受け取ってきたのですが、チケットの販売は好調のようですね。土・日はほとんど埋まっており、平日も売り切れ日が出ていました。山口さん人気だけではないでしょうが山口さんの貢献度は非常に大きいでしょうね。東宝さんも久々に「チケットの売れる」役者さんを獲得してウハウハなんでしょうね。帝劇の入り口はもう「屋根の上のヴァイオリン弾き」一色となってました。
前置きはともかくとして「オペラ座の怪人」です。当然といえば当然なのですが、劇場の回りは「オペラ座の怪人」だらけ。「美女と野獣」に慣れていた目には非常に新鮮に見えます。この日の配役は
他 の方々でした。僕としては一度今井ファントムを観たいと思っていたので「ラッキー!」と思ってしまいましたね。こういうのって「キャストフォン」かなんかで調べればすぐにわかる事なんでしょうけど、調べずに行くのが僕の楽しみなのです(笑)
オペラ座の怪人 今井 清隆 クリスティーヌ 村田 恵理子 ラウル 柳瀬 大輔 カルロッタ 益満 美江 メグ・ジリー 西島 美子 約2年半振りの「オペラ座の怪人」でしたがやはりいつ観ても最初のシーンには引き込まれますね。あのシャンデリアがあがっていくシーンを観ると本当にわくわくしてしまいます。で今井ファントム。迫力のあるファントムでしたね。反面、繊細なシーンは「ちょっとなあ」っていう感じでした。クリスティーヌへの複雑な想いがあまり出ていないような気がしてしまいました。席が遠かったので表情までは見えなかったのが残念ですが。ただ抑えきれない感情を爆発させるような場面は抜群でした。差し引きしても(笑)素晴らしいファントムだったと思います。
続いては柳瀬ラウル。う〜ん、悪くはないんですけどねえ。なんかそつなく演じてるっていう感じでした。そういえば前回名古屋で観た時の「佐野ラウル」にも同じような感想を持ったような気がします。なんか育ちの良さばかり目について「愛するものを守るんだ!」という気概が見えてこないんですよね。そういう役なのかなあ。僕は「オペラ座の怪人」に関してはロンドン一回、国内3回ほど観てるのですが、国内3回は全て村田クリスティーヌです。別に何の不満もないですし、それなりに満足しているのですがやはり他の役者さんも観たいですよね。個人的には賛否が結構はっきりしている井料クリスティーヌを観たいです。ただ井料さんは九州出身という事で福岡で出演されている事が多いようなのでなかなか観られないかな。ちょっとこまめにキャストフォンでもチェックして前日予約なんてものを体験してみようかなと思っています(笑)。
今回の「オペラ座の怪人」についてはちょっと腹の立つ事もあったのですが、それはまたおいおい書くつもりです。キーワードは「夏休み」と「子供の観劇マナー」です。これだけ書けばだいたいおわかりでしょうけど(笑)。次回の「オペラ座の怪人」観劇は一応11月の頭を確保しています。こいつは2列目センターが確保できてますので、できれば今回とは違った配役で観たいもんです。
(98/08/02)