お子さまの観劇マナーを考える
会社勤めの方はそろそろお盆休みも終わってまた仕事に戻る季節ですね。学生の方はまだまだ長い休みの最中。小中学生は休みも3分の2を消化してそろそろ宿題が気になりだす頃ですね。僕なんかは自分がサラリーマンなもんですからどうしても会社勤めの方の味方になってしまいます(笑)。元気を出して仕事しましょうね。
夏休みといえばこの季節、お子さま達の観劇の機会も増える時期です。特に「美女と野獣」なんかは去年の夏休みの東京公演はもうお子さまいっぱいという感じで、僕としてはあんまりいい記憶がありません。まあお子さまにも幸せなミュージカルとの出会いをして欲しいと思ってしまいます。
この前の「オペラ座の怪人」を見に行った時の事です。僕の席の後ろには母親と子供という組み合わせが二組座っていました。多分親戚同士かご近所さん同士なのでしょうか、双方顔見知りのようで、お子さまの方は1人が小学校4年生位の女の子、もう1人が小学校低学年位の男の子でした。また座り方が母・子・子・母というようにお子さまが並んで座っていたのでちょっと「イヤだな」と思ったのですが、僕にとっても久しぶりの「ファントム」という事で楽しみに開演を迎えたのでした。
ところが。。。この親子二組、上演中にしゃべり続けているんですよ。まず女の子に母親がいちいち舞台を解説しているらしいんですね。(嫁さんが聞いていたらしい) また男の子の方は完全退屈モードに突入。子供同士でなんか全然関係ない事をしゃべっています。一応子供心にもやばいと思ったのかひそひそ声でしゃべっているのですが、あのひそひそ声って前の席の人には全部聞こえてしまうんですよね。それも結構気になるボリュームで聞こえるんですよね。一度後ろを向いて睨んだ(僕も性格悪いですね)のですが、全然気付いていないようで(暗いですもんね)全然とまりません。一幕はずっとこんな調子で過ぎていってしまいました。ぐすん。久しぶりの「ファントム」、それも楽しみにしていた今井ファントムなのに。。。。
さすがに僕、我慢できなくなって休憩時間中にはっきりと言ったんですよ。「申し訳ないですけど会話が全部聞こえてしまいます。お願いだから静かにしていて下さい」ってね。そしたら二幕では並びが子・母・子・母という風に変わってとりあえず静かにしていてくれました。。
多分、嫌なおじさんだと思ったでしょうね。でも「言われるほうも不愉快でしょうが言う方はもっと不愉快」なんですよね。できる事ならそんな事言いたくないですしお互い楽しく観劇したいですよね。
でもこれって責任はお子さまにあるのでは無く、連れて来た大人にあると思います。僕の嫁さんに言わせると「あのファントムの崇高で悲痛な愛がガキにわかるもんか〜」なのだそうですけど(笑)その通りだと思います。「オペラ座の怪人」に小学校低学年の男の子を連れてきても98%位の子は訳わからなくて飽きちゃうでしょうね。まあ「美女と野獣」だったらまだ興味を持って見るかもしれませんが。決して安く無いチケット代を払って見に来るのですから無駄な事はして欲しくないものです。
てな訳で世の中の親御さんたちへ
「押しつけの情操教育」は子供にとって大きな迷惑
「あなたが思うほどあなたの子供は感性無い」
なんて言うとまた怒られてしまうでしょうか。小さい時に無理矢理見せられた訳のわからないミュージカルのせいで「ミュージカルは自分には合わない」と思いこんで「ミュージカル」というだけで敬遠してしまう大人達が出来てきちゃうんじゃあないでしょうか。そういえば僕も昔「二人のロッテ」を小学校の時見せられておもしろくも何ともなかったのを覚えています。まあ僕の場合は学生時代に再度ミュージカルとの幸福な出会いをしたのでそんな事にはなりませんでしたが。お子さまであろうが大人であろうが劇場に入って観劇する以上は観劇マナーというものはきちんと守ってもらわないと困ります。「観劇マナー」なんていうと難しく考えがちですが何の事はない、「他人に迷惑をかけない」という社会生活での基本を守って頂ければ良いだけです。「子供だから多少はしょうがない」という考えだけは絶対に止めて頂きたいし内容の理解できないような子供を連れて来る事は親のエゴ以外の何物でも無いと思ってしまいます。あ。。あと全然関係無い話ですけど「酒の上の失敗だから大目に見てやってくれ」というのも僕には理解不可能なんですけどね(笑)。
(98/08/16)