CATS福岡(12月29日マチネ)


年賀状

 あけましておめでとうございます。昨年の5月12日に「MUSICAL BOX」を開設して以来、予想以上にたくさんの方にご訪問頂き、本当にありがとうございます。本年もいろいろと楽しみな舞台が目白押しですし、「レ・ミゼラブル」の団体観劇も予定されていますのでよろしくお願いいたします。さて正月早々汚いものをお見せしていますが、実はこれ、本物の年賀状なんですねえ。もちろん親しい方にしか出さない(上司・親類には真面目バージョンを用意しています。)のですが、なんとなく張り付けてみました。

 さて、1999年最初の徒然草は「福岡CATS」です。CATSは東京品川での公演が最後だったので、とても楽しみにしていました。正月に嫁さんの実家(広島)に帰るついでにちょっと足を伸ばして見に行こうと衝動的にチケットを取った公演です。

 で、感想。「おいおいおいおいおいおいおいおいおいおい...」CATSは初演以来もう何度も見ていますが、はっきり言ってその中でも最低に近い舞台でした。この日の主なキャストは

 グリザベラ・・金 志賢、グリルボーン・・坂本 泰子、ジェニエニドッツ・・・服部 良子、ランペルティーザ・・相川忍、シラバブ・・森岡 純子、オールドデュトロノミ・・石井 健三、アスパラガス・・村 俊英、タガー・・飯野 おさみ、スキンブル・・キム・スンラ

 といった感じだったのですが、なんか皆さん音を外しっぱなし。村さんと相川さんは安心して見てられましたけど、後の方は「一体何が起こったの??」とまで思ってしまいました。特にこの日は席が2階席のサイドだったもので、結構冷静に見てしまうんですよね。これが前の方の席だったら結構良く見えてしまうのかもしれません。特に「CATS」なんていうのは歌と踊りで観客を引っ張って行く舞台なのですから歌がなってないともうおもしろくも何ともなくなってしまいますね。

 細かい演出とかもだいぶ変わっていたのですが、途中からチェックする気もなくなってしまいました。「CATS」を見て寝くなったのは始めてだなあ。結構貴重な体験かもしれないなんて馬鹿な事を思いながら舞台は終わってしまったのでした。まあこの日は年末特別行事らしく、終演後、各出口に猫たちが待っててくれて、観客を送り出してくれたんで、それだけが救いでしたけどね。(でもどうせなら女優さんが良かったなあ(笑))

 あと多分この日に限っての事なんでしょうが、お客さんのマナー、悪すぎ。この日は「高校演劇部」の団体さんが入っていたようで、ちょっと心配だったのですが、こちらの方々は(多分)マナー良く見ていたみたいです。ただ冬休みという事もあって親子連れが多かったのですが、いいかげんにして欲しいですね。頼むから静かに見ててくれっていう感じ。僕の座った席の左と後ろが親子連れで、これが開演中しゃべりっぱなし。右側には若い女性が二人。これがまたうるさい(苦笑)。一つのシーンが終わる度に、ここは東京ではこうだったとか、ここはなんとかさん(役者さんの名前です。)が良かったとか結構大きな声でこれまたうるさい。僕なんか福岡は始めて行ってこれから当分行かないでしょうから何か悪い印象しか持たなくなっちゃいますよお。

 とまあ結構散々な98年最後の観劇でしたが、僕は結構楽天的な性格(?)なので、名古屋CATSの楽しみが増えたと思っています。名古屋CATS、良い舞台だといいなあ。

(99/1/4)