やっと引っ越しのダンボールも全部開きました。最後まで残っていたのはCDの入った6箱のダンボールだったのですが、やっとCD収納の棚を組み立てて開ける事ができました。で、棚にCDを並べていたのですが、「ミュージカルの棚」の所にちょうどCD2〜3枚分のスペースが開いてしまいます。う〜ん、、これは「埋めろ」という神の言葉だなと勝手な解釈をして「レ・ミゼラブル青盤」を買って来てしまいました。これで「レ・ミゼラブル」だけで4セットになってしまいました。ミュージカルファン以外のかたには絶対理解不可能なんでしょうね。
今日は岡ちゃん率いる「赤坂カゲキ団」の優先予約日でしたね。これも引っ越しの関係で郵便物が届くのが遅いんで、この手のものはちょっと心配です。なんて偉そうな事を言ってますが、実は完全に優先予約の日を忘れていまして、電話したのは午後4時頃(苦笑)。「優先予約」は2公演しか開いていないという事だったのですが、まあ8月の事ですから、「夏休み」とか何とか理由をつけて会社も何とかなるだろうという読みで開いている日(平日)を予約しておきました。一般発売は6月26日のようですので、是非ともご覧下さい。(決して岡ちゃんの回し者ではありません。)
そういえば最近「どうしても取れないチケット」っていうのは少なくなってきたような気がします。特に東宝や四季などの規模の大きな公演については初日や千秋楽等の特別な日(別名おたく日とも言うらしい)以外は割と簡単にチケットが確保できるみたいですね。あれだけ取りにくいと思っていた「タナボタ」のチケットも前回は多少余っていたようですしね。この数年間、日本のミュージカルファンの層って確実に増えて来たと思うのですが、やはり首都圏での「オペラ座の怪人」、「アスペクツ・オブ・ラブ」、「ライオン・キング」、「ウェスト・サイド・ストーリー」という大型公演4本プラスアルファという状況は今の景気の悪さも相まってちょっと辛いものがあるのでしょうか。そういえば「バブル」の頃っていうのはやっぱりチケット取りにくかったような気がします。ただバブルの頃っていうのは舞台に興味の無いような人まで来てたような気がしますね。そういう意味では現在ではまともな状態に戻ったという事でしょうか。
なんか書き始めたらどんどん変な方向に進みそうなので、ちょっと本題に戻って、今週は「チケットの取り方あれこれ」。チケットが取りやすくなったとは言ってもいわゆる「良い席」とか「おたく日」とかはなかなか取れないですね。皆さんも結構苦労されているのではないでしょうか。という事で、今週はミュージカル初心者の方に送るチケットの取り方あれこれを考えてみましょう(笑)。
ひとことで「ミュージカルのチケット」といってもチケットの取り方は一種類ではありません。大きな所では劇団四季とか東宝が挙げられますし、その他に中小の劇団は山ほどあります。代表的な所のチケットの取り方を考えてみましょう。
1.東宝ミュージカル
発売日に東宝テレザーブに電話をするというのが一番オーソドックスですね。ただ東宝の場合は1通話で複数の公演が予約できるのと(噂によると)そんなに回線数が多くないので、1通話あたりの時間が長くなるという傾向があるようです。という事で、遅い時間につながっても日によってはめちゃくちゃ良い席が取れてしまったりする事もあります。まああまりイライラせずに気持ちは軽く、でも指先は必死になってリダイアルする事が一番ですね。また公演によってはJRで売り出す事も多いので、そちらも要チェックかもしれません。東宝テレザーブで売り出すチケットとJRびゅうプラザで売り出すチケットは最初から分配されているようなので、(聞いた話によると)びゅうプラザに驚くような良い席が残っている場合もあるそうです。僕は利用した事ないですけど(笑)。
一般発売日前にチケットを確保する手段というものいくつかありますね。一番メジャーなのは阪急グループの「ペルソナカード」でしょうか。確か一般発売の一週間位前に優先予約ができるはずです。(僕、持っていないんで、聞いた話なんですけどね(苦笑)。)ただこの優先予約もなかなか電話がかかりづらいそうです。それと発売枚数に制限があるので、絶対に取れるという訳ではなさそうです。でも電話がつながれば結構良い席がとれるようですので、東宝ミュージカルファンの方は持っていてもいいかもしれません。ところでこれ、宝塚の優先予約はあるのかな?
結構おすすめなのが「JCB貸切公演」。JCB会員のみが対象ですが、電話は僕の場合結構すぐつながりますし、何よりチケット発売日が一般発売の前に設定されている事が多いので、万が一ここで取れなくても一般発売で「敗者復活戦」ができますしね(笑)。チケット代の引き落としも公演月ですので、何となく得したような気になります(って全然得してませんが・・)。ただJCBの貸切公演のちょっと困る(?)所は、「レ・ミゼラブル」のような公演の場合、当然ながら日時指定ですので、キャストを選ぶ事はできませんね。それと席は「送ってきてからのお楽しみ」になるので、チケットを開封する時は「ドキドキ状態」になります(笑)。ただ、受付順に座席を割り振るようなので、電話のつながった時間である程度予測はできますけど。このJCB貸切公演、良い事が多いんですが、チケット発売日が平日っていうのはまっとうなサラリーマンとしては困るんですけどね。
もうひとつ、一般発売日の前にチケットを確保する方法としては「団体観劇」というのがあります。20人以上だか15人以上だか(公演によって違うみたいです。)集めるのが絶対条件ですが、これは相当前から予約できるようです。ただし絶対にセンターブロックは割り当てないそうですので、何が何でも良い席で見たいという方にはあわないかもしれません。人数の最終確定は公演日の3週間前で良いそうなので、これでチケットを確保するのもひとつの手段ですね。ここのサイトに良く来て下さる方で6月26日に団体観劇を予定しているのですが。座席はK列下手サイドをほぼ一列独占した形になっています。2.四季
四季の場合は特に人気のある公演の場合は「四季の会」に加入していないとチケットの入手は相当困難になりますね。四季の場合は四季の会会員向けの優先発売に枚数制限をしていないようですので、優先予約だけで売り切れになる舞台も多いようです。四季は四季チケットセンターでの電話販売ばかりではなく、チケットぴあでの店頭でも同時発売していますので、ぴあに並ぶのも効果的かもしれません。ただぴあに並ぶ場合は他のコンサートとかの発売とバッティングするとぴあの窓口が大混雑になってしまうので、要注意ですね。また千秋楽のチケット等は店頭発売はされない事が多いので要注意です。また四季の公演についてもカード会社の貸切公演とかがあります。僕は四季の会の会員なので、四季の貸切公演は利用した事がありませんが、多分通常の公演よりは取りやすいのではないでしょうか。
あともう一つ、四季には「シアターアドバイザー」という制度があって、この方たちは一般発売前にチケットの販売ができるようです。ただ、いわゆる「良い席」っていうのは四季の会の優先発売以降に振り分けられるようですので、座席の指定とかはできないらしいです。ただこの「シアター・アドバイザー」、探し出すのが大変みたいですね(笑)。僕も今まで出会った事がありません。そういえば四季の「団体観劇」っていうのは聞いた事がありませんね。個人ではダメなのかな。6月7日補足
四季の場合も「びゅうプラザ」でチケットが買えますという指摘を頂きました。四季劇場での公演はJR東日本の「びゅうプラザ」で購入する事ができます。このびゅうプラザのチケットは確実にある程度の枚数(1割位という話ですが。)が確保されていますし、まだチケット確保方法としてはあまり一般的ではないので狙い目かもしれません。チケットぴあや四季チケットセンターで取れないチケットがびゅうプラザで取れたという事例もあったようです。3.その他の舞台
その他の公演のチケットについてはあまり詳しくないのですが、まず「宝塚」。これは全くわかりませんねえ。何せ自力でチケット取った事がないもんで(笑)。やっぱり優先予約とかがあるようですが、詳しい事はわかりません。その他の公演についてはやはり「ぴあ」とか「シアターガイド」といった雑誌で公演・発売状況を知るのが一番でしょうね。ただここでもカード会社の優先または貸切公演っていうのは侮れません(笑)。僕、この数ヶ月だけでも「レ・ミゼラブル」、「アート」、「ラ・マンチャの男」と立て続けに3本JCBでチケットを確保しています。あと劇団によっては見に行ってアンケートを書いたりすると優先予約の権利が発生したりする事もあるので、やっぱりマメに舞台に通う事が一番でしょうか。箱の鍵はその箱の中にあるんですね(笑)。(99/5/30)