「催眠」という映画を見て来ました。嫁さんが稲垣吾郎君のファンという事でつきあい半分見にいったんですけど、なかなかおもしろかったです。ただ前にも書いた事がありますけど、映画館のマナーっていうのは本当に無法地帯ですね。特に「催眠」、中・高校生位が圧倒的に多かったもので、映画やってる最中になんか食べてるは、私語は飛び交ってるという有様でした。まあ予想していた事なんで腹もたちませんでしたけど(笑)。しかし先週は「レ・ミゼラブル」、今週が「催眠」、来週が「アスペクツ・オブ・ラブ」なんて遊んでいると確実に我が家の家計は破産しますねえ(笑)。
さて、今回はちょっとしたマナーとエチケットについて思う事を書いてみようと思います。あまりミュージカルとは関係無い話になってしまいますし、あまり愉快な話では無いので、その手の話が嫌いな方はお読みにならない方が良いと思います。
「アート」でも再三話題になっていましたが、まだまだ劇場で芝居の上演中に携帯が鳴るというシーンを見る事が多いですね。特に最近は「着メロ」なんてものまで普及してしまいましたんで、シリアスなシーンでとんでもないメロディが鳴り出すと本当に頭にきます。ただ最近思うんですけど、中には確信犯がいるんじゃあないでしょうか。わかっていて電源を切らない奴。芝居を見ている最中に他人に迷惑をかけないという事よりも自分にかかってくる携帯電話の方が大切だと思いこんでいる輩がいるのではないでしょうか。特に最近の高校生あたりを見ているとそう思ってしまいます。
僕は「暗黙の了解」という事がとても好きです。円滑な社会生活を営んでいく上ではこの「暗黙の了解」って結構大切ですよね。例えば会社によってはその会社の中だけで通用するような一種の「会社の掟(笑)」も存在しているようですが、そういうものって決して明文化されている訳ではないはずです。それはネットの世界でも同じ事だと思うんですね。例えば、ここの掲示板、「about MUSICAL BOX」というコーナーを見ていただければわかりますが、あまり制限は設けていません。例えば「個人の誹謗・中傷はやめましょう。」とか「チケットの売買は取得金額以内で。」とか書こうと思えば書けるのですけど、そういうのってどちらかというと「当たり前の事」だと思うんですね。その「当たり前の事」を1から10まで規定として定めてしまうとなんか「趣」ってものが無いと思うんですよね。ここの掲示板は書き込んで頂く皆様のおかげで、本当に楽しく秩序のある掲示板になっていると感謝しています。
そういえばこの前の団体観劇オフ、とても楽しい時間が過ごせたと思うんですけど、残念な点もいくつかありました。まずはお茶会でも飲み会でも話をする人が限られてしまった事です。これは幹事が悪いですね。ごめんなさい。途中で「席替えタイム」でも挟めばよかったと反省しています。次回やる時はちょっと考えておきますので、今回はご容赦下さい。
一番残念なのは来なかった方がおられた事です。僕は別に来なかった事が残念なのではありません。団体観劇なんて半年以上も前に日程を決めてしまい、チケットを用意する訳ですから、急用ができたり、環境が変わったりして参加できなくなるのはしょうがない事だと思っています。現に参加表明されていた方のうち2名の方から「参加できなくなってしまいました。」との連絡を頂きました。このお二方については参加人数を確定してお金を振り込む前にご連絡を頂いたので、何の問題も起こりませんでした。
当日になって2名の方が結局参加されませんでした。上にも書きましたが、当然個人の事情というものがありますから、急に参加できなくなる事はしょうがないと思います。ただその際、連絡を入れるというのは当たり前の事では無いでしょうか。普通の生活だったら絶対連絡しますよね。ネットの世界でも同じ事だと思います。顔も名前も知らない相手で、事前に連絡を取る手段はメールだけだという特殊な世界ではありますが、通常の社会生活のルールというのは当然ネットの世界でも同じですね。特に最後の連絡には僕の携帯電話の番号まで載せていたので、当日の連絡もできるはずです。
チケット代は払っていたんだからいいじゃないかと思っておられるのかもしれませんが(実は一名はチケット代ももらってないのですが(苦笑))、僕、開演してから15分間は帝劇の前で携帯電話を片手に待っていたんですよね。帝劇の係員の方からは変な目で見られてしまいましたが(笑)。
何度も書いてますけど、僕は「来なかった事」に不快感を感じているのでは無く、連絡が全くなかった事に対して不快感を感じているのです。ネットでも実社会でも劇場でも「他人に迷惑をかけない」とか「他の人に対して(ある程度の)気を使う」といのは当然の事ですよね。最近「アート」の携帯電話とか団体観劇とかちょっと考えさせられる事が続いたので、あんまり愉快な話ではないのですが、この場に書いて見ました。やっぱりあくまでも「趣味の世界」なんで、楽しくやりたいですね。
(99/7/4)