レ・ミゼラブル(7月17日マチネ)

 毎日暑い日が続きますね。こう暑いと会社にたどり着くだけでばててしまって仕事どころじゃなくなります(笑)。といいながらも平日ソワレなんかを見に行く予定のある日には退社時刻までにはすっかり元気を取り戻して、元気に劇場に向かってしまう不良社員の皆様、お元気でしょうか(笑)。なんてわけのわからない前置きはさておき、相変わらずの「レ・ミゼラブル」です。といっても平日では無く土曜日のマチネですけどね。実は今回は他の話題を書こうと思っていたのですが、ちょっとわけがありまして「レミゼ」を書くことにしました(理由は後で出てきます。)。例のごとくの簡易キャストです。滝田、川崎、早見、岩崎、島田、石川、斎藤、森、岡。実はこの日はあまり期待してなかったんですよね。ほのか様が出るわけでもなし、村井ジャベールが見られるわけでもなし。まあ、席が前のほう(F列)なんで、軽く楽しんでこようかなという気分で見に行ったのですが・・・・。

 なぜかこの日の舞台、僕の心にジャストミートしてしまいました。原因はまるでわからないんですけど、もうずっと半泣きモード。最初のほうはそうでもなかったのですが、裁判所のシーンあたりからもういけません。その後「STARS」で心揺さぶられ(前に川崎ジャベールを見た時は「???」だったのですが、この日の川崎さん、人が変わったように素敵でした。)、学生が現れるシーンでダメ押し。前にどなたかも言っておられましたが、この先の運命が見えてしまうだけにもうダメです。普段はあまり涙の出ない「ガブローシュの死」と「アンジョの死」のシーンでも、もう涙腺ゆるみっぱなし。レ・ミゼ、もう50回位見てますけど、これだけ泣けたのはめずらしいです。

 どう考えても理由がわからないんですよね。わからないなりにちょっと推理してみると、

1.「徒然草」の話題にするつもりが無かったので、リラックスした気分で見られた。
2.ほのか様が出ていないので、冷静に見ていられた。
3.滝田バルジャンの演歌と紙一重の歌い方がはまった。
4.川崎ジャベールが前回と大違いでやられた。
5.早見コゼットが思った以上に上達していたのでびっくりした。
6.会社でいやな事があった。
まあ6番はウソですけど、ラストシーンでは「バルジャンもこれで全て救われて本当に安らかに暮らせるんだなあ。」と今までに何度も思っていた事を再度強く感じてしまったのでした。あとこの日はアンジョルラスとマリウスとグランテールの関係が凄く鮮明に見えていて、もう学生達のバリケードシーンはそれだけでひとつのミュージカルができそうな位でした。その上、滝田バルジャンと川崎ジャベールの出来も素晴らしく、何か舞台の全てが僕の心の琴線に触れるような雰囲気だったのです。

 で、終わった後に出口のほうに向かっていると、気のせいかもしれませんけど、ハンカチを目にあてている方が凄く目立ちました。この人達と感動を共にしたんだなあと思っただけでとても幸せな気分になってしまい、劇場から家までは夢うつつ気味で帰ったのでした。何度見ても新たな感動を感じさせてくれる「レ・ミゼラブル」、さすがです。一つだけ不満(?)な事といえば今年5回目なんですけど、一度もアキラお兄さんに会えない事。単なる偶然?それとも出演回数少ないのかな。僕こういう事に結構疎いもんで(笑)。

 そういえば、今回の「レ・ミゼ」は山口さんでもなく、戸井さんでもないので、多分誰にも会わないだろうと思って髭もそらず、相当いい加減な格好で行きました(笑)。でも次の観劇予定の「ファントム千秋楽」と「レミゼJCB貸切」は結構お会いしそうですね。いい加減な格好はできないな(笑)。あと全然関係の無い話ですけど、勢いで入ってしまった「ほのか夢クラブ」、会員証もちゃんと来てなんとなく鼻の下を伸ばしているのですが、「お茶会」ってどんな方(性別・年齢層)が来るもんなんでしょう。なんとなくおじさんとしてはちょっと恥ずかしくて行けないなあと思っているのですが・・(笑)。

(99/7/18)