'98 BAHAMA ツアー

1998/9/3 大阪サンケイホール

スペシャルゲストレポート

過去へのライヴレポと言いながらエラク新しいですが、リクエストが
ありましたので今回は最新のレポートをお送りしましょう!!しかも
いつもより細かく書きます!!ついこの前なので結構鮮明に記憶があります!!

サンケイホールは割と小さく天井が低いのでなんとなくライヴハウスの
大きいのと言った感じです。ただ今までここでは後ろの方からしか見た
事がないし、音がムチャクチャ悪いのでそんなに好きなホールではない
のですが、今回はスゴク楽しみ。何故って??そりゃ2列目のド真ん中
が席なんで楽しみじゃないハズがない!!ってまぁ、大先生のライヴは
一番後ろでも楽しみやし、レディトゥフライではいつでも立ってるし!!

会場に入る時はいつもの事で、少し早めに来て開場の列を見ながらユックリ
入るのが僕のクセでどんなお客が来てるかなぁ.......なんて眺めながら列が
なくなりそーになったらゆっくり入ります。今回も例の通り。
で、やっぱり年齢層は僕と同じ位が平均かな??まぁ、初めて大先生を見た
時は僕が高校生の時で周りのお客もみんな高校生ぐらいの人ばっかりでした。
そのまま大人になってるんですねぇ.......でもそろそろ若い(自分も若いけど)
奴らにガツンと言わせて欲しいです。最近の音楽に安易に迎合するのじゃなく
大先生本来の音楽で奴等(失礼)の耳を張り付けて欲しいです。
ちなみにこの日は大阪ではパフィーのライヴがありました。そいつらはみんな
そっちに行ってるのかな??聞いてるか??ルーソーの女子高生!?

で、会場の中に入るとイキナリありました。SG-T2とMTが..........
この日僕は終了後のオフミのためにSG-T1 を持ってきてたので思わずケースから
出して比べそーになりました(笑)。
今回売り場は恒例のティーシャツとCDとパンフレット(小さい!!ミニ写真集や!!)
しかもパンフレットにはピック2枚付き!!もちろんパンフはゲットしました。
名古屋ではパンフにはピック1枚しかもらえなかったそーですが............

会場の中に入るとステージにはMTとT2がスタンドに立ててありました。ローディー
の久保氏のサウンドチェックが終わり1ベルが鳴り、もーすぐ開演!!

オープニングSE

なんか混沌とした感じですが、突然「暑いなぁ〜どこかへ行きたいなぁ〜」の声。
これで一気に盛り上がり、大先生の「どこでもいいよ......暑くなきゃ..........」で拍手
喝采!!やっぱりこれでないとアカンなぁ!!
と、言ってる間にメンバー登場。大先生も真っ白なスーツでギターをスタンドから
取り肩に掛けます。大拍手!!

Beach

僕はオープニングは「家路」かな??と思いましたが、これでしたか..........
アップテンポでカッコエエです。ほとんどレコード(CDと言う言い方に今だに
馴染まないんでこれで統一します)のまんまです。ファズのかかった音が素晴らしい
し、こんなに前に座ってるのに音は両端のPAからの音の方が大きい!!ブギーは
そんなに音がデカクないみたいです。

Pipe Creek

好きなんですよ〜この曲。なんとも言えん展開です。アドリヴもほとんどせずに
レコードに忠実に弾いてるのは大先生ならでは。なんとなくバハマでの風景が見えて
来るのは僕だけでしょうか??

MIDO

おもむろに椅子に座る大先生。もしかしたら突然バードランドかなんか出て来て
弾くかな??なんて期待してたんですが、SGでそのままやります。ゲタオ氏は
短い(?)と言うか細いエレキウッドベースみたいなのを弾いてます。
ん〜良い音出してますねぇ!!オクターブ奏法はほとんどピックで一気に弾いて
ます。後半のアドリヴはカッコエエ!!ちょっとトーンを絞ったマイルドな音で
弾き倒す(?)大先生が素晴らしい!!

Sexy Dance

椅子に座ったままチェットアトキンスのエレガットに持ち替えます。なにやら
ラテン風なソロで始まったので思わず「ベサメムーチョ」かな??なんて思い
ましたが、イントロで「オォ〜」メロディに入ってから「オォ〜〜!!!!!!」
とオールドファンなら歓喜の声を上げてしまいます。勿論メロディに入った瞬間に
拍手が起こったのは言うまでもありませんが、みんなもーこの曲は知らないのか
聞き入ってるのか拍手はまばらでした。でも98年の解釈で大先生が弾いてるの
が素晴らしいです。アレンジはアコースティックセットと言う感じです。
確か初めのソロの時に「鉄腕アトム」をやったと思います。ここでやったかどーか
はハッキリ覚えてませんが、エレガットでやったのは間違いないんで.........
もちろん手拍子ですねぇ!!で、その後に「ドラゴンクエスト」のテーマをやった
とのことですが、ゲームは全くしないんで全然わかりませんでした...........

Guitar Wonder

最近この曲は気に入ってるんですよぉ〜!!去年のライヴですごくカッコエエ曲
やなぁ〜!!って思い今は本当に好きな曲です。イントロのリフだけでイってしまい
そーになるぐらいカッコエエです!!去年ほど長くなかったですがコンパクトにやる
のもスゴク良いですねぇ!!

で、今回のステージセットは大先生のバハマの自宅のベランダ風(?)でした。
パーカッション、ギター、ベースとベランダの中でキーボード、ドラムスはその
外(?)と言う感じです。ちゃんとベランダの柵まであるし。最近の大先生のセット
の中ではシンプルな方やと思います。まぁ、大先生の前のモニターが床にでも埋められ
たら言う事ないんですが.............デカイです、このモニター...........大先生の華麗な足元が
あんまり見えませんでした。

Butterfly Bones

実はこの曲をやったのはあんまり覚えてません..........イヤ、やったみたい........
ん〜ちょっと思い出してきました.........でもやっぱりハッキリ思い出せない...........

覚えてるわけないです!!大阪ではやってないらしい。名古屋ではやったらしいです。
てっきりMLを参考にリストを作ったのがバレました........

Five Shooting Stars

ここで原田郁子嬢が登場します。なんかレベッカのノッコに似てるかな??とにかく
レコードから想像したよりも小さくて可愛らしいって感じでした。なんか毛糸のボンボリ
がついたかぶりものをしてて白のワンピース(妊婦みたいな)を着てました。
で、曲の方はやはりリラックスムードたっぷりに演奏されます。郁子嬢もキーボード&
ボーカルで良い味出してます。ほぼレコードどーりですが、生バンド&生ボーカルの
お陰で大先生のギターも生き生きしてるのは気のせい??

ふうりん

ここでMCをやったか次の曲でやったか忘れましたが、郁子嬢の紹介があります。
クラブじゃなくてクラブに言った時郁子嬢の歌声を聞いて感激したとのこと。普段は
大先生は日本語の歌を聞いてもそんなに歌詞が入ってくる事なんかあんまりないのに
彼女の歌は心にしみたとの事。「酔ってたからかな??」なんて.........ここで笑いを
取るハズだったのですが、みんな顔だけニヤケてました。
曲の方はやはりレコード通りですが、結構暑くリラックス(?)した音を出してました。
やはり郁子嬢って実力あります。曲はボーカルメインとなってますが、ギターがやっぱり
曲の中心になってしまいますが.............ん〜心地良いです(何が??ってわからん説明で
申し訳ない)。SGの音が甘く切ないんです(涙)............

森渡り(クラムボン)

ここでいよいよ郁子嬢のソロコーナーです。大先生と郁子嬢のふたりきりで演奏します。
大先生は「ふうりん」から椅子に座ったままです。ヴォリューム奏法使いまくりでした。
真ん中の大先生のソロは完全にフリーになり一瞬「珊瑚礁〜」に行くのかな??なんて
思いましたが、やっぱり人の曲なのでちゃんと戻ってきました(笑)。
でも郁子嬢のキーボード(エレピの音でした)は以外な感じで面白いです。決してうまいと
言う感じじゃないのですが、凄く個性的と言うのでしょうか??自分の歌のバッキングに
しては派手なフレーズを弾くのですが、ちゃんと歌を生かしてるのが感心しました。
大先生のギターもうまくサポートしてます。
実はこの曲の始まる前に見所(?)がありました。大先生がチューニングをしてたんですが、
郁子嬢は大先生がチューニングが終わるのを待ってから始めよーと思ってたんですが、大先生
は目で「先やってて!!」と郁子嬢に合図してたんですが、郁子嬢にはなかなか通じません。
3回ぐらい合図してやっと郁子嬢はイントロを弾き始めました。メデタシメデタシ。

Sunshine In Blue

この曲好きです。なんか夏のケダルさみたいなのが出てるし、こういう曲を弾くと日本では
他にこんな雰囲気出せるギタリストはいないでしょ??クリーントーンが甘く鳴くというか、
切ない音(?)です。ほんまに。郁子嬢のボーカルも良い味出してます。

Pimienta(Hot Pepper)〜Plumed Birds

イントロのキーボードから鳥肌&心はサンバ(?)です。まぁ、まだみんな立ち上がり
ませんが.........ホットペッパーツアーを思い出します。今日聞けて感激です。キメが
終わった後のソロの導入フレーズはいつ聞いても鳥肌状態ですねぇ!!ソロもかなり
過激にキメてくれます!!で、エンディングでなんかみんなユニゾンしはじめたと思った
らなんと!!プラムドバーズのキメじゃないか!!いつかのライヴでも確か同じ事をやって
たのですが、やっぱりいつ聞いてもこのフレーズはそのまま口ユニゾン出来ます。
当然エンディングではノケぞってくれました!!

渚モデラート

みなさんはオリジナルのアレンジに近いと言ってるみたいですが、僕はジャングルジェーン
ツアーのアレンジに聴こえます。って言うかそのままでした。キーボードのソロはもちろん
ソロのエンディングのフレーズまで一緒です。いつもこの曲のソロには期待してます。
その時の大先生がどんな気分かなんとなく感じられるよーで...........
いつ聞いても良い曲です。でも僕の中ではそんなに上位にランクされてませんが..........
エンディングはモニターに近付いてフィードバックをキメよーとしてました。

Godzilla Dream

大先生のカッティングから始まりました。最近やってないので涙しました。ケンタ氏も
スティック廻しまくりでキーボードと大先生のバトル(?)も堪能出来ました。
でもこの曲良いメロディですねぇ。派手な曲なのに何故か心に染み入るこの感じはファン
ならずとも聞いて欲しいです。

Blue Lagoon

やっぱりアンコール前はこの曲でしょうか!?ケンタ氏がいるからか、これもジャングルツアー
アレンジです。イントロからそのまま。でも中身はオリジナルのフレーズも弾いてくれてたり
してマニア心をくすぐります。もちろんお約束の全員総立ちです。ちょっと今回みんなが立つ
タイミングが遅かったので結構みんなノリノリ(死語??)で踊ってました。
でもイントロのゲンタ氏のパーカッションはカッコ良かったなぁ.........

で、アンコールの拍手です。最近アンコールの拍手でみんな座ったりしますが、今回はスロー
スタートだったのでみんな立ちっぱなしでイキオイのある手拍子を大先生&メンバーに送って
ました。みんなわかってるんやなぁ〜!!

で、比較的早めにメンバー登場しました。

Super Band

イントロのカッティングが最高にカッコ良い!!素晴らしい.........
ゲタオ氏はやっぱりノリノリ(死語やっちゅうの!!)でキメのところなんか最高です!!
この曲は生が似合います。キーボードとのユニゾンフレーズもキマリまくりでやっぱりこれは
ダンスナンバーでしょうか??サビ(?)のフレーズはやっぱり良いですねぇ。大先生は音を
伸ばす所ではブギーではなくモニターに近付いてました。

家路

この曲の前に大先生のMCがありました。何故かメガネをかけたりハズしたりしながら.........
でも結局メガネはかけませんでした。じゃあ何故メガネを??
やっぱりコっ恥ずかしいのですかねぇ??しきりに目を伏せてました(笑)。

で、曲の方はレコードの通り美しいハーフトーンでの演奏でした、ってもしかしたらフロントで
弾いてたかもしれませんが............終わりの方はやっぱり大先生の娘さんの産声が流れてました。
ちょっと照れくさそーな大先生。テーマに戻ってエンディングでした。

Ready To Fly

やっぱりこの曲ですねぇ.......この曲を聞くといつも「アァ〜これで夏も終わりかぁ.......大先生も
来年まで見れなくなるねんなぁ.........」ってちょっとセンチな気分(死語)になってしまいます。
今回もイキナリイントロが始まります。この始まり方好きです。かなり前からやってますが、初め
のコードでわかるのですが、キーボードの「ターターターター(段々上がって行く)」が入ると
いつも鳥肌が立って来ます。ギターが入るとパブロフの犬の様に目が潤みますし.......
今回は割と普通にやってます。最後のソロはクリーンから入るパターンです。セイシェルもちゃんと
弾いてますし........で、歪ませてからのソロもカッコ良かったし、結構長かったしで満足しました。

今回のライヴでは大先生はあんまりと言うかほとんど動きませんでした。シールドをマイクスタンドに
引っ掛けてるいつものスタイルなんで動く範囲はかなり限定されてるし..........去年はワイアレスだった
のでかなり動いてくれてたのでちょっと残念かな??でも大先生からの距離が3メートルぐらいの僕が
文句言ってはいけませんねぇ..........

で、大先生とメンバーが前に出て来てあいさつして去って行きます。勿論大先生が最後まで手を
振ってくれました。去年に比べて時間自体が短かったのでアンコールの拍手が鳴りやみません。
なかなか照明がつかないのでてっきりもう1回アンコールがあると思いましたが、残念ながら
客席の照明がついて本当にライヴ終了しました。みんななかなか会場から出ないです。
この帰りたくない気持ちわかります。僕も毎年この気分を味わいます。いつも思うのですが、
ライヴが終わる時って本当に感動と感激と感謝(大先生に)とさびしさがあります。使い古された
言い方で言うと「このまま高中正義の音楽を聞いていたい.........」っていつも、毎年思います。
今年はオフミを企画して何人かのみなさんと余韻を楽しめて良かったです。開演前も何人かの
みなさんにあいさつをしていただきひとりで見に入ってたのを忘れるぐらいの思い出深いライヴ
となりました。最後に

「また来年も必ず行きますので、また良い音を出して下さい、高中正義
大先生!!」

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