3ヘッドカセットデッキ(Victor TD−V931)

 





●VICTOR TD−V931(下)
●SONY TC−K555ESX(上)

ソニーの3ヘッドは1987年に購入したものです。
ちなみに私は高校生でした。
当時価格で約10万円、今ではほとんど使っていません。
現在はビクターの3ヘッドを使用しています。
3ヘッドノンリバースのデッキで
このデッキもマイティチューニングされています。
底板には木板が使われ、重量バランスはしっかり保たれています。
LINE入力1系統、CD入力1系統、CD DIRECT入力1系統、
LINE出力1系統構成。
通常、ヘッド素材として使われるフェライトは、
メタルテープ使用時の寿命が短く、音質ロスがあるが
安価なため一般的に使われているが、
このモデルはアモルファスと呼ばれる金属を使用しています。
Myマッチングテープとして日立マクセルMetal Vertex や
SONY Metal Masterなどを使っています。
でも最近はカセットテープも商品棚から少しずつ消えていき
少し寂しいですが、アナログディスクのように
復活していただきたいものの1つです。

**ちょっとメモ**
3ヘッドとは・・・
通常のカセットデッキでは2個のヘッド数で構成されてます。
左から、消去用ヘッド、録音、再生ヘッドの2個です。
録音時は、テープがヘッド上を左から右に流れ、
消去しながら録音していきます。
また、再生でも録音時と同じヘッドで再生されます。
3ヘッドは録音、再生ヘッドが独立した形になっていて、
ヘッド形状は2ヘッド用の物を縦に2つに割れた形になってます。
左から、消去ヘッド、録音ヘッド、再生ヘッド、の構成になっています。
テープは左から流れていき2ヘッドと同じ動きをするのですが、
録音、再生のヘッドが独立しているので、
左の録音ヘッドで録音された信号を、
すぐ右の再生ヘッドで再生する事ができます。
要は、録音した音をその場でテープの音を再生することができるのです。
このことにより、録音した音とテープの再生音の比較ができ、
バイアス、レベルの細かい調整が可能になってます。
もちろん再生専用のヘッドで、2ヘッドで実現できない
解像度の高い再生が可能です。