Home Audio

ホームオーディオ編です。下の写真の機材が成立したのは、1996年頃です。
最初はミニコンポから始まり、セパレートに変更し、
さらに1つ1つの機材がグレードアップしていった結果、

このようなシステム構成になりました。



これからもシステムの変更も考えていますが、ここまでくると機材1台の追加、
変更でも金額が追いつかないので、
あせらずゆっくり吟味して、
これからもアナログソースにこだわっていきたいです。
そこで、最近気になっていたスピーカーのクォリティーアップが2000年12月に完成。
ビクターSX500スピーカーは約8年間のHi−Fiオーディオを終え
AV用に使用することになりまして、
現在の全体像となりました。しかし換えたのはスピーカーのみです。
シンプルisベスト、ストレートisナチュラル?と言うことで、
信号はストレートに、デジタル機材はCDのみで構成し、
AVとは完全分離構成となりました。

また近日中にAVの紹介をいたします。


↑各パーツ部分、又は下のクリックで詳細が開けます。

真空管パワーアンプ(真空管Cetron 300B)

真空管プリアンプ Luxman CL36

CDプレーヤー Victor XL−Z900

3HEADカセットデッキ Victor TD−V931
                 SONY TC−K555ESX

チューナー KENWOOD KT−1100D

スピーカ B&W Nautilus804

このシステムはLINKにもありますが、オーディオマイティ(神奈川県三浦郡葉山)から
アドバイスを頂いてます。




●とりあえず、こでまでのオーディオ歴で考えている”オーディオうんちく”です。
もし間違っていたらごめんなさい。

私のうんちくは”こーだー!”なんてありましたらメールを頂けたら幸いです。
今後の参考にしていきたいと思います。

(2000年7月記載)

ホームオーディオを使いこなすに当たって一番大切なことは、
自分の聞くソース(CD等)にあった機材を揃える、
そして聴くポジションによる機材のセッティング、
そして音の入り口、出口を充実させることにあります。

一昔前まで主流だったアナログも一時は消えてしまったこともありましたが、
今現在また復活しようとしています。

このように音のソースに限っては流行が表面でもてはやされる中、音の本質を付いた

昔ながらのものも、根強く残っている時代でもあります。

そこで判断できることは、流行をおっかけ見た目、便利さにこだわる人、
流行に関係なく忠実に音を聞き分けができる人、
の2通りの人がいると私的には考えています。
ここでは、オーディオとはあくまでも音を聴く道具であって、飾る道具ではないという理念で進めます。


ところで今アンプといえば増幅器にトランジスタを用いたものが主流ですが、
かつてトランジスタがない時代には
真空管を使っていたのはご存じと思います。
しかし、密かに真空管を使ったアンプが少しずつではありますが復活しようとしています。

何故に?と思う方も仕方がありません。
真空管の欠点として、寿命が短い、大きな熱が出る、大きな出力が得られない、
扱いにくい、高価、などがあるからです。

でも音を聴けばその差はどの人でも違いがわかる程の歴然の差です。

音が柔らかい、余韻がきれい、それぞれ感じ方は個人差があります。

自分がこれまでに聞いた真空管は300Bというアメリカのウェスタン社製のものです。

しかしながら最近は300Bの真空管が再生産しており、1本数万円という価格でも

売られています。

聴き比べると同じ300Bでもアメリカ製と中国製で音が微妙に違うのが
不思議な感じがします。

特にアンプは、音の良し悪しを作るきっかけとなるので、
出来ればスピーカーに合ったアンプをチョイスするのがベストと思われます。

しかし、なかなか音のバランス作りは難しいものだしお金のかかる場合もあります。

そこでスピーカーのネットワークを自分で作り替えるのも良いバランス作りのきっかけともなります。

人間の耳は左右1つずつに対しスピーカーも1ウェイのステレオでセッティングするのが

ベストといわれています。

しかし、スピーカー1つで高音、低音を同時にドライブすることは大変困難な事であるために、

たいていのスピーカーは2ウェイ以上が主流です。

その高音、低音の成分分けをしているネットワークがキーポイントとなるわけで、

そこでバランス作りをするわけです。

ですから、スピーカーの良し悪しもこのネットワークが5割を左右すると言われています。

残りの5割はスピーカーに使われているマグネット、エッジ、フレーム、コーン紙などです。

マグネットに関してはよくフェライトと呼ばれるものが使われていますが、
アルニコと呼ばれるマグネット素材を
使っているスピーカーは少なく大変高価ですが、
聴き比べるとアルニコの方が良いと思っています。

しかし、今現在本物のアルニコを採用しているスピーカーは販売されていないと聞いています。

日本に残っているアルニコスピーカーで一般に試聴させてくれるところは

長野県軽井沢にJBLを愛用するアリスというペンションにしかないと

聞いている程希少なものです。


次にソースですが、今一般的に使われるソースとしてCD、チューナー、

アナログカセット、などです。

アナログレコードの対抗機種として登場したCDは発売当時はとんでもない

音を出していました。それは初物1号機に積まれているDAコンバーター

(以下DAC)の開発、熟成が未完成だったからです。オーディオの世界は
デジタルが混入していても
最終的に耳に届く時点でアナログになっているわけですから、
CDの一番の心臓部、音を決定付けるのは
DAC(D/Aコンバータ)の良し悪しになるわけです。
現在発売されているCDはDACも内蔵されているものが

ほとんどと言っていいほど一般的ですが、プロ機としてセパレートのDACを使用し
CD側はデジタル出力させれば
音の解像度、余韻などアナログレコードにも匹敵する効果があります。
しかし、セパレートDACはデジアナ変換しているだけのユニットであり、それだけに開発されたもの

だけあって大変高価なもので数十万円するほどのものです。

人によってはDACを使うことにより音が鮮明すぎて好みでない場合もあるので

一度試聴する必要があると思います。


次に聞くポジションによるスピーカーのセッティングですが、これはなかなか難しいもの、

と言うのも、自分の思うようなセッティングにしようとしても、
日本の住宅事情などで部屋が狭いなどありますが、
以下の文章はそれを抜きとします。
まずスピーカーの高さですが、基本はツィーターの高さに耳がくるようにします。

そしてスピーカーのポジションは、スピーカー左右の距離を1辺とする正三角形の合点に

耳が来るようにセッティングします。

その時、スピーカーの周りには何も置かないようにしますが、
タンスなど家財道具がある場合、防振材等で
音の反射を防ぎます。
しかし、やり過ぎも良し悪しになることもあるので、徐々に付け加えていくようにした方がいいと思います。
ちなみに三角形の1辺を短くすると音量は小さくて十分ですが
奥狭しく聞こえてきて音の広がりには欠けます。

逆に長くすると音の広がりはよくなりますが、音量を大きくする必要があります。

これは自分の好み、聞く部屋の状態などを考慮して調整してください。 

ちなみに無響音室で聞くと音の違いがはっきり出てくるのですが、無響音室の

コストが高い、そして長時間いると気持ち悪くなります。

結局、お金をかけたからと言って、必ずとしてなじむ音が出てくるわけでない、

自分の好みの音が出ていれば十分、オーディオとは見た目に捕われがちですが、

格好を観賞する道具でなく音を観賞する道具であると思います。
まだまだ沢山あるのですが、
余りにも長くなり過ぎてしまうので、うんちくは以上、おしまい!