麦草峠2001 -九死に一生スペシャル-
2001/9/22から2001/09/24に行われたBD
CyclingMLのオフ会「麦草峠アタック2001」に参加してきました。
早い朝
なんだかんだいっても、朝６時に新宿に行くには東神奈川から５時ちょうどの電車くらいに乗らなければなりません。
私は朝３時半に起き、４時半には家を出ました。
駅には１５分くらいについて１０分くらいで輪行準備完了という算段です。
家を出ると、外は真っ暗。しかも異様に寒いです。
早朝だから？いやそれにしても今日は寒すぎる。
このまま行ったら、向こうではどのくらい寒いんだろう。
しかも、雲も厚いし
地面濡れてるし
と結構ブルーな状態のまま、東神奈川駅につきました。
駅前で軽快に折りたたみ作業、そして輪行袋に入れていると、後ろに人の気配が。
いつのまにか、後ろでロードを組み立てているサイクリストの人がいたのです。
挨拶でもしようかな〜と思いつつ、時計を見ると時間がもう３分くらいしかない。
あわてて準備を終わらせて階段を登り、改札を出て階段を下っていくとちょうど電車がくるところでした。
朝５時ちょっとすぎの上り電車。
私は自転車を車イスなどのために座席がないフリースペースのところに置き、ゆっくりと座って品川まで行く
予定でした。
なんか結構混んでるし、、、、
この人たち何しにいくんだろう（って自分もだけど）。三連休だから？
立ったまま、電車をかばいつつ品川を目指していました。
しかし、なんとなく電車に酔ってしまう私。
寝不足？そういえば、１１時半に寝たので、４時間くらいしか寝てない。
いつもは１１時半くらいに寝て、７時くらいまで寝ている私なのです。
こんな状態で麦草峠を登れるのか？
やめたほうがいいのではないか？
頭の中がぐるぐる回ります。
そのうち、品川に到着。
えっちらおっちら、輪行バッグを持って階段を上り、そして山手線へ下ります。
山手線は日本でも本数が多い電車のはずなのですが、結構待たされます。
そのうち、空は明るさを帯びてきます。既に５時４５分を過ぎていました。
品川から新宿へ。新宿で降りホームを降りて中央線の特急のホームへ登ろうとしました。
そこに使いこなしている輪行バッグを持った人が。
「おはようございます」
須藤さんでした。軽々とアマンダの入った輪行バッグを脇にかかえ、颯爽と階段を上っていきます。
私はよいしょよいしょと上がっていきます。そこにおのさんが降りてきました。
「おはようございます」
おのさんは、挨拶したあとどこかへいってしまいました。
私は更に階段をあがっていきます。
ホームには既に結構人がいました。それぞれ、自由席の号車の入り口に並んでいました。
我々は禁煙席の４号車と５号車の間くらいに並ぶ予定でしたので、そこに向かいました。
向かっている途中におのさんが追いついてきて、並んでいるところまで誘導してもらいます。
そこには吉田さんが並んでいました。更に後ろに２人ほど並んでいてその後ろに私と須藤さんで並びました。
茅野駅へ
６時半くらいになってくると、我々の後ろにもたくさん人が並びます。
全員は座れないだろう、という人数です。
現在並んでいるのは、吉田さん、おのさん、須藤さん、私の４人で、実は当日現地入りの人はもう一人たかさんがいるのですが、まだ姿をあらわしません。
「おそらく間に合わないので、八王子にいってしまったのでは？」
大方の予想がそうでした。
みんなで今日のことなどを話していると、須藤さんが「あれ、まきさんじゃない？」といいました。
確かにまきさんが来ていました。私は知らなかったのですが、この日まきさんは海外に行く予定だったそうです。
まきさんは怪しげなコードをおのさんに渡し、去っていきました。
まきさんが去る直前にたかさんが着ました。そしてスーパーあずさも到着しました。
もうすでにたくさん人が並んでしまっています。一番後ろのほうは乗れるかどうかもわかりません。
「とりあえず、１：３に分かれて、３人でボックスを占めて１人空いた分は後で人がくるってことで許してもらおう」
ということにし、車両の一番先頭を左側のボックスとその隣の１席を陣取りました。
自転車はボックスの裏側のスペースに私のと吉田さんの、ロビーにおのさんの、トイレの前？あたりに須藤さんのを置きました。
作戦はうまくいき、たかさんも座席を確保することができました。
秋の３連休の初日。スーパーあずさの中は通路も人でいっぱいでした。多くが中高齢の登山者です。
７時になり、スーパーあずさは出発です。
ここから２時間ちょっとの旅です。
私はカロリーメイト、吉田さんはカツ弁当、須藤さんはおにぎりをたくさん、たかさんは何食べてたっけ？(笑)
空はどんより曇り空。いつ雨が降ってもおかしくないような感じです。
だんだん東京を離れていくたびに雲の切れ間に青空がでてきます。
そして、トンネルを超えると青空が広がっていました。
「やったぁ」
それは本当に青空でした。きれいなきれいな青空。こんな日に走れるのは幸せです。
私はちょっと眠くなり、少しうつらうつらしたり、雑談をしたりしていました。
なんとなく手持ち無沙汰でカロリーメイトの箱をいじっていると、須藤さんが
「にちさん、ご飯食べたの？」
というので、
「いいえ」
というと、驚いたように
「まさか、それ（カロリーメイト）だけじゃないよね？そんなんじゃもたないよ。ちゃんと食べないと」
といいつつ、またおにぎりを出して食べ始めました。いったいいくつあるんだろう。
「そうそう、先は長いんだし」
そういえば、今日持っている食料はカロリーメイトばかりなのでした。
須藤さんのアドバイス通り、向こうでコンビニよったときに何か炭水化物なものを食べよう。
そして、スーパーあずさは小淵沢について、茅野はもうすぐなのでした。