日々是平穏
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4月15日 木曜日 診療所

 今日から遂に診療所での仕事……というか、修行……でもなく、当分の間は研修期間の見習生活が始まる。ベッド数が倍になる新しい診療所はまだ建設中で、そんなに多くの患者さんを取れるでもないので、暫くの間は経済的にも余裕がないとのことで無給である……まぁ、置いて貰えるだけでも非常に有難いので不満はなく、寧ろ昼飯だけでも用意して貰えることになっているだけでも大変有難い。橘屋的にはご飯を作ってくれる人、ご飯を食べさせてくれる人は神様です。

 新生活の初日から時間ギリギリや遅刻は言語道断なので、早くに起き、早くに支度を済ませて、診療開始の1時間以上前に到着する。私用に用意して下さったという診療所の鍵(目一杯表面が曇って鈍っていた。こちらが元々の鍵なのだろう、と思ったのはひみつ)を頂いて、診療所を開け、指示に従いながら朝の準備をしつつ、そのやり方を逐一メモしていく。一通り作業が終わり、後は患者さんが来るのを待つばかりとなって手が空いたので、その時間を使ってPCで朝の作業のチェックリストを作成。コレを元にして、明日以降はさくさく作業を進めていきたい。
 リストを作り終えて間もなく、ぼちぼち患者さんが来始めた。用具・機材を用意したり、片付けたり、交換したり、消毒したり、患者さんの状態によってはお灸も任されたり。今日は元々予約が多めに入っていた所、飛び込みもありで、午前中から繁盛だった。先生の同居人オギクボさん(会社員)が作って下さったお弁当でお昼になったが、珍しく朝から真面目に働いたからかそれだけでは足りず、別に用意されていたカップ麺まで平らげてしまった。午後の診療開始以後も患者さんが続き、一段落付いた夕方を目途に本日の診療は終了となった。診療所を閉める前にするべき片付けを、メモを取りつつ進める。取り終えたメモをメールに添付して送ってから診療所の鍵を閉め、家路に就いた。やるべき仕事も沢山あって、疲れたけれども、とても充実した一日だった。

 家に帰ってから、今日の上がりが遅くて診療所に来られなかった姉貴のあん摩。流石に一日働いて疲れたので、熱めのお湯に浸かってさっぱりしてから早めに寝る。

□◆□◆□

 我々鍼灸師も、国で定められた医療従事者の一つですから、他の医療従事職と同じく、患者さんに対する守秘義務を負っております。この日記でも、差し障りのない日常の話題の範疇を超える、患者さんのプライバシーに関わるような内容は省いて参りますのでご了承の程を&ご安心してご来院下さい(爆)

〜今日の一枚〜
こわくないよー(爆)
当院ドアボーイの経穴くん。入り口入ってすぐの所で、雨の日も風の日も立ち続け、
皆様をにこやかに受付までお迎え致します。どうぞお気軽にご来院下さい。


4月14日 水曜日

 今日も大学で登録作業。基本的に、月〜水は大学、木〜土と火曜日の午後はお師匠様のところで勉強という予定で一年やっていく方向で固まっている。学務に確認したところ、現在履修届を出している範囲の授業で、ギリギリ卒業が可能になるらしい(「学務のおにいさん:ホントにぴったりだね。大丈夫?余裕はあるの?」>本気で心配そうな顔で)。徳俵に親指が掛かってから勝負なのはいつものこととは言え、如何なモノだろうか。

 今日は2コマ目に間に合えばいいので、いつもよりゆっくり目に起き、ゆっくり目に家を出て、空いた電車で南与野まで。2コマ目には興味の湧きそうな歴史系の授業、3コマ目には必須の授業を登録。例によってガイダンスだけで早上がりなので、3コマ目までの時間を使って、仕事場で白衣の下に穿く作業用の白いズボンを作業着屋に見に行ったり、クイズゲームで遊んだり。
 帰宅後、ちょっとした農作業を手伝いに祖母宅まで、お母んと一緒に行く。祖父の世話をする為に病院に行っている祖母が帰宅するまで時間があったので、一旦熊谷市内に出、作業着屋でズボンを購入してから出向く。従弟の手伝いもあり、作業はさくっと終了。ここ数日の疲れか、激しく眠くなり、帰りの車の中からうとうとし始めて、家に帰るなりベッドに潜り込んでぐっすり。

 目が覚めたら24時ちょっと前であった。眠気が起きないので、1週間近くも溜め込んだ日記を、メールに送っておいたメモ書きや、家計簿のメモ欄などを見ながら書き上げていく(一応仕事前に仮眠は取っておきたいので、「今日の一枚」は後ほど更新する方向で)。

〜今日の一枚〜
奥から鍼・灸・あマ指師の証明書
資格監督団体から届きました、「登録済証明書」。正式な免許状が届くまでの繋ぎ。
管轄官庁(の委託を受けた監督団体)が管理する名簿に登録が済んだ時点から、
鍼などを「業」として行ってよい(ぶっちゃけ「お金を貰っても良い」)事になっております。


4月13日 火曜日

 今日も大学。火曜日は朝一に中国語(外国語まで残っていたのかよ、というツッコミはお願いですから勘弁して下さい)の授業がある他は特に授業を入れず、その分、午後からは診療所で勉強をさせて貰う方向である。朝イチに間に合うべく、専門学校時代と同じくらいに起き、若干遅いくらいで家を出る。
 中国語の担当は1年の時に教わって単位を頂いているキタハラ先生。物腰も柔らかい方で、教え方が丁寧、尚且つ顔なじみ(2年以降も何度もお会いしたり受講したり単位が取れなかったり)と、ラストチャンスで必要以上の危険は出来るだけ冒したくない今の私にとって、最も有難い存在である。教室の最前列に思わぬ顔(もう卒業していたと思ってらっしゃった……)がいてびっくりしておられた。無事に登録とガイダンスを済ませ、さっくり学校を後にした。

 今日は弟の仕事が休みなので、籠原から直接アパートに迎えに行き、一緒に昼飯を食うことにする。彼の買い物につきあって鴻巣まで出た後、現地でお奨めのラーメン屋に連れて行って貰う。ちりちりで味の濃い卵麺に、しっかり炒めて甘みの出た野菜に合わせられた味噌スープが非常に美味。また来ることにしよう。食後、熊谷まで戻って古本屋を覗いたり、いつものゲーセンに寄っていつものクイズゲームで遊んだりした後、保育園から送られてくる甥っ子共を迎えに行く弟をアパートまで送っていった。
 弟と別れた後は、再び熊谷市内へ。今日は二ヶ月ぶりのカウンセリングである。この年になって初めてまともに仕事を始めるという節目を迎え、これからへの漠然とした不安から色々と思い付いて口から出てくるモノの、漠然としていて自分自身にもその実態がよく掴めないような感じで、先生に迷惑をかけつつ1時間喋り通して過ごす。

 さんざ思索しつつ喋りたいだけ喋ってきたので激しく疲れて、帰宅後はごろごろして過ごす。夕食後姉貴にあん摩。

〜今日の一枚〜
「当たれ」っちゅうことで(笑)
今回も書類不備等なく、無事に申込は受理されたようです。後は結果を待つのみ。
ただ真っ白だと絵柄的に面白くないのでペプシの金バッヂを置いてみました。


4月12日 月曜日

 今週から、本格的に大学と診療所を掛け持つ生活が始まる。今日は朝一の授業はないけれど、10年近くも前の入学当初から、名称や講義形態の変わってしまった必須科目があり、読み換えが出来るかどうかの確認をする必要があるので、それに相当する時間に大学に着いておきたい。6時には起き出して支度。
 概ね予定通りの時間に大学に着く。読み替えの確認はあっさり済んだので、二コマ目に一般教養(まだ残ってるのかよ、というツッコミはお願いですから勘弁して下さい)の登録。いくつかの選択肢の中から、 専門学校で得た医学知識を活かして楽ができそうな 仕事に活かせそうな講義を選ぶ。最初の授業故、登録票提出と簡単なガイダンスだけで終わってしまったので、暇な時間を有効に活用すべく、学外を散歩しつつゲーセンに寄り、クイズを楽しんだり。昼休みが終わる前に学校に戻り、もう一コマ登録を済ませて学校を後にした。

 今日はまっすぐ戻らず、赤羽経由で秋葉原へ向かい、歯科治療に近くまで来ていた龍さんと合流する。毎晩のようにネットでお話ししているモノの、試験後初めて直接お会いしたので、資格取得と卒業を祝福される。マクドナルドでゆっくりお話をしつつ諸々受け渡しをしたり、本屋を巡って漫画を見繕ったり。やや眠いので、寝過ごす心配のない籠原行きに間に合うように引き上げた。時間にやや余裕があったので、駅から直接お師匠様のところへ寄り、木曜からの仕事についての打ち合わせ等。帰ってからは姉貴・弟・お母んのあん摩。

〜今日の一枚〜
変わったのはホームから灰皿が撤去されたこと程度
南与野駅、大宮方面に向かって撮影。これから週3日はこんな光景を拝むことになりました。
10年経っても拝み続けることになろうとは、入学当初には思いもしませんでしたな……(苦笑)


4月11日 日曜日

 今日は、後輩のアキモトを伴って秋葉原へ出て、買い物のサポートをする予定である。彼が昼にサンボの牛丼を食べてみたいと言っているので、昼過ぎに秋葉原集合とし、それに遅れないように家を出ると、「体調が良くないので今日はお休みにして下さい」とのメールが。折角家を出ているので、ゲーセンと本屋に寄りつつ帰る。

 家に戻ってからは、暫し甥っ子共の相手をする。じきに二人ともうとうとし始め、それぞれ寝かされるべく、親の車と姉貴の車に乗せられてドライブに連れて行かれたので、私は一人家に残り、留守番しつつ、NHKでファイターズvsホークスを観戦して過ごす。壮絶に12回引き分け、NHKだからほぼ最後まで中継してくれたので、見ている方もぐったりと疲れる。

 日曜だし、甥っ子の世話やら何やらでみんなぐったりしているので、ほか弁で晩飯になった後、ぐったりしたまままったりとPCに向かって過ごす。眠さで船を漕ぎつつ、明日からの登録に備え、シラバスで授業の確認。

〜今日の一枚〜
もしかして物凄く当たりやすい?(笑)
ペプ神(命名:橘弟)のご加護の下、順調に増える銀のエンゼル当たりバッヂ。
まだ1ダースもバッヂ付き買ってないんですが……(笑)


4月10日 土曜日

 朝起き出し、甥っ子共の相手もしながら片付けの続き。ある程度隠すべきモノは隠し、休んで貰える程度には片付いたので暫しごろごろして過ごす。

 昼過ぎ、シミズ君のレガシィで二人とも到着。カスガ君のリクエストに従い、二人をトルネオに乗せて鐘庵へ。土曜の昼で非常に混んでいたが、何とか席を確保する。鐘庵でも色々と新しいメニューを始めているようで、お品書きが貼り替えられていた。いつもの桜海老の掻き揚げ丼に加え、新メニューの穴子丼を食べてみる。さっぱりしていて美味しくて食べやすい。2杯とも食べ終わったところで店内を見回してみると、あちこちでハヤシライスを食べている人が居る。聞いてみれば本日限定のメニューなのだそうな。限定なら食べないわけにはイカン、と3杯目になるビーフハヤシライスを食す。美味なり>そろそろそういうキャラクターからは脱却すべきではないか
 たらふく食ったところで、電機量販店に寄って、某大手電機メーカーの技術屋さんのシミズ君を囲みつつ、3人で雑談しつつ色々な商品を見て回り、腹ごなし。我が家に帰っても、3人とも何をするでなく、まったりごろごろしながら漫画を読みつつ消息話や仕事の話など。「こういう過ごし方をする休日も必要だなぁ」としみじみ思う。
 日も暮れたので、夕食を喰らうべく、これまたカスガ君のリクエストで詩知里屋へ。先日からフジッリ(螺旋状にひねったリボンのようなショートパスタ)も大盛り完食なら大盛り代なしのサービスが始まったので、トリプルにして食べてみることにするが、普通のスパゲティに比べてひと箸(ひとフォーク?)当たりの量が減るので、量を食べるのに苦労する。「各自のパスタの他に、みんなで摘めるモノが欲しい」と提案があったので、シングルのフジッリをもう一品頼んだり。
 夕食後帰宅して少しまったりした後、二人は帰っていった。静かになった部屋で、少々の寂しさを覚えつつ、更にまったりして過ごす。

〜今日の一枚〜
で、スルメイカばかり大量に買い込んで……w
 かにかにどこかに 小名浜漁港の直売所にて。高いので買えませんでした。


4月9日 金曜日

 今日は、月曜からの授業登録を円滑に進める為、大学へ出向いてシラバス他必要書類を入手してくることになっている。昨日の疲れもあり、いつまでもだらだらしていたかったが、登録が遅れれば、それだけお師匠様に迷惑をかけることになるし、卒業のラストチャンスとなる年にまで、期限ギリギリ出たとこ勝負の登録をするようなギャンブルもしたくない。もそもそ支度をして家を出た。
 大学に着くのが学務の昼休みにぶち当たる見込みになったので、南与野からはゆっくり歩いて、ゲーセンに寄ったりしながら大学に向かう。すっかり馴染みになった学務(すっかり顔と名前を覚えられている……)で、国語科担当の事務さんからさっくり受け取るモノを受け取って、再び歩いて駅まで。

 帰って、犬の散歩を済ませた後はゆっくり昼寝をしたかったが、明日、久し振りに大学のサークルの友人カスガ君とシミズ君が遊びにきてくれるというので片付けを始める。二人とも何度も来てくれているし、色々な意味で「同類」なので、この部屋の散らかりっぷりや、そこかしこに転がっているヨカラヌモノ共を見ても大して驚かないことは知っているのだけれど、それでもせめてゆっくりして貰える程度には部屋を片付けたい……が、やっぱり片付かず。

〜今日の一枚〜
爺様が孫に買って与えそうではある……w
近所の用水路端に毎年泳いでいる鯉幟の群。犬の散歩中に撮影。
我が家には鯉幟がなかったので、子供の頃はちょっと羨ましかったのを覚えています。


4月8日 木曜日

 ぐっすり寝たが、6時には目覚める。ある程度寝ればしっかり6時には起きられるのは、3年間の専門学校通いの余慶であろう。

 8時前にロビーで集合し、コンビニで軽い朝食を買って済ませながら、磐越道・常磐道でいわきを目指す。いわき湯本ICで降り、地元の人に愛用されるという公共浴場で朝風呂。公共浴場と言っても、湯本から引いたちゃんとしたお湯をかけ流しにしているところで、狭いながらもじっくりと堪能できた。
 風呂を済ませて10時半過ぎ、まだまだお昼には早いので、足を伸ばし、国宝・白水阿弥陀堂を拝観する(「副住職:お寺の研修旅行(名目)なのにお寺回らないのはアレですから(笑)」)。山間に開けたこぢんまりとした空の下、丁寧に手入れされた庭園と池の中に佇むお堂は印象に残る美しさだった。
 阿弥陀堂を後にして、一路小名浜へ。大口の観光客が行きづらい穴場の水産物直売場で買い物の後、直売場近くの食堂で中トロ丼を御馳走になる。口溶けの良い中トロの余りの美味しさに感動すら覚えた。食堂付属の魚屋でスルメ(お父んと甥っ子共の好物。コレを喰わせておけば3人とも静かになる)を大量に買い込んでお土産とする。
 小名浜から、副住職には休んで頂いて、私の運転で熊谷まで戻ることにする。折からの強風が時に横風となって叩き付けてくるのと格闘し続けること3時間、途中ガス欠の恐怖に怯えつつ(外環大泉を出たところで一旦降りて給油)、どうにか無事見性院まで戻ってくることが出来た。参加者さんを二人、お家まで送りながら帰宅、熊谷市内のゲーセンに立ち寄って、このところお気に入りのクイズゲームを楽しんでから家に戻った。

 家族と仏壇に無事帰還の挨拶を済ませてから、PCに火を入れて溜まったメールのチェックをしたり、姉貴とお母んを揉んだり、いつも通りの晩飯に一寸ほっとしたりしつつ過ごす。3時間ほぼぶっ通しの運転で疲れたか、激しく眠いので、いつもより早めに寝る。

〜今日の一枚〜

願成寺・国宝白水阿弥陀堂。平安時代の建立だそうです。
周囲の山には所々山桜などが咲いていて、とても綺麗でした。


4月7日 水曜日

 8時の集合に間に合うよう、早めに目覚める。仕事を始めるようになったら、これくらいの時間には自力でさっくり起きられるようにしたいモノだ。昨日しなかった分、支度を慌ただしく済ませて見性院へ。

 7時半過ぎには見性院に到着する。総勢7名、移動にはレンタルしてきた10人乗りのバンを使うことになっている。副住職が運転されると仰ったので、助手席に座り、ナビゲーションシステムのナビゲーションを勤める。羽生から高速に乗り、走ること2時間少々、磐梯熱海温泉に到着した。まだまだ昼には早いので、まずは温泉に浸かる。大変いいお湯で、川に面した露天風呂も眺めが良く満足。車で縮こまった体を温泉で伸ばした後、磐梯熱海ICに近い、副住職お奨めの蕎麦屋にて昼食。非常に美味。
 風呂と食事で満足して、いよいよ次は目を楽しませる運びに。磐梯熱海ICから磐越道を東に向かい、郡山東ICから三春に入り、日本三大桜の一つ、三春滝桜を目指す。磐越道中にも、ICを降りた先にも、大量の順路掲示があり、どれだけ多くの観光客がここを目指してくるかが解る。その割に、道中は非常に空いていた。お母さんに聞けば、実はまだ滝桜は開花していないとのこと。彼岸前の暖かい気候を見込んで、副住職が早めに予約を入れて下さったのだが、彼岸辺りからの寒の戻りの所為で開花が遅れているらしい。脚の具合が宜しくないという見性院の住職夫人(副住職の御母堂)達を滝桜の近くに降ろしてから、ぐるっと回って駐車場へ。副住職と二人で、綺麗に整備された滝桜への順路を上っていくと、坂を登り切った斜面に、滝桜は濃い色の蕾を付けて佇んでいた。開花していなかったのは残念だが、これはこれで趣があるし、周囲の梅や桃が綺麗だったし、天気も良く人も少なく、移動も楽に済ませられたのでよしとする。本格的に咲いていたら駐車場まで着くのも、トイレに行くのも一仕事なのだそうな。

 滝桜からナビに従い下道を走り、郡山市内のビジネスホテルにチェックインする。夕食の予約まで2時間ほどあったので、それぞれ部屋に入ってしばし休憩。今日の疲れを取り、この後の食事を美味しく頂けるよう脚にお灸をしたり、藤原のお母さんに呼ばれてあん摩をしたり、また部屋に戻って昼寝をしたり。ぐっすり寝てしまったが為、住職夫人からのあん摩依頼を受けられず恐縮する羽目に陥る。
 18時、近くの中華料理屋に移動し、豪華夕食、大変美味しく頂く。「一人三品くらい頼んで、みんなでつつきましょう」という副住職の提案通り、各自三品ずつ頼んだら、思いの外一品ごとの量が多くて、50-60代中心のメンバーでは到底食べきれない量になる。たった一人20代男が、ご飯の一粒も残すまいと必死で片づけ。
 中華料理屋を出たところで解散。一人、肌寒い東北の夜風に当たり、酔いを冷ましながらゆっくりホテルに戻る。宿のテレビでファイターズvsマリーンズ@NHKBSを観戦したり、夕食前に済ませられなかった住職夫人へのあん摩をしたりして腹をこなす。同室の参加者さんも寝ちゃったので、携帯電話で日記を書き、自分のPCへメールとして送ってから寝た。

〜今日の一枚〜

満開の滝桜……済みません。いつも通りのオチです(平謝)
4/7当時の滝桜を見てみたい方はこちらを。


4月6日 火曜日

 7時過ぎ、もそもそと起き出して外出の支度。今日は、渋谷行きの定期が生きていて電車代がかからない内に大学に行って、学生証を更新し、南与野までの定期を作るのが目的である。朝早くに済ませておかなければならない用事があるでもなく、まったり九時前に家を出る。天気も良いので南与野から大学までは歩いていく。11時過ぎには大学に着き、国家試験の受験申請に使った写真の残りを貼り込んで、無事に学生証の作成は終了。
 やることが終わって暇になったので、再び歩きながら南与野まで戻ることにする。途中、浦和時代から馴染みの本屋で漫画を買ったり、ゲーセンでクイズゲームに興じたり。

 JRの運行も順調で、さっくり籠原に着く。さっさと家に帰って昼寝でもしようと思っていたら、て車を走らせ始めるなり電話がかかってくる。近くの本屋に停めて、電話を受けるとお母んだった。聞けば、風邪気味の弟が、熱が酷くて仕事を早引けしたらしいが、運転するのも辛いらしい。それでも何とか自分で運転して帰ると言って聞かないので、お母んと一緒に迎えに行くことになる。無理をせず、合流し易いところで待っているように伝え、鴻巣市内のデパート駐車場で合流。弟はお母んの車に乗せ、私が弟のカローラを運転する……このカローラは元は私が乗っていた車で、藤原と一緒に房総やら東北やらあちこち巡ったものだった。来週末には一周忌の法事である……もうじき一年なのだなぁ、とふと感慨に浸ってしまう。久々に運転するMT車にやや苦戦しつつ帰宅。

 明日・明後日と、見性院さんの主催する福島・三春滝桜への小旅行に、藤原のお母さんと一緒に参加する予定……なのだが、1泊だけだし、特別用意するモノもないような気もするし、何より昼寝の時間を弟の迎えに当てたのでとても眠い。支度らしい支度もせずに寝る。

【買い物メモ】
・鋼の錬金術師 (7)
スクウェア・エニックス ガンガンコミックス  著:荒川 弘
・武装錬金 (1) (2)
集英社 ジャンプコミックス  著:和月 伸宏


〜今日の一枚〜
もう少し早ければ満開でしたね。一寸残念
埼玉大学・北側の学食(第二食堂:通称「二食」)南に咲く桜。
大学内でも格好の花見スポットとなっており、シーズンには大量のマグロを産出します。


4月5日 月曜日 晴れ

 今日は昨日の寒さとはうってかわっての暖かさ。先日約束した通り、伯母の会社に出向いてあん摩をする事になっている。 起きて居間に降りてみると、弟夫婦が入園式に向け、息子共や自分たちの支度をしていた。弟も割と元気な様子、昨夜の 焼き入れ 施術が功を奏したか、取り敢えずは熱が下がったようである。せめてもの気休めにと、弟の背中と腰に貼るカイロを貼り付けておく。「14時過ぎが有難い」という伯母からの伝言をお母んから受けたので、弟たちを送り出してから暫し横になった。

 13時頃起き出して居間に降りると、 アザラシ 弟が横になっていた。カイロが効いたか式の最中にえらい汗を掻き、熱はほとんどないという。ただ、熱が抜けた所為で怠いし眠いようなので、安眠を妨げるところの甥っ子共を車に乗せ、パートのお母んと4人で伯母の家に行くことにする。甥っ子2号は伯母の家の仕事の邪魔にもなるので、甥っ子1号とお母んを伯母の家に降ろし、暫しドライブをして寝かしつける。そのまま家に戻り、ぐっすり寝ている弟の脇に寝かせて再び伯母の家へ向かい、漸く施術に入る。従姉、伯父、伯母と立て続けに2時間かけて揉み通す。2時間揉んでも殆ど疲れも痛みもなく、まずは上々の仕上がり。後はもっと自信を持って、スムーズに揉めるようになれば、と思う。

 夕方過ぎ、家に戻ると弟達は起きてビデオを見ていた。帰りの道中で寝付いてしまった甥っ子1号をそっと寝室に運んで寝かせてから、暫し雑談をしつつ、寝過ぎでバリバリ音がするという弟の背中を揉んでやる。揉み終わった辺りで今度は私が眠くなり、晩飯まで軽く睡眠を摂るべく、自室に戻って布団に潜り込んだ。
 ……で、目が覚めたら午前2時過ぎだった。途端に色々面倒になって暫く布団の中で漫画を読んだりしてもぞもぞ過ごしていたが、もう全く眠くならないので、日記書いたり、頼まれた文章の作成をしたりして過ごす事にし、3時頃起き出してデスクに向かった。昼飯も晩飯も食わず、ぐるぐる鳴る腹を押さえつつ朝まで過ごす。

〜今日の一枚〜
もっと光線を計算して撮りましょう(30点)
春なので花尽くし。近所に咲いていた菜の花。
別に育てている訳でもなかろうに、我が町内は菜の花だらけになっています。
伯母の家の近くの川の堤も一面菜の花でした。カメラ持ってきゃ良かったな。


4月4日 日曜日 雨(花冷え)

 授業欄がなくなってちょっと寂しいので、天気を書き込んでみるテスト。

 今日は16時から渋谷に出る事になっている。専門学校の友人スズキさんが、卒業式のすぐ後にカンボジアに旅行に行って来た(31日帰国)ので、無事帰国を祝いつつお土産話を聞き、尚且つ互いの無事卒業&無事合格をお祝いして一杯やろうじゃないかという話になり、お互い慣れた渋谷で待ち合わせとなったのである。余り遅くなると帰りの電車が面倒になる(湘南線は2025渋谷発籠原行が最後、以降乗り換え必須)ので、出来るだけ早めに飲み始める方向で、1409籠原発の湘南線で都内へ。30分ほど余裕を持って渋谷に着く事が出来たが、ここに来て初めて渋谷のどこで待ち合わせをするかを全く決めていなかった事に気付き激しく焦る。急遽メールと電話で打ち合わせ、無事に西口で集合には成功。

 さて、集合したまでは良かったものの、どこで飲むか(喰うか)も決めていないので、取り敢えずセンター街の方に向かってふらふらと歩き出す。道すがら「ちょっと肉が食いたい」と言う事で意見が一致したので、丁度目の前にあった牛角に入る事にする。が、開店が17時で1時間以上の待ち。仕方がないのですぐそばにあったゲーセンに入り、クイズゲームやらシューティングやらに興ずる。
 時間になったので牛角に向かうと、既に席の大半は埋まっていた。通された席は店の入り口を背にしたカウンターで、客の出入りの度にびゅーびゅーと風が吹き付けてきた。寒いのは呑んで誤魔化す事にし、まずは乾杯。肉を焼きながら、まずは試験の合格を祝い、ついでカンボジア話を拝聴する。ツアーを利用せず、航空券だけ取って後は現地で出たとこ勝負という、まずは無事に戻ってこられただけでもお祝いモノの旅だったようだが、バンコクに降りるなり道を間違って安宿街に行く羽目になったとか、人満載のトラックに揺られてアンコールワットまで行ったとか、アンコールワットを心ゆくまで堪能したとか、シューティングレンジでアレやソレやら凄いモノをぶっ放してきたとか、背負ったリスク以上に、たっぷりと堪能してきたようだった。「久し振りに一人でどこかに行ってみたいなぁ」と思わずには居られなかった。待ち客が居るので90分ほどで牛角を追い出されるまで楽しく過ごす。二人で6000円弱、以前に比べれば大分おとなしいモノだなぁ、と思う。その後も暫くゲーセンなどを巡りつつ、近い内の再会を誓って別れ、家路に就いた。

 22時前には帰宅。帰ってみると、明日が息子共の入園式(保育園なので一年ごとに入園を更新)だというのに、今日の寒さと疲れで熱を出した弟が居間で寝ていた。明日の入園式に是非出席したいということで、熱を下げる為にお灸をしてくれ(普段は熱がって絶対にやらない)と頼まれる。余り熱いんじゃ可哀想だなぁ、と思って、出来るだけ小さめのお灸をしたつもりだが、本人はいたく熱がっていた 余りに面白いので少々キツイのを織り交ぜたり 

〜今日の一枚〜
「桜丘の学舎は」と校歌にもある位です
渋谷駅から学校に向かって上がってくる坂に桜並木があります。
昔からこの近辺は桜が多かったそうで、地名もそのまま「桜丘(さくらがおか)」。
先日、ちょっとした用があって学校を訪れた際に撮影。ほぼ満開でした。


4月3日 土曜日

 今日は、お母んのパート先の社長夫人でもある伯母が「肩凝りが酷いから柾ちゃんに揉んで貰いたいのよねぇ」とお母んに何度もお願いしていたとのことなので、午前中には起き出したが、伯母の都合が良いのが14時かららしいので、そのままベッドに戻る。目が覚めたら1345だった。歯磨きと洗顔を手早く済ませ、今日も朝昼食わずに家を出る。
 伯母夫婦の会社には5分遅れほどで到着。じっくり揉んで欲しいとのことだったので、社長室をお借りして、60分かけて揉ませて貰う。普段揉まない年齢層なので一つ一つが勉強。鍼灸以上に即効性を期待しにくいあん摩だし、従兄姉たちも肩凝りが酷いそうなので、近い内にまたお邪魔する約束をして辞去。

 帰りがけに、軽くお腹を満たすべくコンビニに寄ると、「永谷園 お茶づけ海苔焼そば」なる珍品が売られていた。思わず手に取り、ペプシとセットで買って帰る。帰宅すると、甥っ子が二人とも昼寝をしていたので、音を立てないよう焼きそばを作り、食す……微妙な味。さっぱり風味で悪くはないが、進んでもう一度は買わないか。て言うか、「お茶漬け風味」だったのはお茶漬けに入っているのと同じあられ位だったんじゃないか。
 お腹が適度に満ち、眠くなったのでベッドに潜り込む。目が覚めたら20時半であった。今日も晩飯抜き。仕事を終えた弟が、甥っ子共に気付かれないよう部屋までやってきた。えらい疲れてるので揉んで欲しいとのこと、30分かけ、時々痛めつけつつしっかり揉んでやる。

〜今日の一枚〜
貰うならロベカルの時計かな……当たりますように

ペプシキャンペーンのプライズ。一発で引き当てました。
この金バッジをペプシに送ると、スーパースターの壁掛け時計が貰えるらしいです。
橘弟:ペプシツイスト一杯飲んでるから、ペプシの神様がご褒美にくれたんちゃうか」
激しく納得。



4月2日 金曜日

 今日は、パンフレットをお届けがてら、見性院にお手伝いに行くことになっている。寝坊気味で、飯も食えずにお茶のペットボトルだけ携えてトルネオさんを駆る。
 見性院さんに到着、お茶を頂いた後、副住職を助手席に乗せて鴻巣市内のホームセンターへ。来月に予定している落語会の為に用意した高座やら折り畳み椅子やらを引き取る。量が多いので2tトラックを借り(運転:私)、熊谷まで戻る。お寺の買い物、しかも婚約&入籍間近の新郎を乗せて事故る訳にいかず、とにかく慎重に慎重を期して運転。 男二人でやっと運べるような重さの高座をどうにか車庫に運び、椅子を全て降ろし、再びホームセンターまで戻ってトラックを返し、見性院に戻ってどうにか作業が一段落。13時半だった。 「お昼を用意してありますから」と仰って下さったので、玄関からホールに上がると、机の上には大きなタッパー(裏面には容量:1.3Lと刻印)一杯のカレーライスが。「出された食べ物を残しては、作って下さった方とお百姓さんに申し訳が立たない」主義者なので何とか全部平らげた。買ってきた椅子の移動など、荷物の搬入を16時過ぎまで手伝ってから辞去。

 真面目に肉体労働をしてきて疲れたので、帰宅して着替えるなり眠くなり、ベッドに潜り込む。目が覚めたら19時。既に晩飯も終わっていたし、昼のカレーがお腹に残っていたので夜食も摂らず、ファイターズの本拠地開幕戦をテレビ埼玉で観戦しつつ、そのまま過ごす。仕事を終えた弟が来たので暫し無駄話。

〜今日の一枚〜
移植したいのはまじめな話。折角これだけ綺麗なんですから
春らしく、橘家に咲く桃の花。
二方をコンクリートの壁に阻まれて根が広がらないからか、余り大きくなりませんが、
花の咲きっぷりは立派なものです。いずれ移植してやりたいと思います……
スロープのすぐ脇で、これ以上大きくなると邪魔なんですよ(爆)


4月1日 木曜日

 今日は特別予定がないので朝から家にいる(註:大学の登録などがある為、勤務開始は月半ばからを予定)。午後から、仕事に行く姉貴の分、保育園が休みの甥っ子の面倒を見る事になっているので、午前中しっかり寝ておく。
 昼前に起き出して軽く飯を食い、お母んと二人で甥っ子二人の世話をする。走り回ったりビデオを見たりしている内に、二人ともうとうとし始める。甥っ子1号が眠ったので、「一人だけなら見られるから」と、お母んは甥っ子2号を連れてパートに出掛けていった。甥っ子1号は寝起きのぼんやりした時に一人っきりだと泣き出してしまうので、留守番ついでに隣にいることにするが、そのまま私まで寝転けてしまう。目が覚めたらすっかり真っ暗、甥っ子も起きているようで、一人で寝ていた。もそもそ起き出してみれば、既に晩飯の時間。晩飯の支度と、甥っ子共にご飯を食わせる手伝いをして過ごす。

 夜は、見性院さんに頼まれているパンフレットの作成と、橘屋Webのトップと日記更新の為、マシンに向かう。結局どちらもちゃんと仕上がらず。

【買い物メモ】 ※日記停滞中分、思い出せる&書いて差し支えない範囲で主なものを記述。
・鋼の錬金術師 (1)〜(6)
スクウェア・エニックス ガンガンコミックス  著:荒川 弘
・トリコロ (2)
芳文社  きららコミックス  著:海藍
・変人偏屈列伝 愛蔵版
集英社  著:荒木 飛呂彦・鬼窪 浩久
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〜今日の一枚〜
今年は平穏でありますように……(祈)
我が家のすぐ近く、用水路沿いに植えられた桜。今が満開です。
1年前の4/7に殆ど同じアングルから、殆ど同じ写真を撮っています(2003/10/14の一枚)。
二枚を見比べた瞬間、この一年に変わったこと、変わってしまったことの多さを想い、
暫し手が止まってしまいました。本当に流れの激しい一年でした。


 御陰様をもちまして、3/29に発表になりました「あん摩マッサージ指圧師国家試験」「はり師国家試験」「きゅう師国家試験」の全てに無事合格することが出来ました。コレで漸く一安心、と言いたいところですが、4月からはこんな未熟の身で実践の場に立ちつつ、尚且つ卒業を目指して大学にも通う、あろう事か卒論まで書くという、考えるだにオソロシイ一年がスタートすることになっております。どうなることか本人にもさっぱり見通しが立っておりませんし、不安だらけではありますが、日記だけは何とか頑張って更新して参りますので、生暖かく観察の程、何卒宜しくお願い申し上げます。

□◆□◆□

 結局、3月中はまともな日記がたった2日という体たらくでした。具体的には、

・3/9辺りから、引きずっていた風邪が副鼻腔炎に移行(註:橘屋は副鼻腔炎になると極端に能率が低下します)

・鼻炎で頭がぼーっとする中で謝恩会準備。能率が落ちている上に時間が差し迫っていて、他のメンバーに仕事を振ることはおろか、役割分担そのものすらロクに出来ず、片っ端から一人で片づける羽目に

38度近い熱があるまま、準備で徹夜しつつ卒業式と謝恩会に吶喊。司会のサカイさんはじめ、複数のメンバーの素晴らしいサポートを得られて何とか無事終了も、結局最初から最後まで一人駆け回る羽目


・案の定ダウン

・洒落にならないレベルまでは悪化しなかったモノの、しばらく腑抜ける

・燃え尽きているのと、書き溜めた事の多さになかなか気力が回復せず。書けないでいる内に、書き溜め分が雪達磨式で増え、更に気力が起きず

・一番書きたかったはずの国家試験発表にも復活間に合わず

……といった具合でございます。取り敢えず、3/31までの分はすぱっと諦めつつ、1日分から再開ということで>開き直ったらアカン

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