2000シマノ鈴鹿ロードレース

岡和田のアタック50秒のエスケープ成功


チームTT
個人ロードアップ
エリートスタート
シケイン集団
集団中程
位置取り牽制
アタック見極め
レース名 2000シマノ鈴鹿個人ロードレース レース名 2000シマノ鈴鹿チームTT レース名 2000シマノ鈴鹿個人ロードレース
クラス Open M-V クラス 未登録A クラス エリートMB
日時 平成12年8月19日(土) 日時 平成12年8月19日(土) 日時 平成12年8月20日(日)
場所 鈴鹿サーキット 場所 鈴鹿サーキット 場所 鈴鹿サーキット
天候 晴れ:30度 天候 晴雨:31度 天候 晴雨:32度
コース F-1コース5周回 コース F-1コース3周回 コース F-1コース7周回
スタート時刻 7時45分 スタート時刻 15時35分 スタート時刻 11時45分
結果 45位/210人(完走者143) 結果 16位/256team(完走248) 結果 119位/159人(完走131)
時間 42:34.07TOP42:27.48 時間 26:40.54TOP24:32.22 時間 1:02:20.26TOP1:01:44.87
走行距離 29.32km 走行距離 17.592km 走行距離 41.048km
セッティング ギア選択(Front):53×39
ギア選択(Rear):23×12 決戦車輪はこちら
セッティング ギア選択(Front):53×39
ギア選択(Rear):21×11 決戦車輪(後輪)は「コリマ」バトン型カーボンDisk、前輪は日石カーボンディープ
セッティング ギア選択(Front):53×39
ギア選択(Rear):23×12 決戦車輪はこちら

【個人ロード】
◆◇展開◇◆


・チームオーダーとしては、沼津組も含めて4周目のシケイン付近でアタック することとしていた。ペースが速く難しい場合は5周回の同位置でアタックす ることとした。高速コースであるが故に、逃げを試みたい選手は多数おり、こ れは高速コースが故に複数人で逃げは有効な手段と考えられる。結果、5周と 短いこのレース前半戦からハイスピードな展開が行われた3周目までは特に動 きはなく、有力な選手も温存といった感であった。 ・4周回目のホームストレート、シケイン手前で、作戦通り三谷が他チーム選 手のペースアップに乗る形でエスケープに試みる。が、3人の逃げはなかなか 決まらず、10m先行で泳がされた感じであった。早く集団に戻り温存するこ とが先決であるが、三谷選手はなかなか戻らない。足を使うばかりである。結 局吸収されたのは4周回後半である。今度は5周回目のシケインで岡和田が動 く。ホーム前を3番手で通過後、狙いを定めてアタック。このときすでに1名 は先行しており、2番手争いの追う形である。少し遅れて三谷選手が合流。逆 襲アタックの選手を捕らえて逃げ集団を作るチャンス到来であるが、三谷選手 は、これに反応できず、足が一杯で苦しい。岡和田単独で逆襲アタックした選 手を追う。が、決定的な逃げにはならず、半周あまりで集団に飲み込まれる。 最後の絶好とも思えるエスケープチャンスにRavanello2名「三谷選手・岡和 田」が、含まれいい形になったが、ここで三谷選手は足が一杯で先頭を引く事 すらできない状況。岡和田が単独で数人と逃げを試みるがが周回後半で捕まる ・最後は大集団のゴールスプリント。Ravanello勢はそれぞれいい位置からの 仕掛けができたと思うが、おのおの着に絡む位置でのゴールは難しかった模様 「三谷」「岡和田」も集団中程でのゴールとなった。平沼は、常に集団中程に いたが、動きには参加できなく集団ゴールとなった模様。

◆◇分析◇◆
・他選手を引っ張ってでも逃げる圧倒的な力が無い場合、即、集団に戻り、新 たな展開を試みる勇気も必要と感じた。今回、三谷選手は、そこで足を使わさ れ、次の展開に仕事をすることができなかった。 ・岡和田は、ここの数レース逃げを試みるレースが無かったため、逃げを決め 決定的にはできなかった物の、タイミングや戦略は正解であったと思う。あと は、逃げ切る足とスピードを身につけ、次からのレースで生かしていきたい。 ・エントリー選手層や、自チームの布陣からの戦略や、展開修正はほぼ指示で きうまくいったと思います。 ・今後は、もっと「展開を作りきる足を持つことと」「展開を読み無駄足を使 わない」などもっと賢くレースをと進める頭も必要と思われる。チーム練習で はできない内容もあるため、今後のホビーレース等でこの辺を勉強していきた いと思います。
【チームTT】
◆◇展開◇◆
・TTメンバーとしては、最後まで4人で走りきることを基本に、調子のいい選 手は、できるだけ長く引き4人が一定ペースで走れる環境を作ることとした。 序盤、岡和田が飛び出し全体の流れを乗せる。三谷選手はじめ、今日合流した 笹森選手や平沼選手の走りは熟知しているため、ぎりぎりの早さで刻む。スピ ードの変化するコースでは、「笹森選手」「平沼選手」が苦しい表情を見せる がここは我慢の場所とイーブンペース。その結果1周目のラップでは、最速暫 定1位となっていた。8分10秒程度と思われた。 ・続く2周回目は、「笹森選手」「平沼選手」が切れ始める。得意のホーム前 でペースを落とさず引いた岡和田のペースについていけず、この時点で平沼選 手は、脱落。3人で残り2周を戦うこととなった。怪我の影響で練習が思うよ うにできなかった平沼選手が抜けもう少し早くいけるだろうと思った三谷選手 は、さらにペースをあげようと躍起になっている。が、笹森選手も多忙な毎日 で、思うように練習ができていない。特に三谷選手が先頭になると笹森選手が 遅れ始める。それを気づくのが非常に遅く、幾度かマーシャルに注意を受ける 下りでは早い笹森選手であるが故に平地や登りでのペース配分が難しい。9分 30秒程度の最悪ラップとなった模様。 ・3周目はこの非効率なペースを安定させ、できるだけ早くゴールするために 岡和田がすべて前を引き、笹森ペースにあわせるオーダーに切り替えた。その 結果、下りでは余力があったようだが、最後のスプリントに余力を出し切り、 8分30秒程度でゴール。2周回目のラップを見事上回り、クラス上位でゴー ルできた。

◆◇分析◇◆
・今回のメンバーは全員絶好調であればさほど気にしないでペースを作ること ができたメンバーである。しかし、2名は諸般の事情で思うように走れない状 況であるため、三谷選手、岡和田はどこまでセーブすればよいかが難しかった 特に三谷選手は早く走りたいが故に(責任感から)3・4番走者まで気が回ら ない用である。この辺は、初戦ではないので改善の余地が多分にある。また、 その点でマーシャルに注意を受けた点は、岡和田がフォローし、事なきを得た が、そのまま先行してしまえば失格になりうるため、もう少しルールを理解し ていただく必要があると感じられた>三谷選手。(^o^) ・ラップタイム的には「1周目が8分前半」「2周目が9分中盤」「3周目が 8分中盤」と前後が激しい。この辺を均一に走れれば、選手の疲労度も軽減し 回復した足でもう少し総合タイムが稼げるだろうと考えられる。今後の課題と 思われます。 ・1周回目の最速ラップは、チームの総合力とも思えるTopSpeedは証明できた と思うので、入賞圏内は十分に見える。来年以降同じメンバーでリベンジした いと思います。 他選手を引っ張ってでも逃げる圧倒的な力が無い場合、即、集団に戻り、新 たな展開を試みる勇気も必要と感じた。今回、三谷選手は、そこで足を使わさ れ、次の展開に仕事をすることができなかった。 ・岡和田は、ここの数レース逃げを試みるレースが無かったため、逃げを決め 決定的にはできなかった物の、タイミングや戦略は正解であったと思う。あと は、逃げ切る足とスピードを身につけ、次からのレースで生かしていきたい。 ・エントリー選手層や、自チームの布陣からの戦略や、展開修正はほぼ指示で きうまくいったと思います。 ・今後は、もっと「展開を作りきる足を持つことと」「展開を読み無駄足を使 わない」などもっと賢くレースをと進める頭も必要と思われる。チーム練習で はできない内容もあるため、今後のホビーレース等でこの辺を勉強していきた いと思います。
【個人ロードエリート】
◆◇展開◇◆
・5周回目まではまるで動きが無く、Pointo狙いでペースアップが多少あるく らい。しかし、逃げにつながるような動きはなく、集団にもんな戻るような感 じで周回が進んだ。動きがあったのは、5周回目突入のホーム前。Ravanello 岡和田が自ら、揺さぶりをかけ、数10mのエスケープに成功。チームパドック からは「いける」のサイン。そのご、岡和田の逃げに遅れながら追走してきた 「Team-光のパウロ中野選手?」ともう一人(チーム名は不明)この3人でエ スケープグループを構成し逃げるが、この2人のペースが遅く、最大50秒程 度にまで稼いだエスケープタイムもわずか1周の間に、詰められる。ホーム前 では完全に吸収される展開となった。Ravanelloチーム員も必死で集団を押さえ てくれたようだが、1名での押さえはむなしく集団の追走を許す形になったよ うだ。岡和田は7周回目ホーム前でもう一度アタックする事をチームパドック に伝え、いい形で集団を押さえるようにお願いしたが伝わったかは定かではな い。6週目の後半、単独で岡和田が仕掛けるがうまく逃げさせてもらえず、結 局集団でのレースとなった。最終周、集団のペースはあがり、足を中盤で目一 杯使った岡和田は付いていくのが精一杯。のちに、集団から切れ、数10秒程度 遅れての単独ゴール。後ろには数人しか完走者はいなかった。無難に展開を見 極めていた「三谷選手」は自分に有利な形でスプリントに持ち込み4位を獲得 練習不足で昨日からのチームTTでも苦しいレースを余儀なくされている「笹 森選手」も技有りで集団ゴール。最後は持ち前のスプリント力で8位を獲得し たもよう。岡和田は逃げが成功した以上、3位以内を狙っていたため、完走で 十分満足。

◆◇分析◇◆
・自分の体調と知り尽くしたコースの自分に有利な形での仕掛けどころを熟知 している集大成を生かし、逃げを決め、エスケープに一瞬でも成功したことは 十分に評価できると思う。そのエスケープ組の力のなさも勝負運とあきらめる に他ならないが、その後の数回のアタックをしかけ積極果敢なレース展開は国 際ロードに次ぐカテゴリーのこのレース。ここ数年にないレース結果であった ため、自分なりに満足のいくレースであったと感じている。エスケープに成功 し、50秒程度開き、集団が真剣に追う体制を固めたとき、Ravanello練馬勢2 名、沼津勢3名程度がうまく集団を制御してくれれば完全な逃げにつながった と惜しまれるが、ホビーレースであるある以上そこまでチームメイトに要求す ることは難しいため、最後まで逃げ切れる足を今後作っていきたいと思ってい る。昨日のオープンM−3でのアタックについてもチーム監督に結果報告して おり、結果に結びつかなくても評価できるレースとコメントをもらっていたた め今日も、積極なレースができ次につながる結果が取得できたと感じる。しか しながら、練習不足や逃げるまでの足は無かったと自己評価している「笹森」 「三谷」両選手もゴール前の位置取りや、スプリント力はかなりのレベルアッ プが感じられ、今後のRavanello「B登録組」のレースがますますおもしろく なってきそうな気配が感じられた。
個人ロードオープンM3
チームTT
個人ロードエリート

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今後のレース・練習の参考にさせていただきます。

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