OLE2.0ランタイムライブラリの入手方法
目次に戻る
このセクションは、WinDVI(16bit版)をWindows Ver.3.1にインストールする場合だけ関係があります。WinDVI(32bit版)をWindows 95 または Windows NTにインストールする場合は読み飛ばしてください。
WinDVI Ver.0.1以降ではOLE 2.0ライブラリを必要とします。インストーラ自体はOLE2.0のインストール機能をそなえていますが、今回はOLE2.0ライブラリは添付されていません。そのため、別途OLE2.0ライブラリを入手して、WinDVIより先にインストールしておく必要があります。WinDVIをインストールしてからOLE2をインストールすることもできますが、OLE2をインストールするまではWinDVIが起動できません。
OLE2.0ライブラリは最近のマイクロソフトのアプリケーションを購入すると大抵一緒について来ますので、気がつかない内にインストールされていることと思います。以下のアプリケーションを利用されていれば、まずインストールされていると思って間違いありません。
- Microsoft WORD Ver.6.0以降
- Microsoft EXCEL Ver.5.0以降
- Microsoft Office Ver.4.2以降
- Microsoft PowerPoint Ver.4.0以降
- Microsoft Video for Windows Ver.1.1以降
- Lotus 1-2-3 R5J for Windows以降
- Lotus Office R3J以降
- Lotus Super Office R3J以降
- 一太郎 Ver.6 for Windows以降
- Netscape Navigator Ver.2.0以降
- その他各社の「OLE2対応」と銘打っているアプリケーション
WinDVIのインストーラを起動して、[OLE2ライブラリをインストールする]のチェックボックスがチェックされていなければ、インストールされています。チェック状態であればインストールされていませんので、別途OLE2ライブラリを入手しなければなりません。
あるいは、WindowsのSYSTEMディレクトリに以下のファイルが存在すれば、OLE2ライブラリはすでにインストールされています。
- compobj.dll
- ole2.dll
- ole2prox.dll
- ole2disp.dll
- ole2nls.dll
- ole2conv.dll
- storage.dll
- typelib.dll
- stdole.tlb
- ole2.reg
OLE2ライブラリを簡単に入手するには、以下の方法があります。
Video for Windows Ver.1.1 以降の入手。
雑誌の付録CD-ROMなどに収録されています。最近の雑誌では、入手が難しいかもしれません。Video for Windowsをインストールすると、同時にOLE2.0もインストールされます。
Internet Explorer for Windows 3.1 の入手。
雑誌の付録CD-ROMなどに収録されています。Internet Explorer をインストールすると、同時にOLE2.0もインストールされます。
フリーソフト/シェアウェア集CD-ROM から探す。
最近のフリーソフト/シェアウェアで、各種ランタイムライブラリが必要なソフトは、必要最小限なファイルを集めた「ミニマム版」と、実行に必要なファイルを全てまとめた「フルセット版」の2種類が提供されていることがあります。
「フルセット版」の中には、OLE2.0ライブラリを持っているものがあります。CD-ROMによっては、マイクロソフトのランタイムライブラリを一個所のディレクトリに集めているものもあります。
ftpから入手
ftp が使える環境にあるなら、以下のfileが利用できます。
ftp://ftp.microsoft.com/SoftLib/MSLFILES/WW1116.EXE
というファイル名で OLE 2.02 のランタイムライブラリがあります。ただし、これは英語版のライブラリですので、使用には注意してください。
CD-ROMのDLLディレクトリから入手した場合など、OLE2ライブラリだけを入手して、インストーラが無いことがあります。以下の手順でWinDVIより先にインストールしておいてください。
- 拡張子の末尾が通常の英文字でなく、下線 '_' になっていれば、そのファイルは圧縮されています。以下の行を参考に、展開を実行してください。
EXPAND.EXE は DOSにもWindowsにも添付されていますが、Windows版の使用をおすすめします。
>EXPAND COMPOBJ.DL_ C:¥WINDOWS¥SYSTEM¥COMPOBJ.DLL
>EXPAND OLE2.DL_ C:¥WINDOWS¥SYSTEM¥OLE2.DLL
>EXPAND OLE2PROX.DL_ C:¥WINDOWS¥SYSTEM¥OLE2PROX.DLL
>EXPAND OLE2DISP.DL_ C:¥WINDOWS¥SYSTEM¥OLE2DISP.DLL
>EXPAND OLE2NLS.DL_ C:¥WINDOWS¥SYSTEM¥OLE2NLS.DLL
>EXPAND OLE2CONV.DL_ C:¥WINDOWS¥SYSTEM¥OLE2CONV.DLL
>EXPAND STORAGE.DL_ C:¥WINDOWS¥SYSTEM¥STORAGE.DLL
>EXPAND TYPELIB.DL_ C:¥WINDOWS¥SYSTEM¥TYPELIB.DLL
>EXPAND STDOLE.TL_ C:¥WINDOWS¥SYSTEM¥STDOLE.TLB
>EXPAND OLE2.RE_ C:¥WINDOWS¥SYSTEM¥OLE2.REG
- 拡張子の末尾が英文字であれば、そのままWindowsのSYSTEMディレクトリにコピーします。
- ファイルマネージャから、WindowsのSYSTEMディレクトリにコピーした"OLE2.REG" をダブルクリックします。
- レジストリ情報が登録された旨のメッセージが表示されれば、OLE2のインストールは完了です。