伊藤隆幸さんのMO フォーマットツールmei を用いることで、Linux から SCSI MO を論理フォーマットできるようになります。
伊藤さんの許可をいただいたので、簡単に紹介します。
readme.txt によると、meiは、3.5インチ光磁気(MO)ディスク(128MB,230MB,540MB, 640MB)をMS-DOS FATファイルシステム用にフォーマットしてくれるツールで、 次のプラットフォームがサポートされています。
さらに、Linux でもmake できるように暫定的に配慮 されています。
- MS-DOS バージョン5.0以降
- HP-UX バージョン9.0以降
- FreeBSD バージョン2.0.5以降
- SunOS 4.x/5.x(制限あり)
ただし、環境によっては物理フォーマットが正常に動作しない場合があるそう です。Linux はあくまでもα版的な位置付けであるので、利用にあたっては くれぐれも注意しなければなりません。
make とインストールはとてもシンプルでした。
まず、 伊藤さんのページ からmei153d.tgz とmei153s.tgz をgetします。
その後、以下のようにmake します。
% mkdir mei153 % zcat mei153d.tgz | (cd mei153; tar xvf -) % zcat mei153s.tgz | (cd mei153; tar xvf -) % cd mei153 % less readme.txt ドキュメントを読みましょう % less unix.txt これも読みましょう % cp linux.mak Makefile % vi Makefile DEVICE_FILE がMO を指すように書き換えます % make all % su ここからはroot で作業します Password: # make install
root 権限で引数なしで実行すると、デフォルトでIBM フォーマットで論理フォーマット されます。
# mei