心エコー(超音波断層心エコー図法) |
これは、後遺症有無に関わらず、絶対必要な検査です。
妊娠中のエコー検査と同じようなものです。
ベットに寝た状態で、ゼリーみたいなものを塗って、
そこにペンみたいなものをあてて、心臓の断層を見ていきます。
冠動脈の根元部分の瘤や、太さ、弁の動きなどをみているようです。
うちは、10分程度で終わります。
じっとしていなくてはいけないので、小さな子どもは、睡眠薬などで
眠らされることもあります。
痛みもなく、害もなく、何度でも安心して受けられる検査です。
冠状動脈の根元部分の拡張や瘤は発見できるのですが、
中に出来た血の塊や閉塞、先の方の部分までは、わかりません・・・
(先の方に動脈瘤があって詰まっても命にかかわることはないです)
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心電図 |
うちの空は、この検査も毎回受けています。
これは、ベットに寝た状態で、吸盤みたいなものを付けて、
20秒ほど測って終わりです。
心臓の肥大・その他大部分のことは、この記録でわかりますが、
でも、ほんの短期間の記録なので、ときどきおこる動悸などは
わかりません
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運動負荷心電図 |
マスターダブルテスト(階段の昇り降り)
エルゴメーター(自転車こぎ)
トレッドミル(ベルトコンベアーを走る)
など、ある一定の運動して、心電図にどんな影響があるか調べます。
小さいうちは、無理だけど、
学校に入る前には、受けておいた方がいいみたい。
注射をして調べるジピリダモール負荷心電図と言うのもあるそうです。
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ホルター心電図 |
24時間、心電図を測ります。
体に取り付けたままなので、お風呂はダメだけど、
あとは普通に生活します。
泣いたり、走ったり・・・普通の生活でどんな変化があるか、みます。
不整脈などがある場合、この検査をするみたい。
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心臓カテーテル検査(冠状動脈造影検査) |
冠動脈瘤がある場合、避けては通れない検査かも・・・
心エコーがなかった時代は、川崎病に罹患した子ども全員に
行ったりしてたそうです。
現在は、心エコーで異常がなかった人にはこの検査をしないのが一般的です。
管理基準では、「後遺症が残った場合、発症後1年以内に行う」と、なっていますが、
小さな瘤や拡大のようなものでは、1年以内に行うのは少ないようです。
冠動脈の形態・血行、心臓や大血管内の圧力、血液分析、心筋の働き、
洞機能(いわゆるペースメーカー)を調べます。
これは、心エコーではわからない先の方の血管の様子がよくわかるばかりでなく、
狭くなった部分、詰まってないか、など、よくわかります。
瘤の大きさなどほぼ正確にわかるようです。
ほとんどは、脚の付け根から血管内に細い管を入れ、心臓まで押し進めて、
管を通して造影剤を冠状動脈に注入してX線撮影します。
ただ、この検査は、よく行われる検査で
問題なく検査を終える人がほとんどですが、危険性もゼロとは言えません。
入院(2,3日ほど)も必要で、麻酔されます。
入院後は動いてはいけないので、
小さい子はベットに縛られたりで、つらい検査かもしれません。
よく、主治医と相談してくださいね。
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RI−ラジオアイソトープ検査(心臓核医学検査) |
これも、後遺症のある人がする場合がほとんどです。
検査する場所によって、骨シンチとか、肺シンチとかいろいろあるみたいですが、
川崎病では、心筋シンチグラフィーと言う検査になります。
心筋内の血流を調べるもので、より詳しい心筋機能の評価ができます。
放射性同位元素(ラジオアイソトープ)と言うものを注射で入れ、
血液中、心臓の筋肉に入ったラジオアイソトープから出るガンマ線を
ガンマカメラ(シンチカメラ)で記録します。
放射性同位元素を体の中に入れますが、
検査での量では身体への影響はないそうです。
尿や汗などで体外へ出ていくみたいで、
おむつなどは危険物扱いになるそうです。
体験談
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