11日に、関東36不動尊のうち11番札所の「石神井不動尊」に行ってきました。
2011年1月11日に11番というわけです。

三寶寺は後小松天皇の応永元年(1394)、鎌倉大楽寺の大徳・大僧都幸尊法印の開山である。
その後三賓寺は豊島氏の帰依をうけ、勅願寺となり、小田原北条氏から寺領を寄進され、寺運次第に隆盛となった。
文明九年(1477)四月、太田道濯は石神井城を攻め、これを落城させたのち、城主豊島氏の菩提を弔うため、三賓寺を現在地に移建した。
江戸城に入府した徳川家康も先現に従って朱印地を与えた。
盛時には関東11談林の一つとして、塔頭6ケ寺・末寺60余ケ寺を有し、五ケ村鎮守氷川神社の別当として弁財天、水天宮、愛宕社等々の管理運営をしていた。
しかし文久年間など二度の火災に見舞われ、寺宝は灰燵に帰し、御成門のみが当時の面影を残すのみである。

御成門
この寺で最も古い建物で建立後およそ三百余年といわれ、徳川三代将軍家光が狩猟の際時々立ち寄られたところから御成門と称せられている。



この門にある彫刻がよかった。
      
獅子と象の彫刻                               獏の彫刻                                 亀の彫刻


もう一つの門、「長屋門」
旧勝海舟邸の屋敷門。練馬にあったが所有者の都合で取り壊されるところ、この寺に寄贈された。
    
                                                  長屋門前の石仏


本堂
    
                                                         扁額

彫刻が見事
    


ここの木鼻には、普通龍の彫刻が多いが、天女の彫刻は珍しい。
しかも、この天女、よく見ると立派な翼を持っているではないか(驚)これでは西洋の天使だよ。
   


     


本堂前の灯篭には、葵の紋が



     
本堂本尊の「大聖不動明王」            本尊の前に、孔雀に乗った「紅頗梨色(ぐはりしき)阿弥陀仏」


本堂脇の社務所で、ご朱印を頂いた。



根本大塔
    
                                                        扁額


平和観音(十一面観音)。高さ9m、一つの石から彫り出されている。
      


十一面をアップで
        


真後ろの暴悪大笑面がいつも気になる。



大師堂(奥の院)
   
                                     大師堂扁額

          
弘法大師ご詠歌                       観音様ご詠歌                                 ここの弘法大師さんは、こんなお姿でした。


出世大黒天堂
    
                                                        このお寺の松は、とても立派


立派な寶篋印塔。天明元年(1781)造立のもの
        


如意輪観音堂
      
                                               扁額                                      観音ご詠歌

如意輪観世音菩薩



鐘楼の脇のイチョウがすごく立派



六地蔵
   
                                                      六地蔵と並んでいる石仏

その足元に、こんな可愛らしい石仏が



八十八ケ所お砂踏み霊場があった。境内の林の中に、石仏はなく、場所と本尊を記した石碑が並んでいる。
    









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関東36不動霊場めぐり

東京都練馬区石神井台1-15-6
2011.1.11 参詣

西武新宿線「上井草」駅から徒歩10分くらい

第11番・石神井不動三寶寺

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