人物的能力を伸ばすことも視覚障害者の就労には必要



視覚障害者の就労というと、視覚障害をサポートする手段や仕事をするためのPC操作などによく着目されます。
企業でお仕事をする場合、他にも大切なことがあります。論理的に考える能力、問題解決力、コミュニケーション能力、協調性などといった、いわゆる人物的能力といったものです。

実は、これら人物的能力を伸ばすことで、ある場面において、その人が、どんな行動を取るのか、今、何をしなければいけないのかなど、その人が自律をして的確な行動を取るようになり、更にこのような能力から視覚障害をサポートする手段などでも取るべき行動を取れるようになり、力を発揮することが出来ます。

これら能力は、社会にもまれたり場数を踏んだりしないと、なかなか身につかないことだったりしますが、例えばこれから就職をしようと考えてる人には、どこかのサークルや団体活動などで、スタッフ側の活動を積極的に行っていくと、結構身についたりします。

よって視覚障害者の就労というテーマとしては、視覚障害をサポートする手段やPC操作のスキル取得も必要ですが、人物的能力を伸ばすことも非常に重要です。

石山朋史(BJA)



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