1998年5月20日 Wednesday(現在のゆりこ)
この頃すごい精神状態最悪だったのが、読んでて分かる(笑) 冷静に自分の状況や精神状態を判断しようと努力しているのは分かるけれど、結構自分の世界で突っ走っちゃってる。まぁ、今も、ハマるとそうなんだけど(笑)
この時まで付き合っていたK君とは浪人の時から付き合っていて、同じ大学に入りました。で、学科も一緒でクラスも一緒だったので友達がみんな同じだったのね。で、私たちはそのグループの中心的存在だったので、別れるとそのグループが空中分解すると友人達は考えたわけです。
実際そのグループは、この後空中分解しましたが(笑)
そういうわけで、グループの存続?を死守すべく、別れを持ち出した私を責めたんだろう、と今思い返すと(というか、友人とその後、この時の話を笑い話としてよくするのですが)全貌が見えてきます(笑)
今考えると、なんて幼い人間関係だったろうとつくづく思います。
私は、当時もそして今も、本当の友達というものは何年会わなくても、話さなくても、再び会ったとき、昔と変わらない気持ちで接することができる、話すことが出来るものだと思ってる。もちろん、環境が変われば考え方や生活スタイル、行動も変わってくる。でもそれは、外側にくっついたものであって、根底に流れているその人のきれいな魂みたいなものは、何年経っても変わらないかけがえのないものだと思ってる。だから、自分の友達が、他人には白い目で見られる様なことを例えばしてしまうことがあったとしても、私は味方でいたい。私は、その人の本質を見て、大切な友達だと思って付き合っていたのだから、遅かれ早かれ、必ず気づいて、分かってくれるものと信じてる。だから、この事で自分の人格を否定されてしまったことは辛かった。
でも、この時、私がまったく悪くなかったと言うことはできない。この私の考え方を、友人達に押しつけることはできないし、分かってもらえるまで待つしかないと思ってた。付き合っていた相手にいろいろ話さずに、違う人とばかり話して仲良くなっていったことが、周りの友人達の目に「なんて女だ」と映ったことは当たり前のことだと思うしね。けれど、結局一年後、親友のMとは分かり合えることができたし、今もなおいい友達関係を築いて行ってます。親友Mとの絆が、結果的には、この後の離れていた一年間のおかげで深まった。このことが無かったら、今まで友達でいなかったかもしれない。Mと私にとってはすごく勉強になった、要の事件でした。
K君との関係においても、「付き合う」ということは、2人で築き上げていく人間関係だから、私にそうさせてしまった彼にも原因はあると思う。だから、どっちも悪かったんだよね。
この時まで付き合っていたK君は「友達重視・自分のやりたいこと重視」でした。この後、付き合うことになるN君は「2人の世界・友達なんていらない」でした(笑)
どっちも極端ですね(笑)
K君と付き合うまで私は、恋愛をするとそれが世界の自分の全てでした。でも、彼は友達と遊ぶことや、自分のやりたいことにばかり目を向けていて、それに疲れたとき、思い出したように私と会う。そんな感じでした。私はいつも待ってた。いつ会おうと言われても大丈夫なように予定はナシ(爆)
でも、それじゃ、毎日ひまで仕方なかった。
だから、徐々に友達と遊んだり、サークルの幹部をやったり、バンドをもう一度やり始めたりした。そうしているうちに、それがすごく楽しいことに気が付いた。今までなんてもったいない時間の使い方をしてきたんだろうって思った。彼と会うことは優先事項なのは確かだけれど、会えない時間は、次会ったときいろんな話ができるように、輝いていられるように、自分を磨くために時間を使おうと思った。何もせずに、会いたい会いたいと文句を言いながら、会えないことを嘆いて待ってるだけじゃ、全然魅力ない。重たい。先に進めない。これじゃぁ自分にとってもマイナスだし、いつか愛想尽かされるなっていうことに気づいたのです。
K君と付き合っていくうちに、どんどん自分が良い方に変わっていくのが自分でも良く分かった。最初はそれがうれしかったし、楽しかった。でも、彼は私と付き合うことで変わることはなかった(付き合ってる時点では)。
私は彼の望む女になっていっているけれど、彼はマイペースで自分のスタンスを崩すことはなかった。付き合い方も、彼の付き合い方に染まって私が変わったからうまくいってるだけだった。私がこうして欲しいということを言っても、「俺はこういう考え方だから」で片づけられてしまう。反論しても、太刀打ちできずに丸め込まれてしまう。納得できることなら、太刀打ちできなくても当たり前。だけど、納得できないことをも、言葉も出ないほどに叩き潰されてしまう。もちろん、自分でも変わってきた自分を気に入ってはいたけれど、もうこれ以上は変わりたくないとある日思った。彼のそういう部分での考え方について行けないと思い始めてた。そんな時に、N君と話す機会があって、なんでも相談するようになり、周りを巻き込んで泥沼にはまって行ってしまったのでした(笑)
別れてから一ヶ月後、K君と話をする機会がありました。その時、私と付き合ったことで自分の悪いところを見つめ直すことができたし、良い方に変わることができた。だから感謝してる。ありがとう。と言われました。うれしかったなぁ。
どんな人間関係においても得るものは必ずある。それは当たり前のことだけれど、その人の人生において、要となるようなものを与えることができたと分かったとき、自分て捨てたもんじゃないな、と思いませんか?(笑)