日乃出堂通信 Vol.38
 結局落としてしまいました。
 まあ、9月は忙しかったから勘弁してください(じゃないですよね)
 36号で、月刊化を宣言した矢先のこれですからねえ。
 今月は薄いです。

「大モンゴル展」
 ひさしぶりに?大阪に行きました。
 国立民族学博物館で開催されている特別展「大モンゴル展」を見るために。
 前の日は興奮していて眠れず。へろへろ。
 実際は、Linuxの環境設定をしながらテレビをつけたら、フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースが出ているではありませんか。
 思わず最後まで見てしまった。気がつくと0300時をまわっている。今から寝ると起きられない!
 映画の題名は「ブロードウェイのバークレー夫妻」知らない映画です。
 しかし、あの頃の映画は良いよねえ。なーんて言うか。あまりに物語がまっすぐで、うがった見方が出来ないですよね。それに彼らのほれぼれするようなダンス。
 やっぱり最後まで見てしまうのはしょうがないですよね。

 飛行機に乗ると、「時間があるので操縦室のドアを開放しています」と言われて見に行きました。写真やビデオでは見ることがあるのですが、767の本物は初めてです。いやあ、表示が良いですね。明るいし解像度が高いし。ああいうディスプレイはさぞお値段高かろう。
 話はかわって、ホバーがけっこう揺れました。楽しかったです。それに比べ空はなんて良い天気なのか!

「大モンゴル展」ですね。ゲルの内部をゆっくり見ることができたのが収穫でしょう。
 夜はかなりくらいでしょう。
 ミニコンサートと言うのもあって(これは伴奉天さんの報告でも書いてましたね)、ホーミーを初めて生で聞きました。やっぱり不思議です。でも、“きれい”な音では無いですね。実際に言葉は発音できない発声法のようでした。馬頭琴の音は良いです。CDが欲しいかもです。それから、横笛(名前はわすれましたけど)を息継ぎなしで演奏していたのもすごいです。吸いながら吐く超絶技術を使っているのでしょうか?
「未来のゲル」と言うのを日本の企業が勝手に考えて展示してましたが、あれは箸にも棒にもかかりません。なんか勘違いしているような。恐らく衛星電話などを利用したネットワーク環境と言うのは必要になるだろうし、そのために太陽電池発電も使うようになるだろうと思います。しかし、合成素材と、金属のゲルに住むようにはならないと思います。
 特に、今回の「大モンゴル展」の入り口に書いてあったような「現代の生活を見直す」ことにでもなればなおさらというきがします。
 この「大モンゴル展」の目玉はそんなところにはありません。そう、伴奉天さんも書いてあったように”馬乳酒”です。
 みんぱくのレストランでは、馬乳酒と羊肉それとモンゴル風のチーズを食べました。
 馬乳酒は、実際には牛乳を馬乳酒と同じ製法で醸造した牛乳酒と言うべきものだったようです。アルコールは薄く、味は”カルピスアミール”とほぼ同じでした。
 馬乳で造ると違う味になるのかもしれません。
 チーズは酸味がかなりきつく、ぱさぱさした食感でヨーロッパ系のチーズの食感に慣れた私には”ちょっと”と言う感じでした。まだ、私にはブルーチーズの方が良いです。

 次は蜂蜜酒(本当にあるのか?)を舐めてみたいです。

 その後は早足で常設展を見ました。展示されている道具を見ながら「実際にこういう道具類を冒険に持っていくと...云々」と言う話をしてました。
 それから梅田に出て「人体の不思議展2」を見ました。基本的には福岡で見たものと同じだったのですが、福岡ではなかった展示物がすこしありました。これは、標本でなく、標本の写真だけだったのですが。「自分の皮を持った全身像」です。これは是非本物を見たかったですね。イメージは、ちくま文庫の「ヒトの見方」(養老孟司)の表紙のイラスト(の元になった解剖図?)をPrastinationにしてしまったと言うものです。
 本物を見たかった。
 それだけ見てカタログを手に入れてOK。
 夕食は梅田地下で牛鍋を食べて、宿に入ったら疲れから爆睡でした。
 日曜は軽く日本橋を流しました(爆笑)...大金を使ってしまった。

「Palm III」
 ついに、Palm IIIを買ってしまった。と言っても、購入してすでに1ヶ月が過ぎようとしてます。
 購入したのは1998年9月19日(土)。
 購入した経緯はどうでも良いですね。相変わらず衝動買いでした。
 で、Palm IIIです。ほぼ1ヶ月使用した印象をお伝えしましょう。
 このPDAは買いです。
 と言うのもフリーウェアで「Tricoder」と言うのがあるからです。名前を見て気がついた人もいるでしょう。そう、「StarTrek」で使用しているあれです。このソフトは実にくだらない。けど良いですよ。変なゲームより楽しい(楽しめるのはトレッキーだけ?)
 あれを楽しむためだけにPalm IIIは買いですね。また、別の目的で購入しても必ずINSTALLしたいソフトです。気に入ってます。
 とりあえずわかりそうな人には見せて回っています。

 実際、それだけなのですが、それだけだと満足しない人もいるでしょう。少しは普通のことも書きましょうか。
 HP200LXでもそうですが、売れているPDAと言うのはだいたいにおいて標準のPIMが良くできています。そのままでも、ほぼ不満なしに使用できます。逆に言うとそれだからよく売れるのでしょう。
 このPalm IIIも良くできたPIMが搭載されています。
 入力は、Graffitiと言う一筆書きのアルファベットを利用...みなさんご存じですね。
 最初は覚えられない?とか思っていましたが、すぐに覚えました。もちろん、オンラインヘルプもちゃんと用意されてます。

 良くできたPIMもさることながら、標準で装備されている「HotSync」と言うのが使いやすいですねえ。ボタン一発でPC上のバックアップソフトとシンクロできます。
 PC上のソフトも良くできてます。今会社ではスケジューラとして活躍してくれてます。
 机を離れるときはPalm IIIで、机ではPC上でスケジュールを確認できます(それほどスケジュールは詰まってないけど)。

 それに、簡単にPC上のデータとシンクロできると言うのは、HP200LXでは用意されていなかった機能です。さらに、Palm IIIのPCソフトは日本のユーザーの努力で日本語化されています。
 実は、Palm IIIはJ-OSというソフトで日本語化出来るのですが、さすがにそのハードの制約から日本語変換辞書が小さく変換効率はお世辞にも良いとは言えません。でも、PC上で入力すれば大きなキーボードや変換効率の良い日本語変換が使用できます。で、ボタン一発!便利です。
 おかげで、家と会社にクレードルを置いてます。クレードルは1つ標準でついてきますそこらへんもこのPalm IIIの良いところでしょう。
 HP200LXは、接続ケーブルもPC上のソフトも別売りでしたからねえ。
 そのJ-OSですが、今回は市販版を購入しました(もしかするとPalm IIIには商品版のJ-OS IIIしか使えないのかな?)。これを使用すれば、Palm IIIのソフトのほとんどの表示が日本語になります(ただしメモリーを使うので私は英語表示のままにしてます)。

 あと、このPDAもフリーウェアやシェアウェアが多いことで有名ですね。これらのINSTALLもHotSyncですぐに出来ます。開発環境が充実しているのも有名ですね。

 これらは主に使用しはじめて感じたことですが、購入時に気に入ったのはその大きさです。シャツのポケットに入ると言うのが効きました。プライベートで外に出るときは普通鞄を持っているのでHP200LXでも気にならないのですが、会社内では200LXは持ち歩くのに大きすぎました。特に現場に行くには意外にじゃまになるのですよね。でも、見たときに「これなら持ち歩ける」と思ってしまったのが敗因ですね。
 DIMENSIONは小さいのですが、重量はその小ささ故意外に重いと感じました。

 通信環境ですが、個人的には使わないと感じました。もちろん、パソコン通信、e-mailそれにwwwブラウザもオンラインソフトがあります。それに私は本体と一緒に「携帯、PHS用モデム」も購入してしまいました。
 でも、画面が小さいです。あまり通信向けとは思えません。これは私がHP200LXを持っているためだと思います。通信と文章入力はHP200LXで行いたいですね。
 ま、通信もできると言う程度にしか私は評価できません。

 あと、INSTALLしたオンラインソフトは電卓とストップウオッチそれにJ-Infoです。標準の電卓は関数機能が付いてないので使えません。それに私自身が最近PRNの電卓しか使用してなかったため、RPNの電卓が欲しかったと言うのもあります。ストップウオッチは業務で必要としていたためでした。
 特にPRNの関数電卓は「無ければPlam IIIは使わないだろう」と思ったくらいでした。(これは個人的な問題ですが)
 J-Infoと言うのは...自分で調べてね。Palm/Pilotでは有名なフリーウェアなようです。
 も一つ、J-OSについてくる辞書があまり整備されていないのでシェアウェアの「真辞書」と言うのを入れてます。

「CrossPad」
 IBMと事務用品のクロスと言う会社が共同で開発した装置です。
 半年ほど前に雑誌などで紹介されていたので覚えている方も多いことでしょう。
 見た目は大きめ(それもかなり大きめ)のクリップボードです。
 なんと、クリップボード本体と付属の専用ペンに電子回路が組み込まれていて、デジタイザになっているのです。
 クリップボードに紙をはさんで、専用ペンでいろいろ書くとそれがそのままクリップボード内のメモリにも書き込まれると言うことです。当然それをPCに転送してデータとして残すと言うわけです。
 なんと、アルファベットはASCIIコードに変換してくれるそうです。
 ほかにもいろいろありそうですが、まだ使ってないのでわかりません。
 実は会社に持っていこうと思っていたのですが...これはじゃまかも(笑)

 手に入れた経緯は、「大モンゴル展」に行った際、余録(本当か!)で行った日本橋で4MLXやPalm IIIのクレードルを物色しているときに突然出会ってしまったのです。
 でも、高いです。5万円以上します。その上、専用ペンに使用している電池が日本では一般的に売られていないと言うのも気になります。
 使ってみたらまた報告しますね。

「HP200LX 4MB版」
 やっと手に入れました。これもこの前の日本橋です。いろいろ買ってしまってお金が在りません。来月の引き落としが怖いです。
 日本語化は2MB版があるのでそのままと思っていましたが、実は「日本語化キットVer.1.0」ではだめなことがわかりました。日本語が正常に表示しないのです。設定が違うのか?とか、何か忘れていることがあるのか?とかかなり悩みました。結局バージョンアップされたのを思い出すまで結構時間がかかったと言うだけの話です。Ver.1.1でアップデートしたら簡単でした。
 Palm IIIもあるのにLX?と言う声も在るでしょうが、私はTiPOも持ってます(笑)
 でも、200LXも放せないですね。通信や文字入力はやはりキーボードの方が良いです。
 ですから、Palm IIIを購入してからはDOSモードの方が時間が長いです。シスマネはあまり起動しません。
 ところで、今はEtherPPPの起動で悩んでいます。

いもほり日記 by NP
「霊魂の民俗学」
宮田 登著|日本エディタースクール出版部
 著者と題名を見ればだいたい内容はおわかりですね。
 おわり。
 ではいかにもあじけないですね。
 私のような薄学(笑)なものには今回もいろいろ得るところがありました。
 半分以上が女性、出産、新生児そして、その社会への帰属までについてに割かれていました。今あらためて目次で見るとそうではないのですが、読んでみるとそう言う印象でした。
 まあ、霊魂と言う話からすると「誕生」と言うのはどうしても主題になってきますけどね。それに、農耕文化と言う話であれば以前に書いたような「出産」とそれに直結する「性」と言うのもはずせないこともご存じのとおりです。
 このように全体の流れは目次を見たところでわかったのですが、やはりディティールは読んでみないとわかりません。
 たとえば「犬」印の帯の話とか七五三とか。戦前の喪服について書かれたところも意外でした。知らないことが多すぎます。
 後は、老人、ミロクそして「血とスジ」です。
 おっと、忘れてはいけませんね「神・妖怪・祭」について書かれた章もあります。
 日本人におなじみのお稲荷様のことが多く書かれているように思われます。まあ、無視できないですけどね。ここら辺はあまり印象に残ってません。
 何となく全体として上に書いたように「女」が中心にあったように感じました。
 ま、秋の夜長に読むには良いかもしれません。全体としてはみなさん知っておられることなので、細かい部分を楽しんでください。

「Cat Shit One」
小林源文著|ソフトバンク
 おもしろいです。これは買いです。
 ベトナム戦記ものですが、米帝は兎、越南人は猫です。でも、内容はこれ以上ないというほどベトナム戦記です。相変わらず小林さんはうまい。

 久しぶりにマンガが出たところで、マンガを続けましょう。
 って、無いや。

「Gad's Army」
グレゴリー・ワイデン監督作品
 映画です。題名のとおり「神の軍隊」の話です。いえいえ、十字軍の話ではありません。まあ、かれらも「神の軍隊」の名に恥じない立派な働きをしましたけどね(笑)
 主役は、題名から想像できるもの達です。
 主演は...うーん主演と言って良いのか?とりあえず、クリストファー・ウォーケンです。
「彼は天使の役が似合うよね」と言ったらyazさんは「天使かどうかわからないが、”いかにも人間以外の何者か”だよね」と言ってました。確かにそうかもしれません。
 この映画を初めてみたのはこれまたyazさんの部屋でした。題名を見て「おおっ!これはっ!」と言ったら「そのとおりです」と言われてしまった。
 つい最近レコード屋さんにある東北新社のビデオテープを見つけて購入してしまいました。あらためて見直しているのですが、良いです。
 クリストファー・ウォーケンに天使は似合ってます。(なんたって、大天使ガブリエルですからねえ)
 しかし、ストーリーは実にアメリカらしい話です。特にルシファーの話す地獄の話なんか泣かされます。信仰は誰にでも必要ですからね。
 みなさん信仰を失わないようにね。

編集後記
 先月は出さなかった上に、今月も遅れて、あげく薄い!
 なーんか本を読んでないね。今は本をいくらでも読める環境なのに
 それにつけても、クリストファー・ウォーケンの大天使は似合いすぎる!

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* 日乃出堂通信 Vol.38 1998年10月1日発行    *
* 発行:日乃出堂                *
* e-mail: hig@fat.coara.or.jp         *
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