photo diary
2005年4月2日  「 しろめし vs  黒ごま担担麺 」
本日、ぢょうちゃまはご学友の皆さまと卒業旅行。
…ご学友は卒業だとゆーに、ぢょうちゃまは…。
「おぢょうは永遠の小学生ぢゃ」
と言い残してお出かけになりました。
ゑゑ、どーもそのよーでございます。。。落第か。
 
こちらがぢょうちゃまのお屋敷でございます。
大理石の壁、ふかふかの赤絨毯、レトロなタイル貼り。
ねえやとばあや、日々、掃除に勤しんでおりまする。
どれ…、拭き掃除はできたのかゑ。
「ばあやさんばあやさん、今日は皆さまお出かけ。
  私どもも息抜きに出ませうぞ」
「なれど、まだ埃が残っておるわ」
「…ご自分のお宅のお掃除はなさいますの??」
「………。見なかったことにいたしませう(汗)」
かくして、またもやふぅらりふぅらりと遊び呆ける
ねえやとばあやなり。
 
 
 
ほんとは某百貨店の踊り場にございます。
しょっちゅう行く店なのに、こんな優雅なスペースが
あるとは存じませんでしたわ。
床は絨毯ではないけれど(笑)。
ねえや@粂さん、今日も更紗のええ帯に
ゴーヂャスげな帯留。
「今日は後ろでお太鼓が結べましたのよ♪」
「普通は後ろで結ぶものです」
「…ばあやさん、今日もお派手だこと」
「今日を逃すとこんな羽織、もう着られまい!!」
チェリーピンクにドッカン桜、「ド派手!!」とのの
しられよーが、桜が咲いたら着られんもの。
んで、また黒ごま担担麺。
ここしか知らんのか…。
 
今日は一段と辛い。
お〜っと、こっちは「しろめしレンジャー」に
変身した粂さんだ。
しろめしを前にすると目つきが変わる(爆)。
後ろの「餃子」の文字だけで三杯はいけそー。
隣のテーブルと異常に接近した喫茶店にて、グロネタ・墓ネタで盛り上がりました。
当然、周りから嫌がられているだろーに、意に介さぬところがおばはん。。。
しゃべり過ぎてアゴとほっぺたの筋肉がくたびれまする。小腹も減りまする。
イカの揚げ物まではご機嫌で
しろめしをたいらげていたけど、
イカがなくなって黒ごま担担麺
をおかずにしたのが失敗。
粂さん、唐辛子は平気でもコレ
には苦手の胡椒が入っていた
らしく、ヒーハーヒーハー。
ウーロン茶ガブ飲み。
「オヤヂのナマ中」っぽい(笑)。
 
私はヒーハーしつつも汁まで
完食。
しゃべるとはエネルギーのいる
ことなのだと痛感。
自分でもこっぱずかしい「桜銘仙」。
羽裏はもっとおぢょうちゃんちっく。ブリブリ。
だけど、一昨年、お江戸で買った唯一の銘仙で、
その時の大事な思い出もつまってる品。
 
羽織が派手な分、着物はド地味な黒と茶の縞。
あまりの地味さに男物かと思ったけど、ちゃんと
身八つ口があった。変わり織の銘仙。
書き物だけがしたくなり、ブログを始める。
プロフ用の写真。
2005年4月6日  「 桜・辛夷・白木蓮 」
裏の公園にもようやくぼんぼりが灯り、吹田もお花見開幕です。
…だけど、コレが灯ると、「どれくらい咲いたろ」と落ち着かないったら!!
あんまりソワソワしてるから、亭主の方が苦笑して、「見に行くか」と。
あら〜、アナタもたまには気の利いたこと、おっしゃるじゃなぁい。たまだよ、たま。
あー、咲いてる、咲いてる♪
まだ樹によってばらつきはあるけど、もう枝先に
こんなに咲き誇ったのもあって嬉しい。
全部を見ていくと、まだちらほら咲きのが多い。
これから数日は暖かい日が続くらしく、一日一日の
変化が楽しみ。
急に出かけることになって、何を着るか迷ったけど…。
かなり生地が弱ってて、いつビリッといくか不安な銘仙。
仕立て直しも無理っぽい。裂けたらおしまい。
それでも、銀地にシャープな幾何学模様がきれいで、
文字通り「捨て難い」ってのはこーゆーのかな。
ぼんぼりが消えるの、何時だっけ。次のスポットまで駆け足。
尻かいてるトコまで撮らなくていいんだよっ。
段々、息子に感化されてきてやんの。
「届かねぇ~~~~」と叫びつつ、嬉しげなおばか。
軽々届いて、自慢げなおばか。
 
…今、気づいたけど、オヤヂ…。
それ、私のジャケットぢゃねーかよー!!
いくらしたと思ってんだよ、汚すなよっ。
(ちなみにメンズである。着られても仕方ない)
コブシも一週間ほどで
こんなに花開いた。
夜目に白い花は神々しい。
普段、セルフで満足な写真が撮れない分、あほ度はどんどんエスカレートする。
フツーのご家庭だと、女房がこんな醜態をさらすと、「やめろよ、みっともない」とご亭主は
注意なさるんだろーが、我が家の場合、前触れもなく桜の樹にしがみついて、「コアラ〜」と
はしゃぐ嫁に、「急にやったら撮れへん。もっぺん」と笑ってのたまう亭主なり。ヘンだ(笑)。
去年、とても見事なハクモクレンに出会って、今日もどーか
と走ってったけど、盛りを過ぎてコブシと見間違えるくらいの
姿。好きな花を見逃して悔やまれる。
だけど、締めはやっぱ、幹に咲く桜。
今年はなんかブーケ状(笑)。
年々、ここに咲く花が増えてってるみたい。
見上げなくてもゆっくりぢっくり見られて、
贅沢な気持になれる。
このぼんぼりまで、歩いて5分。
その5分が歩けない年が、幾度かあった。
家から見下ろすだけのぼんぼり、辛かった。
 
今はまだ一人で遠出はできないまでも、時々、
自分の足でこの公園へ出かけ、花を愛でられる
ようになった。
いつ、また、花見もままならない状況に陥るか、
その不安は常にあるにせよ…。
ぼんぼりに浮かれてはしゃぎ回れる今、大事に
こころに留めておきたい。
'04/03/14
2005年4月8日  「 花見で遅刻 」
今日はぴょんねえやさんと粂ねえやさんとばあや、呉服の展示会に参ります。
いつものよーな古着のセールではございませぬっ(強調せんでええねや)。
大阪の呉服屋さん合同での、まぁ、赤札市ではございますが、新品ですわな(笑)。
…かなんな、着ていくモンないで。銘仙っちゅーわけにもいかんやろ…。
ここ数日の暑さで「コレ」と決めていた着物は暑苦しそ〜ですが、それは後ほど…。
 
約束の時間まで少し空きがあり、寸暇を惜しんでまた花見。飽きるほど見たい。
青空の下で見る桜は気持いい。二日で七分咲き。
…暑い。そろそろ行くか…と車で出かけたら、渋滞に巻き込まれてまた遅刻〜。
ねえや〜ズ、もう先に入って物色中。会場内の写真は撮り辛い(苦笑)。
ばあやは夏向きの江戸小紋を物色したけど、「霰」がなくて見送り。
お二人は念願だったらしき品を、がっつりお買い上げ。よござんした。
精算をすませ、休憩所で一服。
遅かったのか貸切状態。静か〜。
なんか…、バリウム飲んでるみた
いに見えてしまう、その目…。
 
ねえや〜ズ、申し合わせたかの
よーに着物の色・帯の色・帯揚の
色がそっくり。
そして、その帯にはさんだ携帯っ、
同じ機種ではないかっ??
まさか、まさか…。
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ケイタイビームっ!!
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いたぶられて内心悦ぶ、なばあや。
曲がるっちゅーねんっ!!
伸びるっちゅーねんっ!!
痛いっちゅーねんっ!!
いたぶりはまだ続く。
小腹が減って食べたスコーン、
ブルーベリーソースつけて」。
ぅぅぅ、ばあや、ブルーベリーソースは嫌いでございます。
目に良かろーが、老眼がちっとはマシになろーが、コレ
だけは嫌でございますぅぅぅ。
しかし、女王様には逆らえませぬ。いただきました。
ぅ゛ぅ゛ぅ゛、ムチの方がマシ。
…が、この日、最大の自虐的行為は、この着物。
縮緬。暑い。
 
だけどね〜、まだ四月上旬ですよ。
フツーに考えたら、ようよう羽織を脱いで帯付き、
まだちょっと肌寒いかしらん…な季節のはず。
五月くらいまで縮緬も着られるはずっ。
多少は時期の先取りもあるにせよ、この着物の
柄は藤。去年の『ハズカシイおべべの会』で着た
ドッカン藤も縮緬。
他にもヒナゲシやら四・五月あたりに咲く花の
縮緬の小紋や訪問着があるけど、こんな気候で
いつ着たらええんでせうか。
 
帯もほんとなら今頃にぴったりな、新緑の木立を
織り出したごっついのがあるけど、あんなん締め
たらアセモだらけになりそ。
 
着たいものを着てるよーで、その実、暑さに勝てず
箪笥の肥やしに甘んじてる着物や帯の多い近年
でございまする…。
いやん。。。
2005年4月9日  「 乱痴気騒ぎ 」
今日も懲りずに花見ですぅ〜♪
これも身体もこころも動けるからであって、なんとも有り難いこと。
裏返せば、「来年はどーなることやら…」っつー不安と焦りではあるけど、今はそんなこと忘れて。
本日のコースは、黄昏時に川べりから並木回り。
去年は川べりの桜の方が早く満開になったのに、
今年はまだ五分咲き。
ここは左側が下り坂になってて、その下に植えら
れた桜を身近に見られる、お気に入りの場所。
 
だけど、今日もオヤヂと息子は仕事でセルフ…。
世間は週休二日の土曜で休み、桜はほぼ満開、
夜に向けて花見客の団体が増え始め、一人で
こんなことしてんの、あほっぽく見えちまう。
 
 
桜の色の邪魔にならないよーに出した銘仙。
前に着た時、あまりぱっとしなかったイメージが
あって、着るのは3年ぶり。
あらためて見ると生地は光沢があっていいし、
黄色いからタンポポと思い込んでた花はアザミ。
自分ちで掘り出し物を見つけた気分(笑)。
…が、機嫌が良かったのはここまで。
私の足元、ご覧のよーに雑草の中を人が一人
通れるくらいの“道”があるでせう。
普段はジョギングする人、犬とお散歩する人達、
のんびり散策するための道。
 
右写真、その道の上にブルーシートを広げて
宴会を始めよーとしてる連中。
ここだけかと思いきや、この先、そんな団体が
何組もいて通れやしないっ。
オマエら、ここは公共の場所だそっっっ!!
いつもの並木に戻ってくると、自転車だらけどころか、
バイク乗り回してるバカまでいる。乗り入れ禁止だぞっ。
しかーしっ、もっとバカがいた。
首からフルネームの大きな名札をぶら下げた男数名。
なんのため…。オバサンの理解の範疇を超えてるけど、
もしや、ここで合コンしてんの?????
そーいや、さっき、「イッキ、イッキ!!」、いまどき一気飲み
やってた連中もこんなの下げてたな。
 
…と、某大学のプラカードを掲げた団体がぞろぞろ。
総勢100名は下らない。
この団体も合コンなのか?? 既に確保してあった場所に
ほとんど押し黙ったまま整列。
この人数分の場所のおかげで、こじんまりと家族や知人
と花見を楽しもうと思ってた人達は、通路や坂、児童公
園に追いやられてしまってる。
 
この公園は花見の名所でもなきゃ、“花見”というサブ
タイトルで乱痴気騒ぎできるほどのスペースもない。
どっち向いても我が物顔の連中に、怒りフツフツ…。
「ここにゴミを捨てないでください」の立て看板の前がゴミ捨て場と化し、女子トイレの中では
水をジャージャー流しながらはしゃいでる男女の…男女?? 女子トイレだぜ~~~…嬌声。
いつも散歩してる公園が荒らされまくってて、腹の中で、「ケリ入れたろかー。下駄投げたろ
かー。締めたろかー」とブチギレながら、早々に退散。
なんて嫌なモノを見てしまったんだろ。これが“花見”か??
怒りを抱えたまま帰宅したくなくて、少し
足を延ばして、幹に咲く桜を見に行った。
また花数が増えた。まだまだ咲きそう。
 
同じ桜なのに、この子の方がしあわせ
かもしれないと思ったりする。
少なくとも、乱痴気騒ぎの添え物ぢゃない。
 
ようやくこっちの気持も落ち着く。ありがと。
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