photo diary
2005年4月26日  「 藤の花房花垂れて 」
スンマセン。
『 うつうつ ようふく暮らし 』です。
 
亭主が「藤が満開だ」ってんで、着物も
帯も出して化粧もこってりして、行く気
マンマンだったけど…。
着替える直前になってキツイ鬱。
着物はまた着られても、満開の藤は待っ
てくれんしなぁ。
んで、洋服でお出かけ。
花だけお楽しみくださいましっ。
 
 
気取ってポーズしてんぢゃないのよ。
どーしていいかわかんないの。(T T)
車で15分ほどの所にある幼稚園の藤棚。
…が、この春、幼稚園は移転して園舎はもう取り壊されてた。
藤棚は花の時期までお情けをかけてもらったのか、来年も見られるのか…。
正岡子規 二首
 
かめに活けし藤の花房花垂れて
              病の床に春行かんとす
 
かめに活けし藤の花房短ければ
              たたみの上に届かざりけり
 
 
子規は写生文を唱え続けた。
似て非なる二首は、畳に届くほどの花房を母か妹
に命じて、少し短くさせた情景が目に浮かぶ。
 
たしかに写生文であろうが、子規の生涯をたどると、
来年の藤を見ることができるかどうかも危うい彼に
とって、「春行かんとす」は「春逝かんとす」に思えて
ならない。
この人、意外と泣き言の多い人でもあった。
ユーカリノキ(ユーカリとは別物か??)を見つけて、
またもや、「コアラ〜」。し、しがみつけない…(汗)。
皮を引っぺがされたのか、ツルツルで気持いい。
 
…「フトモモ科」って、私へのアテツケか。
どーせ尻回りより太ももの方が太いですっ。
へんっ、今日の画像は腰から下は全部、チョン
切ってやったわい。かかか。
 
大木のエネルギーをもらって、また明日から元気
にいこー。
国文科で子規のゼミにいたけど、教授の話は和歌や俳句よりその人となりについてばかりで、
向学心皆無だった私は、未だに子規の俳句は、「柿食えば…」と絶句しか思い浮かばん(爆)。
「藤の花房花垂れて」もそこしか思い出せんどころか、「…誰の歌やったろ…」。
けど、和歌や俳句は今から味わうこともできても、あの生涯を克明に教えてもらい学べる機会
は滅多になかろうし、いいゼミだったと今は思う。
子規の臨終に母の発した言葉。「もういっぺん、痛いと言うておみ!!」。…母親やなぁ。
今年は自分の目で満開の藤を見られた。よかった。
2005年4月28日  「 やっぱ こっちでせう (笑) 」
思いがけず、『 うつうつ ようふく暮らし 』の方が掲示板で
あれこれと…。ん〜、そっちへ路線変更するか。
 
*  洋服がないため、3秒で挫折を決意。
 
やっぱ、こっちでせう。
まだ『 うつうつ きもの暮らし 』は続きそーだけど、着たい
ものを着れば少しは気も晴れるかと。
好きなのに3年着てなかった藤独鈷の銘仙。
藤の花咲くピーカンの午後、気持いい。
けど、暑いねぇ〜。帯だけ単衣のにして正解。
14日に見た藤の樹、白い花が咲いてた。
それであまり花を見た記憶がなかったんだ。
花房はそんなに垂れてなくて、紫の藤とは
種類が違うんかしらね。
黄色もあるらしいけど、どんなんだろ。
藤棚をバックに写真撮ろうとして、
お掃除の邪魔をしてしまった。
ごめんなさい。
 
この時期、楠の落ち葉が多い。
新しい葉も出てきて、あたり一面
芳香がたちこめてる。
 
 
この後、セルフで撮ってるのを
見かねてか、親切なオジサマが
何枚か撮ってくださったけど、
一枚も写ってなかった(泣)。
他人のデジカメはちゃんと説明
してからでないとダメなのだ…。
ハリがあって頑丈(?)そーな銘仙。
ハリがある→けっこーゴワつく→
ガバガバと着崩れてく…なわけで、
最後は裾広がりになってみっとも
ないったら。
だから、全身のアップはナシ(笑)。
 
それにすごく着膨れて見える。
このテの縞や独鈷も鬼門か??
ハナミズキも満開。初夏到来。
2005年4月29日  「 温泉…ですっ 」
…ゴールデンウィークだそーでございます。
 
温泉へ行って参りました。
天神橋筋八丁目の温泉。
…世間様では、「スーパー銭湯」と呼ばれております。
 
温泉ですっ。
 
露天の壷湯に浸かり(イメージ図参照)、ぷーかぷーか。
空、青いしぃ〜。
都会の真ん中ですっぽんぽん。ささやかなぜーたく(笑)。
 
マッサージもしていただきました。
…いたい、痛い、痛いっちゅーねんっっっ!!
けれど、ドにはこの痛みが快感。あ・あ〜ん。。。
凝っとりゃ誰でもイタキモチイイねや。
 
最後はもちろん、腰に手を当てて仁王立ち、フルーツ
牛乳でしめて参りました。
湯上りまったりふやけ顔でごめんあそばせ。
【 「壷湯」 イメージ図 】
 
一人用コーヒーカップ型浴槽。
お上品な方、お若い方はおとなしく座って入浴を
楽しんでらっしゃいますが、おばちゃん達は浴槽
から足を出し、手もどっかりと…。
これがおばちゃんの正しい「壷湯の入り方」らしく、
お約束事は守らねばぁ〜と。。。はい。
見た目イマイチですが、気持良さはイチオシ。
 
けど、このポーズで浸かってる方の体型は、なぜ
かこのサンプル人形に極似しておりました。。。
場所が場所だけに、中での撮影ができませぬ。
こーゆー所に慣れておられない方もでせうが、男湯のマナーともずいぶん違うよーで、
お目にかけられないのが残念でございます…。ぜひ、こ自分の目でお確かめくださいまし。
5月っちゅーことで、牡丹の刺繍の帯。
右上の黒い牡丹がうまく出ずにすげぇ
悔しい(笑)。
銘仙にこーゆー帯を合わせると、時代
が出来上がってしまい、照れが先に立っ
て普段はあまりいたしませぬ。
(普段着キャラの悲哀)
また1日が来るぜ…。
「毎月1日は、ダイエー恒例 『一の市』!!」…、それもそやけど、ちゃう。
「毎月1日は、とーか恒例 『表紙の写真差し替え』!!」
ま〜、それくらいせんと、ダレダレの月末でございます…。
 
たまには変わった場所で撮りませう…とほっつき歩く。
立派な門構えと塀のあるお屋敷。お蔵もあるのかしらん。。。
                    何を考えているのかしらん。。。??
よそ様のお屋敷の前でそんなに写真は撮れず、他にもどこかないかとさまよう。
あった。
小高い所から見ると左の屋根がモスクみたいで、
宗教関係の建物だろうとは思ってたけど、住宅街
の中でどこから行けばいいのかわからず十数年。
やっとたどりつけた。
 
大阪ハリストス正教会 (生神女庇護聖堂)
“ハリストス”はギリシャ語で“キリスト”。
キリスト教の中でも、東方正教会という伝統ある
…“宗派”と呼んでいいんでせうか(スンマセン、
仏教以外はよくわかりません)。
東京の御茶ノ水にあるニコライ堂も東方正教会。
函館にもありますね。
2005年4月30日  「 ハリストス正教会 」
毎度毎度、勝手に入ってしまって申し訳ござんせん。
大きな鐘が鎮座しとります。この聖堂は昭和37年にこの地に
建てられたもので、この鐘は以前の聖堂にあったのでせうか。
ロシア語らしき文字で何か書かれてるけど、…わかりませんっ。
今は塔に大小の鐘がいくつもあり、どんな音色なんでせう。
 
訪れた時は人影もなく静かだったけど、実はこの日の深夜から
明け方まで復活大祭があったそーです。
全然そんな気配もなし、そこかしこに咲いた花を眺めたりして
ゆったりした気持にさせてもらいました。
んでもって、帰りにスーパーに寄り、
とんそくのパックを薄ら笑い浮かべて
見てるっつー…。
ウチ、誰もとんそく食べたことないわ。
食わず嫌いでも見るのは面白い。
 
 
ちなみにこの晩のおかずは、メバルの
煮付けでありました。
五月上旬のダイアリーはこちら→