photo diary
不自然な姿勢でごめんあそばせ。
新幹線の車中のセルフでございます。
白猫さんにお誘いいただいて、某氏の
コンサートツアーの千秋楽@名古屋へ
参ります。
ま〜、それはいいんだけど〜。
天気予報では翌日は「暴風雪」だの、
前日の新聞には「雪に彩られた名古屋
城」の写真だの、こんな日に着物で行く
なんてーのは、はっきり言うてあほです。
ただ、直前までいろいろ鬱々もあって、
「ファイト一発!!」の着物であります。
…ヤケクソともいいます。。。
12月21日、終い弘法。
車中から出店が見えたりして、
こっちもかなりそそられたし〜。
ちょっとため息ついてる間に
滋賀県に入った頃から雪景色。
冬はそこそこ雪の積もる土地で
育ったせいか、こんな景色は
寒々しいのに胸がほっこり。
息子からの餞別、「ずっしり
クリームぱん」。
ハハの好みを知り尽くして
おると、この105円のパンで
「土産はういろがええ、小豆
 と抹茶味」と、エビでタイを
釣る作戦に出るんですな。
ゑゑ、しっかりいただいて、
昼飯一食浮かしましたわっ。
こーでもせんと、名古屋まで
簡単には行けませぬ。
新大阪から1時間弱で、名古屋到着。
駅前(どーもこっちは駅の裏らしいけど)で
悩ましいオネエチャンの歓迎を受ける。
私の行く先々、たいがいこんなオネエチャン
がおりますな(悩)。
「銅像いぢめのとーか」としては、ちょっと
かまってやりたいところなれど…。
荷物が重いっ。長靴まで持ってきたからっ!!
次回、ゆっくりいたぶることにいたしませう。
今回は雪対策の荷物も多く、早めに
宅配便でホテルに送っときゃよかった
んだけど、ギリギリまでなんだかんだ
決心つかず、全部手運びで持参。
洋服で行くつもりも直前になって着物に
変更して、さすがにオーバーまで荷物に
詰めるのは辛く、着物の上に洋服用の
もこもこコートっつー荒業。
かなりゆったりめのコートで、袖も難なく
入ってしまった。
 
ホテルの部屋、見ての通り右端が壁、
左端にベッドで壁、1.5メートルもない
狭さ。寝るだけだからいいけど(笑)。
コンサートも終わり、白猫さんと
そのお友達や隣に座ってた人も
巻き込んで、ファミレスでおしゃ
べり。
…皆さん、ディープでついていけ
なかった。。。
 
悲喜こもごもだった一年の終わり、
濃密な時を過ごせたことに感謝。
2005年12月21日  「 ちょい遠出@名古屋 」
Merry
Christmas
2005年12月24日  「 クリスマス・イヴ 」
今年もカトリック宮津教会からクリスマスカードが
届いた。
 
帰省のたび、少しばかりの寄付と“お願いごと”を
書いた紙を箱に入れておくと、ミサで捧げられ、
クリスマスカードもいただける。
1カ月ほど前、そのミサが捧げられた旨の葉書を
受け取った。
そこに書かれていた言葉。
 
 
神様から問われていることがあります。
それは私達が何を大切にし、そして、何を
選び取って歩んでいくかということです。
神様がくださる恵みを、感謝の心をもって
受け取る必要があります。
 
 
私はクリスチャンでもなく、神様=イエスさまでも
ないけど、この言葉は万人に共通することだろう。
感謝の種を蒔きながら、生きていきたい。
2005年12月26日  「 一夜明けると… 」
またオヤヂがやりよりましたわ…。
 
思い起こせば、2005年1月1日@元日から交通事故。
アレが今年のインケツの始まり…。
まぁ〜、よーやく無事に年も越せるかなと思いきや、
「バッテリーが上がって帰られへん!!」
泣きの電話。
…冬でっせ。
…寒波でっせ。
ロクにメンテナンスもしとらん車、バッテリーが上がる
ことくらい、想像つきまっしゃろ…。
「帰ってこんでええで。また事故ったらお金かかって
 難儀やしっっっ
寒波よりサブイ嫁でございます…。
 
なんとか整備工場まで車を運んで、会社の車で帰って
きたもんで、
「急ぎの用事。郵便局まで乗せて」
こーして来年も再来年も、サブサブ嫁はオヤヂをこき
使うんでせうな。
これが我が家の家庭円満の秘訣ですわ。ふっ。
前日まで街はクリスマス一色やったのに、
郵便局の玄関にはもう門松。
日本の伝統はもちろんよろしいが、クリス
マスから新年までの慌しくもちょっと心弾む
よーな忙しさ、アレも捨て難いと思ったり…。
 
んなもんで、迎春準備モードに気持を切り
替えるべく、着物もちょっとキリッとした色
と手裏剣みたいな幾何学柄の銘仙。
たまたま下駄の色とビンゴして喜ぶ。
 
 
有馬記念も負けたしな。
正月の花も高いしな。
「この松、持って帰ったらアカンの」
「アカンの。葉牡丹もアカンで」
こんなあほ会話に付き合ってくれる人も、
そーそーおりますまい。
話のついで。
時々、「『荒神屋』って何か意味あるの」と
尋ねられる。
意味があるのはあるけど、荒神さんは
台所の神さんで、ろくに炊事もしない私が
名乗るのは畏れ多い〜と、後になって
「荒神さん、ゴメンナサイ」だった。
右は京都の荒神さん(京都府立医大近く)。
帰りにスーパーに寄ると、ここも食料品
売り場はおせち用の食材が山積み。
一夜にしてこーも変わるか(笑)。
去年は手抜きしたし、今年はちょっと
頑張ってみよー。…と一応、言うとこ。
 
注連縄売り場で、ギョッ!! なモノ発見。
なんちゅーことない普通の注連縄…。
やのに、「荒神」と書いてある。
用途(飾り場所)は、「玄関・台所」。
まぁな、荒神さんは台所の神さん。
けど、こんなに仰々しいの、台所に
飾るかなぁ。やっぱ玄関向きよなぁ。
「荒神屋」としては、自分が玄関に
ぶら下がってる図を想像してしまふ。
2005年12月27日  「 緊急出動 」
朝…私の“朝”はほぼお昼…にメールチェック。
KINUさんから、
「お正月までに渡したい物アリ。今日のご予定は??」
みたいなメール。あ、バラしてよかったのか?? スイマセン。
こりゃメールしてては間に合わんわと思って、電話。
だいぶんコールしてからいきなり、「げはははっ」
って…、相変わらずお元気そーで(汗)。
何かワカランけど、頂けるとあらば参りますわよ、
いずこなりとも〜♪
あまり時間もないことだし、髪だけ洗ってそこらに
あった銘仙@メッチャ普段着っぽいのを着てく。
「私も“おねま”で行きますゑ〜」
“おねま”、寝巻きか。離れて歩こう…。
…どこが“おねま”や…。
少し玉虫がかった紬に、「見ざる・言わざる・聞かざる」の
お猿さんが並んでる。
はあ〜、また人のおべべを見てため息(苦笑)。
帯はベトナムの刺繍(これまたフェチもんですがな・泣)で
龍の半幅帯。
ただ、かの国ではどこに柄が出るのがいいのか、あまり
計算されてないよーで、龍の全身がたっぷりと見られず
残念。もっとも、前に雲がきてて、お猿さんと合わせると
キントン雲に乗った孫悟空っぽくて面白い。
頂いたのはこちら。お正月用の祝い箸。
京都・『嵩山堂』さんの品。
箸袋が来年の干支の戌に細工してあって、
すごいかわいい。使うのもったいない(笑)。
持って帰ったら、息子にえらいウケたし。
お気遣い、有り難うございました。
しかし…、これでいよいよ「おせち作らねば〜」だわ。錦市場へ買出し行きますっ。
2005年12月28日  「 オヤヂの憩いの場に乱入忘年会 」
粂@うしさんから忘年会のお誘い。
「あら、嬉しい♪ ケド、私、その日はあまり
 遠くへ出かけられませんの…」
「ならば、ワタクシ、調べておきますわ」
「できれば、お値段もリーズナブルな所を…」
 
「ここ、ぴったりだと思います」
居酒屋 は ぐ る ま
…ほんとにね(汗)。
ワタクシタチのキャラからゆーと、これほど
ふさわしい店はないかも〜、ですわね。
 
「オヤヂの憩いの場に乱入…ということで」
 
ゑゑ、もぅ、お好きになさってくださいまし…。
けど、私、飲みませんからっ。
飲んでもよござんすけど、置き去りにされると
困りますからっ。
鬱憤たまってる分、暴れますからっ。
地下鉄御堂筋線
新大阪駅下車 真ん前
シャレにならんほど、“オヤヂの楽園”。
御用納めの夜とあって、オヤヂ達の顔も
ゆるんでおりまする。
ゑ??  「ゆるんでいるのはキレイドコロの
せい」ですって?? ほほほ。
実態を見てからおっしゃってくださいまし。
あ、イカン。「実態は出すな」と粂さんから厳命。
ニラ玉を取り分ける粂さんの至福の顔。
(取り分けて一人で完食)
ウィスキーちびちび、至福×2。
手羽塩を骨までせせる私、至福×3。
たしか二人とも女のつもりでしたが、
オヤヂの楽園に溶け込んでおりました…。
 
粂さんが一杯ひっかけてるトコを写真に
納めよーとしたら、珍しくダメ出しの上、
カメラを取り上げられてしまひました。。。
ゆえに、私の写真はござんせん。サビシ。
「食べる」「しゃべる」の時は、ほとんど写真を撮る
暇もなく (すげぇ顔してるし…)、まぁ〜、とりあえず
どっかで…となると、一番ゆっくりできるのはこー
ゆー場所だったりなんかして。
後ろの自販機、女子専用ですな(笑)。
 
しゃべらなければ、粂さんはほんとにセレブな
かほりぷんぷん、この日も肘までありそな革の
手袋をお召しでありました。
コレ見て、「愚図でノロマなカメ」がヒロインのドラ
マで、今は“2時間ドラマの女王”となった某さんが
こんな手袋を口でグイーっと剥ぎ取るシーンを
思い出すのは、私だけでせうか…。
飲んでないんだから酔ってないってばぁぁぁ。
なに、なに、コレ。
ガッツンガッツンいってるよ〜。
誰か落っこちてやんのー、絶対〜。
うわっ、柿の木 !!
な〜んでJRの線路に柿の木あんのー。
面白れぇ、写真撮っとこ。
あれ、暗い。撮れねぇ。
がははははは。
さっぶぅ。
コーヒー飲みたいぃ。
コーヒーーーーっ!!
* シラフです。ウーロン茶しか飲んでませんっ。
うぇぇぇぇ、気持わりぃ。
吐きそー。
気化したアルコールだけで酔っちまえる、お手軽
かつ格安オンナでございます。
しっかり二日酔いしました。頭痛が…。吐き気が…。
昔は「コップ酒のゆーこ」と異名をとったのに。涙。
しかしまぁ〜、楽しい忘年会(…)でございました。
 
「あのお店は気に入りました。
 春にまたご一緒いたしませう」
とのことでございます。
ええ、ほんとに、粂さんのニラ玉の食いっぷり、
とっっっても素敵でしたわ。ぐふふふふ。
 
では、新年会は、「吉兆」でお上品に。
よいお年をお迎えくださいまし。。。
2005年12月31日  「 良いお年を 」
オヤヂは仕事、息子はオヤヂに借り出され
日雇い、私は前日から風邪らしく、買出しも
出られず。
…だったけど、二人とも大晦日まで頑張って
るもんねぇ。
帰ってきた時に、形の不揃いなエビや蒲鉾の
切れっぱしでビール、楽しみにしてるもんねぇ。
私も頑張んなきゃねぇ。
 
スーパー内のコーヒーショップで一休み。
ここのママさん、いつも着物。今日は黒でも
ない茶でもない紺でもない、深い深い地色の
縞の大島で、一年の最後に眼福〜。
しばし着物談義して、「よいお年を」。
こんなモンの写真出すか(笑)。
マジなんにも買い物に行けてなかったし、
大根から砂糖、おせち食材あれもこれも〜。
すっげぇ重い、荷物持ち誰か〜!!
 
黒豆は去年、錦で買ったのが残ってた。
ラッキー♪
と思いきや、晦日蕎麦食べながら「紅白」
見てる間に焦がしてしまった。ぁぁぁぁぁ。
今日は何人の人と、「良いお年を」と言葉交わしたろう。
しんどいこともいっぱいあった一年だったのに、なんでこんなに清々しい気持で、
「良いお年を」
と言えたんだろう。どの人も笑顔だった。知らない人だった。
新しい年はきっと、ほんとにいい年になる。する。
皆さんも良いお年をお迎えください。
今年も有り難うございました。
                                            藤佳
2005年 ちょっぴりダイジェスト
一月
二月
三月
四月
五月
六月
七月
八月
九月
十月
十一月
十二月
こうして並べてみると、身内が遺してくれた品、知己の方々からいただいた品、
大好きなお店で買った品…。
着物を着るって、ただ“着物を着てる”だけぢゃなくて、家族との思い出だの
友人達との語らいだの、そんなものもすべてひっくるめて纏うものに思えた。
だから、大切にしなきゃいけないんだよね。
2005年の最後、そんなことに気づいた日。
来年も着物を楽しみませう。
一月上旬のダイアリーはこちら→