photo diary
2005年6月3日  「 だだこねばあや 」
本日、ぢょうちゃまのお呼びで京都まで参ります。
しかしながら、ばあやのオツム、朝から鬱神さんが
お友達の駄々神さんを連れて遊びに来ておられ、
何もかもうまくゆきませぬ。
襦袢の袖がちぎれかけて駄々こねて泣き、ぐしぐし
それを縫いながら駄々こねて泣き、帯がうまく巻け
ずに三度やり直して駄々こねて泣き×3、間に合わ
んと言うて駄々こねて泣き…。
このままでは道端で突っ伏して、駄々こね泣きしそー
な按配なので、じいやも同伴いたしました。
ひとたび着いてしまえば、ズルイほどに元気になりまする。
『今昔西村』さんに現地集合でしたが、ぢょうちゃまは既にお買い物をすまされており…。
ぢょうちゃま、今日の目的は前にこちらでいただいたイカットで作られた帯を、ご主人に
見せに来られたのでは…。
ばあや、またしても“しほんしゅぎ”に泣きました。駄々こね駄々こね駄々こね。
古〜い一枚のイカットから仕立てられた名古屋帯。
半幅帯も残り布から取れたそーで、うまいことできてますなぁ。
おべべは保多織の柔らかいもの。
長いこと座ってたら、お尻の形にきれいにぽっこりぽっこり。
ええお尻でんなぁ。でへへへ…。
『今昔西村』さん、アジアの古布
やそれでできた帯も沢山扱って
おられますが、ばあやはおべべ
もゴチャゴチャした柄が多くて、
なかなかこーゆーことはできま
せん。
 
…お金もありません。ぅぅぅ。
なので、目の保養だけでございます。
じいやはおべべを買ってくれませんからっっっ。
駄々こねる気にもならんわい…。
 
これは先にぢょうちゃまが見つけられて、ずいぶんと
買うか買うまいか迷われたツボの品。
そのせーか、シャッター押す指が震えておりますぞな(笑)。
アヤメの…小紋ですな。が、一つ紋付。ビミョー。
ピカピカアヤメと同じ大きさで、全体に透紋紗でアヤメが
入っていて、透紋紗フェチばあやもたまりませぬぅ。
 
「良いのぉ〜…」
「ほんに…」
「なれど、いつ着ればいいのぢゃ??」
「アヤメでは今月限りでございますなぁ」
「今月は梅雨ではないく。雨が降ったらどーするのぢゃ」
「んむぅ…」
「おぢょうは濡らしとーないぞゑっ」
「ごもっともで…」
「しかし、良いのぉ〜…」
「ほんに…」
1時間近く、このよーな会話がエンドレスに続いておりました。
この会話がこれ以上続くと、ばあやが駄々こねモードに爆入するのを恐れてか、…ゐゑ、
「四条河原町の交差点の真ん中で、駄々こねしたひ…」と ぼそっ とつぶやいたせいか、
じいやがちぃ〜〜〜っとお安めのおべべを、一つ買うてくれました。うほうほ。
…されど、帰ってから補填いたしました。ここで借りを作っては、思い切りいたぶれませぬ。生き甲斐がなくなりまする。
「次はシュークリームぢゃ♪♪♪」
イノダ名物、ジャンボシュークリーム。
パイではございませぬ→
「お一人で召し上がられて、胃もたれなさいませぬか」
「じいやもばあやも食すが良いぞ。ほれ」
ぢょうちゃま自ら切り分けてくださり、ばあや感激。
しかし、デカイ…。
「次はイノダのチーズトーストぢゃあ〜♪」
「はて、本店の場所はどこでしたかな…」
近辺を車でぐるぐる、一方通行でぐるぐる。
「歩いた方がわかりやすかろー」
「いたらぬじいやで申し訳ございませぬ…」
帰ったらいたぶってくれよーぞ。
 
どちらがぢょうちゃまで、どちらがばあやか
わからぬよーなおべべでございます(汗)。
 
もっと地味目な銘仙を着る予定が、どこへ
片付けちまったんだか…。片付けるほどに
行方不明率が高くなるばあやなり。
年齢的にも、もう最後でせうかしら…。
これが水色と青だったら…と思いまする。
ぢょうちゃまには、
「雲かゑ?? 龍の帯にすれば面白いぞ」
と笑われましたわ。ぅぅぅ。
 
こんなド派手ブリブリ銘仙に合う帯…。
茄子紺の紗献上にいたました。
龍か孫悟空の帯の方がよござんしたか??
このよーに。
ばあやも手づかみで
いただきました。
大変おいしゅーござい
ました。
1/4切れが限度では
ございますが。
“シュークリームをフォークでいただく” などとゆー、
お上品なことに縁のないじいや。
必死の形相。目線もうつろ。
男前に写ることなど、不可能・皆無・有り得ぬこと。
見栄を張らずに、手づかみで食せば良いものを。
腕はへっぽこでも、カメラマンがおるのは
助かりまする。
このよーな自然なツーショット、セルフでは
うまく撮れませんもんなぁ(笑)。
 
あ、チーズトーストはもうぢょうちゃまの
ぽんぽんの中に納まっております。
なんの変哲もないよーなのに、えらくおい
しいそーで…。
おなご同士のいつもとさして変わらぬ話に、じいや、うたた寝。
「ゑり善の前で駄々こねて泣き、伊と忠の前で駄々こねて泣き、仕上げに和装小物の
 店の前で駄々こね泣きなんぞ、いかがでございませう」
「ほほほ、それも一興よのぉ〜。おぢょうは柘植の小物も見てみたいわ」
うたた寝じいや、危機を察して目を覚ましました。
駄々こねおなご二人では、勝ち目はありますまい。
2005年6月6日  「 小さな足の二人 」
先日来、掲示板で「下駄」の話題で盛り上がり、
ゆみっぷさんとハキハキタウンへ行くことに。
私は初対面…のつもりだけど、ゆみっぷさんは
某所で私を見かけた時、「危ない姐系オーラを
発していて、声かけそびれた」そーで…(汗)。
“危ない”は危ないでも、私、オツムがアブナイ
だけですってばっ。
 
まずは腹ごしらえ。昼からフレンチ~~~~。感涙。
これが贅沢っつーほどのお値段ではない上に、
美味ぃぃぃ。
けど、アナタのフォークの先にひっかかったまま
のゲソがブラブラ…、笑いをこらえるのに必死。
 
ゆみっぷさんのお召し物は、少しシャリ感のある
単衣に朱色の博多の帯。足元はもちろん下駄っ
焼きの駒下駄に矢絣の鼻緒が、ゆみっぷさんの
イメージと合っててかわいかったー。
せっかく「危ない姐系オーラ」とまでビビって
いただいたので、それらしきおべべを探した
けど、…んなモン、ないっちゅーねん。
前回のお出かけが、ほんまに年甲斐もない
アブナイ格好だったし、おとなしめのおべべ。
但し、般若の根付で威嚇する。
大島っぽいけど、頂き物なので何かはよく
わからず。さらっとしてて気持いいこと。
 
なんとはなしに顔が引きつってるのは、色目
だけでもおいしそーな魚料理を前にして、早く
食べたい一心なんだろーか。
近頃、何を食べてもおいしくない、食欲もない
と思ってたけど、あれは単にウチのメシがまず
いだけだったと実感。うめぇ〜。
食前酒のスパークリングワインが飲めたら
言うことナシだった。うっく。
「ほんぢゃ、行きませうか」と店を出た所に、こぢんまりとしたお寺。ちょっと覗いてみる。
んで、鉄格子から外を覗く女。
「藤佳さんは鉄格子ですよね〜」
決められてしまった…。
ウケ狙いで負けてしまった…。
不覚なり、とーか。悔しい。
 
 
 
しかし、なぜここに、「浄財」のポストの
よーなものがあるのか、後ろに見える
のが観音様のお尻あたりなのか、謎。
道路に面してるんだもの、ここ。
バチが当たったのか、デジカメの電池切れ。ここからが本番やのにー!!
まぁ〜あ、ハキハキタウンは噂にたがわず、すごい所でございましたわ。
あまりの品数の多さに思考回路がフリーズ、鼻緒だけ買って台はどーすんだ。
ゆみっぷさんは自分の足にぴったりの、七文三分の下駄探しに余念なく、その
妥協しない姿もすごい。七文三分なんて滅多にない。同じサイズなのに私は…。凹。
 
帰り、歩き回ってほてった身体を冷ますために、ホテルでお茶。…延々延々延々…。
ランチ・下駄探し・おしゃべり、どれも刺激的で楽しい一日を有り難うございました。
またハキハキタウン、連れてってくださいましぃ〜、ゆみっぷ師範(笑)。
んで、木のお股から顔を覗かせる女。
そーゆーキャラの人だったんですね…。
雰囲気のいい木だから、脇に立つと思ってた(笑)。
 
 
 
そーそー、
「アップする時、お顔のハリモノはなんにしますぅ」
「レンゲでお願いします〜」
「レンゲ…(手持ちの写真であったっけ)。
 なかったら中華料理のレンゲでもいいっすか」
「それはちょっと…。なんでもいいです。
 上品で可憐な花なら似合いますから。あはー」
シャラーっと言うかね(笑)。
結局、レンゲで使えそーなのがなくて、一旦は
バラの花にしてみたけど、な〜んか違う。
どっちかっつーと、元気でかわいくて楽しい…、
そんな感じの人だったし、ガザニアにしてみた。
最初にハリモノにしようと思ってたバラ。
ナマのゆみっぷさんをご存じの方、
上のガザニアとコレとどっちが似合うでせう??
2005年6月10日  「 洋服を買うっ 」
11、12日とコンサートに行く予定。
12日は亭主も同伴、ノリ悪そーで気が重いぜ…。
なのに、「何着て行こ〜、着るモンない」と、はしゃいでいる。
私ぢゃない、亭主がっ!!
いつものポロシャツとチノパンで十分だろーがっ。
誰もアンタを観に来るワケぢゃねーんだしっ。
…ったら、だだこねじいやになってしまった。
しょーがねぇから、安ぅいシャツを買いに行く。
ついでに私も買うことにした。ぶっちゃけ、私の方が洋服はない!!
 
亭主のはどーでもいいとして、私は麻のシャツとパンツ。
パンツ…。何年ぶりに買うだろぉ〜、21世紀に入ってから買った
記憶がないぞ。ちょい感動。
←この姿で試着して、裾上げの寸法を測ってもらう。
「普段のお履物はスニーカーかサンダル、どちらが多いですか」
え゛っ、履物によって丈が違うのか?? もーそんなことも忘れてた。
「…普段は…、下駄です」
「下駄…。それなら、ギリギリまでにしときますね」
店員さんがヒクついていた。スミマセン。今度から洋服で来ます。
この着物、すげぇ気に入ってるけど、
写真でまともに柄が出たことがない。
今回もこれが限度。
白地に緑の蚊絣の塩沢。
天気の悪い日はこーゆーシャリッと
したものが気持いいね。
「コンサートには着物で行かないの??」と尋ねられることがあるけど、私がお上品に座って
られるタイプでないのは知っての通り、手拍子の時に袖がパタパタすると周りの人の迷惑
になりそーで、この某氏のコンサートは洋服で行くことにしてる。
ほんとは、暴れ回って着崩れするのが怖いっつーのもある(笑)。
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