photo diary
2005年3月1日  「 おめでとう 」
数日おきに、志望校合格や卒業の
知らせが届く。
今日も二つ。
まだしばらく続くだろう。
どれもいい知らせでありますように。
 
 
息子さんや娘さんに、
「おめでとうございます」
 
見守ったお母さん方にも、
「おめでとうございます」
 
そして、お疲れさまでした。
いい春を迎えられて良かったですね。
( ^ ^ )
2005年3月3日  「 静かなひなまつり 」
今年は“豆雛”でも買おうと思ってた
けど、この半月はろくに外出もできず、
また雛飾りらしきものはナシ。
 
なんにもないのも淋しいし、花だけは
買った。
丁寧に選ぶ気力もなくセットにしたら、
“雛人形”がついてた。
あはは、これでいいや。かわいい。
 
今年も亭主がちらしずしを作った。
豪華さはないけど、今の我が家には
こんな雛祭りが丁度いい。
 
…花の写真を撮った後で、「着物着る
の忘れてた」と思い出す。
きれいな着物で雛祭りしたいねぇ〜。
2005年3月6日  「 おかーさんやめて銘仙 」
去年の2月中旬にも同じタイトルの日記があった(笑)。
銘仙を着始めた当初、その…あまりに個性的な色柄(汗)に、「おかーさん、やめて…」と息子に
哀願されて、泣く泣く封印した銘仙が何枚か。
なーのーにっ、“慣れ”とゆーのはオソロシーもので、数年を経ると、
「慣れた」
の一言で片付けられた。今や、ドッカンだろーがデンヂャラスだろーが、屁でもないらしい。
なーのーにっ、なーのーにっっっ、未だに、「おかーさん、ソレだけはキビシイ…」なのがコレ。
…だわな。
ハハもそー思う。
こんなかわいこぶりぶり銘仙、大正顔のハハに
似合うわけがないのよ。
 
だけどっ、今日はコレが着たかったんだから、
ほっといてちょうだいっっっ!!
 
 
暮れあたりから、今までに着た銘仙の写真を整理
してたんだけど、コレのちゃんとした写真がない。
(鑑賞に堪えないのはあった…。出したくねぇ〜)
もう自分ぢゃ着ることもなかろー…と里子に出して
たのを、どーしても写真に残しておきたくて、ご返却
いただいた。
念願かなったものの…、あらためて私にゃキビシー
と自覚。
けど、思い出がいっぱい詰まった大事な一枚。
某業者さんの『復刻銘仙』にイッチョカミして、元柄となった中の一枚。
現場の伊勢崎と足利へは二度、足を運んだけど、この時のことはほとんどアップしてない。
記念写真ついでに、ちょこっとアップ。
コレの前の「梅」柄は地色と柄を
反転させ二通り作ったんで、コレ
は地色を元のと同色と黒の二通
りにすることになった。
んなもんで、柄の猫や紙風船の
色も変える。
両方で型紙は9枚。…だったはず。
 
←柄の周りの灰色部分の型紙
  紙風船の緑の部分の型紙→
実は元となった着物は、映りの悪いテレビみたいに緯線
乱れまくり。これで猫に見えるか、ウサギに見えるか…(汗)。
「スンマセン、猫に見えるよーに鈴つけてくださいっ。目も
  猫っぽく(どんなんや…)してくださいっ。ウサギはぁー…」
電話で型彫りの方にお願いしまくって、失笑を買った。
あとはすべて現場さんにお任せして、織りの工程を見させて
いただいた。
猫は猫らしく、ウサギはウサギらしく
なってた(笑)。
鳩の色と紙風船の色も変わってた。
「地色をきれいに出すため」とのことで、
「ニチョウ」…意味も漢字もわからず…
という織り方をされてた。
下は緯糸。
これがピンク地の最後で、引き続き黒地。
こちらは猫が茶色。
この銘仙は染めを伊勢崎、型彫りや織りを足利でしていただいた。
今、足利銘仙が盛んに復刻される一方で、古い銘仙や貴重な資料の保存が行政ではちゃんと
なされておらず、民間の方々の手で守ろうという動きがあると人づてに聞いた。
頑張ってくださいまし。
ん〜、やっぱこの銘仙、ポーズしてても
似合わないざんす。
息子に、「おかーさんっ、やめて~~~~」と
羽交い絞めにされる前に、風呂敷提げて
逃げるざんすっ。
スタコラスタコラ、こけっ。
『一年の計は元旦にあり』
亭主の元日の「中指裂けた!!事故」に象徴されるかのように、
この二ヵ月半ほどは公私とも大変な日が続いてた。
掲示板にサイトを少し休む旨を亭主に書き込んでもらった頃、
我が家ではある“事件”が起きて、一日の半分はトドのように
寝込み、残り半日は解決策を模索する日々。
 
「満願成就」なんて贅沢は言わない、
「一願成就」に向けて。
 
 
3月9日、思いのほか早く成就。
“事件”が“お祝い”に変わった日。
 
安堵と嬉しさで、自ずと顔もほころぶ。
すましていようと思うけど、ついにやけてしまう。
こころの底から湧き出る笑顔、いつから忘れてたろう。
掲示板で息子が、次はもっと不細工な顔(の写真)をとるので期待しててください。」と書いてたし、
実際、「こんなの、出せねぇよ〜」もこの日はいっぱいあったんだけど、いろんな方にご心配いた
だいて、今は「ここまで笑えるようになりました」と、まずはご報告したくてこの顔です。
まさかこんなに早く解決するとは思わず、冷蔵庫の
残り物で貧相な晩ご飯の支度をしてたら、たまたま
同じ時刻に帰宅した亭主と息子に、“一願成就”を
知らされ、急遽、お祝いディナーに出ることに。
…亭主もよっぽど嬉しかったらしい。大盤振舞(笑)。
 
成就したらもう一度締めようと思ってた、桜の帯。
ゴーヂャス感はないけど、全部、箔。
シャボン玉を通して見るような桜。
私ももちろん嬉しいけど…。
この二人の笑顔には負けますわい(笑)。
よかったな、オヤヂ。
よかったな、息子。
2005年3月9日  「 笑顔ほころぶ 」
三月中旬のダイアリーはこちら→