photo diary
2005年10月6日  「 秋雨の合間 」
10月に入ってから秋雨が続く。
しとしと雨はどしゃ降りより身体に
こたえる。布団の上でうなるのみ。
 
6日、ようよう晴れる。
だからって、すぐにチャカチャカ
動けるわけでもなく、また袷の初日
延びたかぁ…。
 
夕方、まだ明るい空に細い月。
左上の明るい星はなんだろ、金星?
カメラに収めている間にどんどん空
の色は変わり、夕焼けと夜の青の
配分に見とれる。
2005年10月8日  「 勝負鞄で袷!」
ツッタカター ツッタカター
前夜、社会保険労務士さんから、「明日、面談来られたし」
の連絡アリ。
急なこととはいえ、文句は申せませぬ。京都まで息子と二人。
 
しっかし…、また雨かよっっっ。
しとしと雨の日は動けないんだってばぁ〜。
朝からひとしきり駄々をこね、「気合い入れんとのぉー」と
思い切って着物で行くことにする。
今年の秋の初めての袷、こんな気分で着よーとは。くくく。
悪目立ちせん程度に (母親らしく…。嗚呼、最もキャラぢゃ
ない痛点っ) 地味ぃな銘仙。
もういっちょ、気合いアップのために、真っ黄色のバッグ。
…目一杯、悪目立ちしてますがな…。
ノートPCも入るバッグ、取材だなんだで重宝してたけど、
今回はカンペキに勝負鞄っ。
書類を詰め込んで、いざ行かむ!!
目指すは「勝利」の2文字なり!!
♪立て万国の労働者〜 とどろきわたるメーデーの…
                         10月ぢゃー
 
と、ここまで己を鼓舞せんと、へろへろな毎日。
…はい、無事に面談終了。
少し目途が立ってくると気分もええもので、ついでに
繁華街まで出てみることにする。
経費削減、今日はバスで参りませう〜。
久々のバスが嬉しくてたまらんおばか。
とまります」のボタンが押したくてたまらんおばか。
「おかーさん、アカンのやで」と諌められるおばか。
ところで、このバスはどこ行きなのぢゃろ…。
 
* バスは行き先を確認してから乗りませう。
バス、どーも間違えたらしい。
…と息子には言って、確信犯はてこてこ歩いて
目的地に向かう。
この時間帯に私が来るのは、ここくらいしかない。
「お鯛さん、お鯛さん♪」
店内でご主人とウヂャウヂャしゃべくった後、帯を
物色。…見るだけ。…身悶える。…ほすぃ。
次に来た時にまだあれば、ラッキーと思おう。
悲しきド金欠。ぅぅぅ。
 
 
祇園まで来たことだし、みよしやのみたらしだんごを
オヤヂの土産に買う。
この日は結婚記念日だったのだ〜。
電話したら、「二人で何か食ってこい」と言われた。
23年ともなると、結婚記念日なんかどーでもいい??
オヤヂに見捨てられ、息子と二人でめし屋。
ド金欠ですからっ、贅沢は申せませんっ。
 
テーブルの後ろに背負子。
肩から掛ける部分に、裂いた木綿が丁寧に
巻き付けてある。
食い込まなくていいんだろね。
「私もこれに乗っけられて、姥捨て山に連れて
 行かれるのかね。よよよ…」
「重いから嫌やで。おでん、玉子も頼んでええ?」
「…好きにすれば」
今日は割り勘にしてやる。くそっくそっくそっ。
一応、正面の写真も撮っとこう…って視線の先、
なんぢゃ、こりゃ??
自転車のハンドルにゴム製のカエルさん。
うん○座りでなんかかわいい。→触りたい。
ちょっとだけ…。
「ア゛ー」
すっとんきょーな声を上げられ、慌ててズラかる。
ベルの代わりらしい。
んふ、コレくらいなら買えるかしら…。
その前に自転車がいるか。今年に入って何台
盗まれたろー。ア゛ーっ!!
2005年10月9日  「 訛りなつかし 」
同郷の友人と久しぶりに逢う。
近況報告や田舎のあれこれを話す。
最初は意識しなかったが、田舎のことを話すうち、
どんどんあっちの方言や訛りが出てくる。
お互い、普段は外であっちの訛りでしゃべることは
あまりないと思う。
「こーゆーんも必要だなぁ」
「ほーだな」
誰とおしゃべりをしてても楽しいけど、訛りを遠心
分離機にかけずともよい会話は心地よい。
 
ほっこりして、彼女と別れてから花の一輪も買って
しまった(笑)。
 
 
快晴、袷ではちょっと厳しいかな…と、ウール。
まだ体調もすっきりせず、帯もお太鼓はやめて
半幅、髪もくしゅくしゅと丸めただけ。
やはり気張らない方が自分らしいかもしれん。
(いつ気張ったってんだ、いつも手抜きだって)
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