爽やか
可  憐
photo diary
2005年10月14日  「 おかえりあそばせ 」
粂さんが無事に、過酷なお山のお仕事からご帰還。
無事…。いや、オツムに少々“ス”が入ったよーですが。
まぁ〜、少々ならよござんせう、ばあやなんぞスだらけ、
軽石かヘチマみたいで風通しの良いこと。ほほほ。
お山では満足にコーヒーも召し上がれなかったのか、
「イノダのコーヒが飲みとーございます」
とのことで、今回は三条店へ。
 
おや、いつもとイメージが違いますな。
「パーマをかけましたの。一昔前の三原じゅん子に
 なってしまいましたわ。悲しい。。。」
一昔前っつーと10年前、あの頃の三原じゅん子は
ストレートヘアだったよーな…。
「内藤やす子と言い換えてもよろしいかも…」
…。なんとなくわかりました(汗)。
けど、アップにしてらっしゃると、ええ感じでございます。
鬱憤晴らし、憂さ晴らし、しゃべくり倒した後に行き着く先は…。
ばあや、1週間前にも行ってましたわね。ヒクヒク
あの時はご主人が途中でお出かけになったもので、
ガサガサと帯をあさっておりましたが、自分の好み
だけでは心もとなく、この日まで取り置きをお願い
して、ご主人と粂さん、二人の目利きのご意見も
伺い、…陥落いたしました。ミンチの如きローンで。
んなもん、キャッシュでスパッと払えませぬわっ(哀)。
「あら、素敵な帯。ばあやさん、あの帯を
 キャッシュで買ってさしあげますから、私
 にはこれを買ってくださいましな」
「…4倍のお値段。しばきますぞゑ」
こちらも渋くて素敵な染め帯。
←粂さん好みの帯
「今昔西村」のご主人は生粋の祇園の方なので、
時折、語尾に「…どす」がつきまする。
そこから『プチ京都弁講座』となりました。
ばあや@中途半端な京都人は、
「まんまんさん、あん」
「おおきに、はばかりさんどした」
が今でもぽろっと口から出てしまうけど、粂さんは
「まんまんさん」の意味がわからなかった頃、頬を
赤らめられたそーでございます(笑)。ばあやはコレ、
全国区の言葉とこの日まで思っておりました。
「こうと」→「高尚な」だそーですが、これは初めて
耳にしました。
コテコテ京都人のばあやのばばも、使っておりませ
なんだ。「こうと」にご縁のない育ちが知れますな。
にこにこかつ冷や汗モノの買い物をすませ、ここらで晩ご飯にいたしませう。
祇園あたりで気張らずにすむお店ったら…、もぉー、そこも先週、行ったしぃ〜。
道すがら、苔の“作品”アリ。
「苔 !! 苔 !! 嗚呼、触りたいっ( 萌え〜)」
「そーいえば、お好きでしたわね」
「触ると気持よいではございませんか」
「まあ…、ねぇ…。嫌いではないけれど」
「あっ、なれど、私が苔フェチだなどと、どなた
 にもおっしゃらないでくださいましねっっっ」
「べつによろしいではございませんか」
「なりませぬっ。恥ずかしゅーございますっ。
 断じて口外なさらないでくださいましっ」
…と、ここまで接写で拒むか…。
 
 
 
「漏らすな」と念を押されるほどに、
漏らしたくなるのが人の常…。
誰にも言わないでぇ〜
キレイドコロ(私らですぞゑっ!!) が座敷に
上がり、隣のテーブルのおっちゃん達の
鼻の下が伸びたのも束の間。
足は投げ出すわ、ご飯粒飛ばすわ、手羽
塩の骨までせせるわ、ハナミズ垂らすわ、
見かけはご婦人(…腐人)でも中身はおっ
さんの二人に、興醒めなさったご様子。
かまいませんのよ、私達も酔っぱらいの
おっちゃんに興味はございませんからっ。
 
「目くそ、鼻くそを笑う」とは、このことか。
「 でもね 、私 、本当に上品になりたいと努めておりますのよ 」
「 そんなふうに言われてみとうございますの … 」
「えっ、へっへっへっへっ」
 
ばあや、思わず引いてしまいましたが、
粂さんは本気なのでございます。
 
 
 
そして、次に出た言葉は…。
…が、粂さんの口から、再びあの言葉が出ました。
そう言って恥らう粂さんを、ばあやはほんとに可憐な方だと思いました。
ぢぃーっと見てると、これは
秋の実りの色合い。
サツマイモ・ブドウ・イチヂク・
アケビ…。
当日の朝までは悩んで、繻子
の無地の茶色の帯にしよーと
思ってたけど、これなら帯も
「秋の実り色」にするかーと
こっちに変更。
イマイチ着物の面白さと帯の
おとなしさが合わないけど、
ご勘弁くださいまし。
 
素敵な銘仙を有り難うござい
ました。
さて、本日の私の銘仙は、ある方からの頂き物でございます。
地色と柄の面白さに惹かれてお買い求めになったものの、
ご本人曰く、「脱力するほど似合いません」とのこと(…そーかな)。
長方形の縦が20cmほどあり、私より少し小柄なその方にはそれが
ネックとなったのでせうか。
画像を先に拝見して、「よろしければ、お召しになりますか」との
お申し出に、あつかましく、「着ます!!」のお返事してしまいました。
織りも染めも仕立てもとてもいい銘仙、インパクトはあっても下品
ではないところが私も好きです。この地色も珍しいし。
…だけど、また帯に悩むんですな…。
余談
粂さんととーかのぶっちゃけトーク(笑)。
'04/12/03
'03/05/16
だったらさ〜、こんなの、どぉ〜??
カブリモノフェチとしては、やっぱ
←コレでせうー♪
けっけっけっ、こーしてまた凝りもせずに、百合を着続けますわ。
        だって、この銘仙、手持ちの中で一番高かったもん(ケチくせぇ〜)
「だけど、もう百合は厳しくない??」
「百合…。あー、去年のあの時の」
紅子さんが京都へ来られた時に着た…。
「あーゆーのは年齢制限あるでしょー」
「私だって恥ずかしいですよー。
 だっけど、べつに私のツラなんか見てる
 人いないべ。添えモンと思っておべべ
 だけ見てもらやいいのよ〜」
「それなら、頭からマスク被るとか」
「余計に目立つっちゅーにっっっ」
「目出し帽は(身振り手振り付)??」
「嫌やっちゅーねんっ」
「厳しいよぉ〜」
 
…粂さん、イケズです。
いや、正直者です(笑)。
2005年10月13日  「 咲いた 咲いた 」
日が前後してしまったけど。
13日、『天上の青』が今年初の花をつけた。
実物はもっとすっきりした、名前通りの青色。
軒先は眼鏡をかけてもよく見えず、朝になっ
て、「…んっ!?」。ごめんよ〜、青ちゃん。
蕾も花芽もまだついていて、しばらく遅い夏
を楽しむことができそ。
但し、この位置ぢゃ正面から見えません〜。
2005年10月18日  「 ウニュウニュ・カタカタ 」
久々にKINUさんとお目もじして、ランチバイキングでございます。
そこは安い上に、「ソフトクリームが自分で作れる」そーで、もぉ〜、頭の中、ウニュウニュ
「あぁ、もっと高くぅぅぅ。10段重ねくらいにぃぃぃ」と夢見る精神年齢5歳のおばはん。
がっ、目的地の某ホテル、もうバイキングをやっておりませんでした。なにゆえっ!!
ウニュウニュが溶ける…。脳味噌も溶ける…。待ち焦がれた夢も溶けてゆく…。どろどろ。
なんとか近場のホテルのバイキングにありつき、ウニュウニュできなかった分もたらふく
食べて、制限時間ド無視、ま〜たおしゃべりにいそしみましたわ。けっ。
これはKINUさんの娘さんの、舞妓扮装の写真。
舞妓扮装させてくれるお店も増えたけど、一番いい
お店でされたそーで、衣装も髪飾りも本物の舞妓さん
と同じ物だそーな。
笑えたのは、こーゆーお店を利用なさるのは、その〜
「もう舞妓は無理がありますゑ」なお年頃の方々が
多いそーで、そこへ現役舞妓でも通用するお二人の
来店は、お店もホイホイ喜んで奥から特別な簪まで
持ってこられたとかで。6月、柳に蛍。
 
しかし…、私も死ぬまでに一度くらい、こーゆーこと
やってみたいと思ってたけど、こんなの見るとあえなく
挫折してしまうのでありました。。。
ところで、この緑色のブツが何かっつーと、見ての
通り、カエルさんであります。
KINUさん、カエルさんマニアと聞いてたんで、某所
で見つけた時にこのすっとぼけた顔がたまらず、
思わず買ってしまいました。
紐を引っ張るとカタカタいいながら走りますのよ。。。
要するに、ようやくとことこ歩きを始めたくらいの
おこちゃまのオモチャ(爆)。
 
「とーかちゃん、歩道橋の上で引っ張ってみて(笑)」
「よござんすよ〜。その代わり、姐さんも梅田のド
 真ん中でカタカタやっておくんなさいまし」
「あら、いいわよ。いくらでもやってあげる♪」
う、嬉しげ…(悩)。
マジ、やってるし…(汗)。
どこまでも行っちまうし…(汗・焦)。
* 冗談抜きで、ここは梅田のド真ん中ですっ。
「歩道橋の上だと、人だかりができてマズイです。
 ストリートミュージシャンの邪魔になりますしっ」
…ならねぇよ、白い目で見られるだけ〜。
私もミジンコ程度の恥じらいは残ってますんで、
ここでご勘弁願いました。
そのわりには、KINUさんより楽しそーだ…。
(実はもっと大股開き、襦袢丸見えの写真アリ)
また見つけたら、自分用に買ってこよっと。
 
 
 
この日のおべべは、大島。
大島…、ゼンゼンワカリマセン。
イイノカワルイノカ、派手カドーカモワカリマセン。
ケド、高校生ノ時ニ里親ガ誂エテクレマシタ。
…多分、派手デスネ。年、考エマス。ゥゥゥ。
銘仙バッカ着テルト、ソコラノ感覚マヒシマス。
土産に佐世保バーガーを買って帰る。
うまくて大きいとは聞いてたけど…。
デカイ。
ナイフか包丁で半分にして、男二人に分け与え
よーと思ってたら、食い意地小僧は既にかぶり
ついて、その大きさに難儀していた。
アゴはずれても知らんぞ。
2005年10月19日  「 秋らしくなりました 」
…ってなことで、久しぶりに裏の公園に散歩に出かける。
まだ赤い実の木々は少ないし、紅葉にも早く、見て楽しい
ような物はあまりないんだけど…。
遊具は幼稚園児に取られてるしな、つまんねぇ…。
(我ながらこの後ろ姿、「ちゅまらん。。。」な感じ)
うわ、なんぢゃ、こりゃ。
仕付け糸が残っとるわな。コレ、前にも着たよな。
ぅー、暗い。見えん。いや、老眼で見えん(哀)。
…こんなトコ、写真に撮らんでええっ!!
これまた久しぶりに駒下駄を履いてった。
久しぶりすぎて忘れてた。
この下駄、両足とも歯の外側が磨り減って、
すんげぇ歩きにくいんだった。
下りの坂道、悲惨。写真ぢゃわかんないけど、
傾斜が30度くらいあって転げ落ちそー。
つんのめったまま、仁王立ち。
また写真撮ってねぇで、手貸してくれよっ!!
 
 
けど、おかげでおべべの柄はよくわかる(笑)。
前に着たのは3年くらい前だったかな。
その時はそんなに好きぢゃなくて、上に何か
羽織ってスーパーへ行った覚えがある。
今はこうして見ると、柄の取り方が面白いし
笹もちょこちょこ入ってて悪くない。
何年たっても「ダメ…」な銘仙もあるけど
(だったら、なんで買ったんだろ…)、好みや
見る目が変わって好きになってく物も多い。
グランド外周300m地点。
…といえば、コレやっとかなくちゃね。
「一粒300メートル〜!!」
っっっ、早く撮れってばっ!!
この下駄でこのポーズ、きついんだってばっ!!
 
 
 
 
 
 
翌々日、しっかりきっちり太股筋肉痛。
当日に出ない、翌日にも出ない、翌々日って
のが40代の証しなんだろーか。
十月下旬のダイアリーはこちら→
バイキング行くのに着物…ってのもナンで、
KINUさん、本日もお洋服であります。
その代わり、今までお召しになった着物の
写真をいろいろ持ってきてくださり、ま〜あ、
それだけでもじゅるじゅるでしたわ。
ゑゑ、私には手の出んよーなお品ばかり…。
それが「ごもっとも」なお値段のもありゃあ、「10倍
出すから譲ってくだせぇましっ」な破格なお品まで、
ええお買い物なさっとります(笑)。
 
こちらは淡〜いクリーム色の地に、柄の松も
淡い色の上品な訪問着。
んー、やっぱ、キャラの差が出るわ…。
もう一軒、お茶してしゃべり倒してから、主婦
夕食の買い物ざます。
JR大阪駅の構内に「イカリ」ができてるなんて
知らなかった。
店頭でチーズフェア、スモークペッパーチーズを
少し。
 
「そこぢゃ、どこに来てるのかわからないねぇ」
「そですねそですね、イカリなんて滅多に来ません
 からね。行っても79円のウィルキンソンのジンジャ
 エールしか買わないですしね」
高級スーパーに無縁な主婦…。
とーか、イカリ来店記念写真。
 
 
こんなイカリのロゴだらけのショッピング
バッグで、毎日買い物してみたいざます。
 
前にも書いたけど、女の人との食材の
買い出しは自分ちがよく買う物と違ってて
面白いし、レシピなんかも教えてもらえて
すごく楽しい。
この日も「ベビーリーフとペッパーチキン
のサラダ」を教わり、早速やってみたら
簡単なのにおいしかった〜。