photo diary
2006年2月17日  「 風邪っぴき 」
二月上旬のダイアリーも完成せぬまま、中旬も半ば過ぎ(焦)。
夏休み最後の日、白いページだらけの宿題のドリルを前に、
半泣き小学生の心境でございます。
「風邪ひいた」とか「オナカ痛い」とかって、仮病使いたかったあの頃…。
あはは…、あの頃の“夢”が叶いましたわ。
ド風邪。
「●●は風邪ひかない」と申しますが、●●オヤヂも寝込む
ほどの風邪が移ったんだから、もぉ〜、オナカは“村の鎮守
のお祭り”状態、身体はダルダル、大体、この私が「煙草、
吸いたくない」ってんだから…。←私の風邪基準なり。
約束を一つキャンセルさせていただいて、ばーさんの祥月
命日の墓参にも行けず、じめぇ〜っとした布団で一週間。
ぅ、ぅ、ぅ、鬱憤もたまりますしぃ~~~~!!
 
一週間ぶりに着物。真っ赤っか〜♪
嫁に持ってきて初めて。憂さ晴らしにもってこいの色ですな。
似たよーな木綿があるんで、これはウール…かな。
久々の写真、べっぴんに撮ってね。
(すっぴんで無理難題を押し付ける)
 
寝てるだけでも肩は凝る。ヴィィィィン。
鏡。
誰ももんでくれない
ハハは、おかゆ・うどん・おじやのローテーションで
辛抱しとるっちゅーのに、息子はこんなモノを…。
アキバで売れてるそーですな、缶詰おでん。
物珍しいモノを買いたがるのは、オヤヂ譲り
(ふっ、一番嫌がることを言ってやった。食い物の怨
 みは恐ろしいのだぞゑ)
中身は、さつまあげ・こんにゃく・ちくわ・大根・昆布・
うずら卵だって。
こんにゃくに刺さってる串で他の具も刺さないとダメ
なんで、こんにゃくから食べるのが決まりらしい。
ふぅん、うまいこと考えてあるもんだ。
肝心のお味は、意外とイケルそーな。
…ハハのおでんよりウマイかい??
2005年2月21日  「 食べて、観て 」
* いつもは中旬・下旬と分けますが、中旬のアップも少なく下旬も他の月より短いので、
  今月は一緒にいたします。あしからずぅ〜。
風邪とじとじとした空模様続きで、ほとんど外へ出られず…。
うしさんから、「豆腐チゲ食べに行きませんか」のお誘いも
一度はキャンセルして、天気予報とにらめっこ、晴れ間を
見つけて決行〜!!
 
「隣から唐辛子の赤い汁が飛んできてもいい格好で…」
とのことで、黒地に食べかけバームクーヘンみたいな幾何学
模様の銘仙。真っ黒ぢゃないな、灰色とのなんとなし市松。
これで万全ぢゃ、ふっふっふっ…。
(- - ; 帯まで頭が回っていなかった。。。白い帯、締めるか。
ま、隣に座る方がお上品に召し上がってくだされば、赤い汁
は飛んでこんでせう。期待していいのだろーか…。賭け??
 
…と、この日の予定は「豆腐チゲを食す」のはずだったのが、
前夜、MBSの夕方のニュースで、目下、うしさんがDVDで
熱狂中のドキュメンタリー映画、『 RIZE 』 を梅田ブルクで
上映中と知り、急遽、そちらも観に行くことに。
 
 
 
…オヤヂ、影が写りこんでるぞ…。
久々の外での写真ぢゃっちゅーに、晴れってのも罪よのぉ〜。
ピビンバとすんどぅーふのセット。
韓国海苔がついとりましたが、私は甲状腺
治療のために海藻制限中。
隣の方に差し上げたら、二袋ともピビンバに
バリバリちぎって乗っけてマゼマゼなさって
おいででしたが、なんか…違うよーな…いい
のか、コレで?? 
すんどぅーふに入れるんぢゃないの??
はい。こちら、西梅田の豆腐チゲ(すんどぅーふ)のお店、
『まん馬』でございます。1階はカウンター席のみ。
噂に違わず、赤い(汗)。グツグツ煮えたぎっておる。
し、汁、飛ばさないでくださいましね、隣の方!!
…私の分も手拭いをご用意くださいました。さすが…。
(「自分は飛ばす」と思われたのでせうか…。あ、言うてもた)
「おかゆ・うどん・おじや」生活が続いたせいか、完食はできなかったけど、こりゃあほんまに
オススメでございます。小さい釜で炊いた白いご飯も食べたかった…。じゅるる。
オナカ満足して、そこから程遠くない梅田ブルクに向かいました。スタバのコーヒー持って。
You got a certain talent, 
don't be afraid to express it. 

We have the brief that we can be somebody, 
that we're gonna be somebody, 
that we're gonna rise, No matter what.
おまはん、才能があるんやで。
そやから、それを出すのを恐れたらあかん。

わしらには信念があるんや。
わしら、ひとかどのもんになることができると思とる。
ひとかどのもんになるんやと、信じとる。
わしら、成功するんや。それがなんであってもや。
日本語訳 うしさん
うしさん、なぜかオツムの中で共通語に訳せんそーですが、迫力のある言葉です。
“ ひとかどのもん (somebody)”、ずっと考えさせられとります。
2006年2月23日  「 げに恐ろしきは… 」
げに恐ろしきは…。
食い物の怨みにござひます…。
 
前々日にうしさんとすんどぅーふを食しに参りましたが、
息子、このテの料理に目がなく、「ハハは行くのだ〜♪」
と喜んでおっただけで、ぶぅーっと不機嫌だったもんで、
「アンタも来るかね。別のテーブルならよかろー」
と言うたところ、ヘラッといたしました。
がっ、急遽、『 RIZE 』鑑賞も予定に入ったため、時間
前倒し、彼は当然仕事で間に合わず。
帰宅後、
「おいしかったで〜」
「…ふぅーん」
ぎぇっ、さりげに“食い物の怨みオーラ”ぐっ!!
けど、アナタ、あれはうしさんとハハの約束であって…、
なんちゅー言葉も、もはやオツムの中がすんどぅーふの
鍋の如くグツグツしている、彼の耳に入ろーはずもなく…。
「連れてってやるから、明日は早く帰ってきーな」
「ん〜、明日はアカン。明後日やったらええで」
…こーゆー言葉だけは身に入るんですな。
 
ハハの奢りとあって、
「オレは??」
と手もみする男、もう一人。激辛でよかったらなっっっ。
オヤヂと息子の、
すんどぅーふ
釜炊きご飯@おこげ
牛カルビ
…のセット。
おこげ、うまそー。
あ〜、ハナミズ出ちまうぜ…。
先日は時間帯が早くてすぐに入れたけど、
この日は息子の帰りを待ってたら遅くなり、
混んでて30分待ち。
「どーする?? 待つ??」
「ん〜」
言いながら店の表のメニュー看板に見入る
食い気一家。
気温7℃、ぬくぬくグツグツのためには、
寒い方がいいのよっ。ブルッ !!
 
冷え切った頃、2階のテーブル席へ。
「おこげ、うまそやな」
→我が家では、「くれっ」と同意義。
“食い物の怨みオーラ”を放っていたヤツには言い辛く、
矛先はオヤヂに向く。
またしても如実な上下関係なり。下克上などありはせぬわ。
 
しかし、猫舌の私がすんどぅーふを冷ましている間に
息子は食べ終え、ハイエナの如く見ている。
「た、食べる?? (汗)」
嗚呼、なんてやさしいハハなのでせう。号泣。ここにも下克上はなし。
お、おいしいけど、辛いっ。ハフハフ
調子こいたオヤヂが、私の食べ切れなかったピビンバを、「残したらお店の人に悪いやろ」
取った。…ハイエナの血筋はそこからきているのか…。
*この写真をそのままアップしていいものか、息子と協議した結果、「末代までの恥やで」
  言われ、イッちゃってる目にモザモザを入れることで決着。末代までの恥はハハだけで十分らしい。
この銘仙も好きな品。ヒナゲシ。
もっと温かくなってからの方が
ふさわしいけど、どーしてもコレ
着たい気分の日だった。
 
左が一つのパターン。約80cm。
丁度おはしょりから裾くらいまで。
型紙は多分、13枚以上使ってる。
フェチはそーゆーコトも喜ぶ(笑)。
ぼかしが入ってたり、これだけの
仕事は銘仙では大変だと思う。
 
戦前の品には戦前の、戦後の
品には戦後の良さがあっていい。
なんだかんだ言いつつ、三人とも大満足。
オヤヂ以上に調子こいて、ケンパしながら
帰るおばかハハ。
ごっつぁんでした。
2006年2月27日  「 ご近所観梅 」
今年の梅は遅い…。
そんな噂に恒例の定点観察(?)も
ゆっくりの出だしとなりました。
 
まだちらほら咲きかと思いきや、
お〜、けっこー咲いとります。
手前の紅い八重の樹が五分、
白梅が三分、紅梅は白より遅い
そーで、まだまん丸な蕾。
嬉しい予想の裏切られ方♪
 
着物姿でお股をドンと開き、足
踏ん張ってシャッターを押す姿、
犬の散歩中のおばちゃんの痛い
視線を感じまする。。。
どれも甲乙つけ難い…つけちゃいかんのでせうが、
私は白梅と紅梅の蕾が好きでございまする。
左の辛夷(コブシ)もまだ蕾の
気配ナシ。
 
鳩も“ふくら雀”ならぬ“ふくら
鳩”状態でモッコモコ。
30羽ほどいたけど、どの子も
ぢぃーーーっしとりました。
己の姿を見るよう(爆)。
近所だもんで、いつも以上に
手抜きの格好。
この羽織、もう表地がかなり
傷んでるわ、裄は59cmしか
ないわで、羽織紐も取りお蔵
入りしてたんだけど、久々に
見たら花の部分が織りのズレ
ではなく意図的にギザギザで
面白い♪
羽裏も芭蕉の葉なんだか、
金魚の尻尾なんだか、よう
ワカランところがツボ(笑)。
写真撮る時だけ、必死で
お召の袖が出てこんよーに
引っ張ってるのもご愛嬌。
 
お召が白なんで、「∴」が並
んだだけの柄足袋。
相変わらずセルフで撮ってたら、そばの
ジャングルジムでぶら下がり体操してた
じーさまが、「撮ったげよか」と。助かる〜。
∴(←数学で「ゆえに」の意味らしい・笑)
愛想のええ顔しとる。
いつもこんな顔してたい。。。
帰り、公園前の施設で消防署員の方々が
訓練中(…だと思う。サイレン聞こえなかっ
たし)。
梯子で2階に上がったり、金属の扉を焼き
切ったり…。
先日、近所で放火が相次いだこともあり、
くれぐれも宜しくお願いいたします。
「市民の公僕」、ご苦労様です。
2005年2月28日  「 母への花束 」
実母の誕生日。存命なら71歳。
生きてる間も亡くなってからも、
誕生日のお祝いなんてしたこと
なかった。
ふむ。部屋に花もなくて淋しいし、
“お祝い”と称して花を買いに出た。
 
母のイメージ@芯が強い、キツイ。
…そんなのを選ぶつもりだったのに、
ぼぉーっと花を眺めてると全く違う
イメージになってきて、淡い藤色の
薔薇とヒヤシンス、ちょっとだけ元の
イメージで血の色の小さめの花に
なった。
母がどんな花が好きだったか、
色は、香りは…。
私は何も母のことを知らなかった。
鏡台にランコムの化粧品が置いて
あった記憶だけが残る。
気性と反比例して、身なりは地味
な人だった。
私と好みの共通点があるとすれば、
この着物くらいか。↓
夕方から雨とのこと。
濡れてもあまり気になら
ないよーに、真綿紬。
銘仙は水の跡残るから。
上の和更紗の帯を締め
かけたけど、ど〜にも
うまくいかず、また博多
の半幅。
便利っつーか、あほの
一つ覚えっつーか…。
おまけとお尋ね
'06/02/28
'06/03/01
'06/03/05
ヒヤシンス、買った当日はまだ蕾ばかりで、ちゃんと開花するのか心配だったけど、
翌日には咲き揃ってました♪ この時の色が一番きれい。
で、今、これをアップ作業してるのは3月5日(スンマセン、遅くて)、花びらがそっくり
返っていかにもヒヤシンスらしい姿になり、下の方には新しい花が。
意外と丈夫な花なんで、びっくりしました。来年は球根から育ててみたいです。
ところで、この花の名前をご存じの方、いらっしゃ
いませんでせうか。
小さな花が集まって、一つの花のように見えます。
花粉は黄色で、多分、
右の花と同じぢゃない
かとは思うんですが…。
花屋で名前を見たのに
失念。ぼけとります。
三月上旬のダイアリーはこちら→