photo diary
2006年1月21日  「 関東からの客人 」
関東から客人アリ。
着物関係にアラズ。
お仕事上、お顔出セズ。
 
殿方ナリ。
 
きゃ〜っ、とーかちゃんにもかしらねぇ♪
 
…なんつー色っぽい関係ならば、こんなトコに
書いたりしないのよぉぉぉぉぉっっっっっ!!
 
けど、私にも殿方のお友達くらい、おります。はい。
 
 
 
← あたかも出迎えに行ったよーな写真。
   新幹線のホームで見送った後、JRの方に
   撮ってもらった。ヘンな顔されてしまった。
ご満悦〜♪
「あれは明石海峡大橋で、あっちは淡路島かな」
「あはは、多分そーでしょーね」
「向こうの公園みたいなの、何?」
…振り返れってか。
カタマッテんだよっ、ひきつってんだよっ。
「扇町公園ぢゃないですか、多分
景色なんぞ見てる気分ぢゃないのよ…。
拷問のよーな15分間、記憶もまだら。
 
「●●は高い所が好きっていうでしょ(笑)」
…●●でも高い所ダメ人間もいますってば!!
コワイヨー
コワイヨー
コワイヨー
コワイヨー
コワイヨー
コワイヨー
コワイヨー
笑顔に非ず、顔面硬直なり。
ま、お客人が喜んでくださったのなら、それで良しとして。
ちょっとお茶してたら、もうお帰りの時刻。新大阪までお見送り。帰り道だし。
某さん、短い時間でしたが、楽しゅーございました。またのお越しをお待ちしとります。
…滅多に逢えない人と「さよなら」した後の独りきり、や〜っぱ淋しいもんだわ(苦笑)。
んなわけで、気持を切り替えるべく、阪急百貨店の呉服の催事に突撃っ!! (をゐっ)
天気予報では、「午前中に雪」と言ってたけど、幸い雪も
雨も降らず…で助かったものの、雪用に用意したポリの
おべべがイマイチで急遽変更。
殿方の中には、着物の女性と歩くのを嫌う方もおられる
ので (知る人ぞ知る、の逸話がありましたな・泣)、某さん
にはあらかじめ承諾を取っておいた(笑)。
一番好きな梅の銘仙の羽織。
あまり後姿の写真がなくて、
自分でも背中の柄をよく知らず、
右から左から撮ってみた。
吊るして広げて撮った方が柄は
はっきりするけど、そーすると
ペタンとした印象になって、この
光沢の陰影の美しさは出ない
だろなーと後から思った。
 
緯捺染でないと、こーゆー光沢は
出ないそーな。
もっともかなり古いだと経緯関係
なく、いい光沢してる。
お帰りの新幹線まで数時間、梅田へ出てお昼を食べたら
あちこち案内するほどの余裕もなく…。
 
「どこか高い所はありませんか」
 
高い所ねぇ、あるにはあるけどねぇ、それもすぐ近所…。
大阪名物、HEP FIVE = ビルの上の観覧車。
乗るんすか、マジっすか。( ^ ^ ;
あたしゃ、ジェットコースターは一番前で万歳すんのが
大好きだけど、遊園地で何が怖いって、観覧車ほど
怖いモノはないっつーに…。
 
乗りましたよっ、お客人の仰せとあらばっ!!
2006年1月27日  「 三条界隈 」
たまにはオヤヂのお付き合いで出かける。
…と恩着せがましく前置き。
 
過日、京都の『和久傳』で、片岡鶴太郎サンとヒロシサンが
食べてるお菓子をテレビで見たオヤヂ、
「うまそーやったなぁ」
といつまでも言っている。
シツコイ。シツコイぞ。シツコイのは私の専売特許だぞ。
お株取られちゃタマランので、それだけいただきに京都へ
行くことにする。
…表向きはな。それだけですむわけなかろーが。にぃっ。
 
 
鶴と唐草だかシダだかの銘仙。
自分では、「バッタバッタ飛翔鶴銘仙」と呼んでるけど、
強風で裾がバッタバッタ。
色はもうちょい青みがかってる。
正確な住所や地図を控えてくと、『和久傳』に直行
される恐れがあるため、わざとアバウト〜に覚えて、
「ん〜、このへんやと思う…」
などとええ加減なことを言う。
要するに私のもひとつの目的は、三条あたりをウロ
ウロしたいわけで…。面白い店・老舗・ヘンな店、
狭い範囲でいろいろ見られるから。
足袋の『分銅屋』さんの前で、買うかどーしよか迷う。
自分一人なら当然買うけど、後ろでオヤヂが無言のプレッシャー。
誰もアンタに、「買ってぇ〜」とおねだりしてねぇよ。
実験器材@ガラス器具フェチにはタマランお店。
用がなくてもつい入ってしまふ。ビーカーや薬壜
見てニマニマしてる女、気色悪い(笑)。
なぜかここでくじら尺を発見。秤もデジタルから
天秤まで置いてあるから、くじら尺があっても不
思議ぢゃないけど。
前から気になってたモノ。
ガラス製のひょうたん型の容器の周りに
ガラスのコップ。てっぺんに踊り子さん。
何に使うのか尋ねたら、ウイスキーを入
れて楽しむらしい。5万円ナリ。
おてての「パー」は5万円に驚いてるトコ。
ガイコツ
自分の見たいモノはしっかり見た後、一応、この日のメインの場所、『和久傳堺町店』へ。
2階の茶菓席はゆったりしながらも、気張らず。
オヤヂ…まぁ、こんな時だけは家人と申しませうか、
玉露とお目当ての菓子。私はそれとお薄。
1月ももう残り少ないけど、まだ街のあちこちで正月
を感じさせるものがあり、こちらでも見事な餅花。
発泡スチロールぢゃないのよ〜、本物(笑)。
「ところで、アナタ、玉露の味なんておわかりですの??」
「…ようワカラン…」
だから、アンタはほうじ茶で十分だったんだよ。
このちまきみたいに竹の葉にくるまれたのが、「西湖」。
蓮根の澱粉と和三盆を練ったお菓子。
食感は「口に入れるととろけるわらび餅」…。ボキャ貧。
味もあっさりめで、後から和三盆がほわ〜っと香る感じ。
初めて食すもの、なんとも表現の難しいことで…。
ぶにぶにと柔らかいので、口に
運ぶまでに落ちそーであります。
「西湖」の名の由来は、中国・杭州の西湖が
蓮の名所からきてるそーな。
…オヤヂは食欲のみでこの菓子につられた
ろーけど、私はこの名前の方につられた。
西湖、新婚旅行で行ったし〜。
オヤヂに覚えてるか尋ねたけど、実に実に
怪しい返答だった。覚えてねぇんだろがっ。
その時のパンフレット。
元の画像もボケボケ、
これが多分、蓮の花。
はい、オヤヂの用事はおしまい。
おいしゅーございました。
家で待つ息子に土産も買って帰途に…つく
前に、私の用事がまだ一つ残ってるわさ。
 
『今昔西村』へ遅まきながら新年のご挨拶。
…っつー口実で、何ヶ月か前からお店の
サイトに出てたお召がまだあるかどーか。
柄は“大洋花”とあったけど、ありゃ万年青
に違いない。物欲くすぐられる〜。
 
陥落。
ド派手。
おまけ
やっぱ、この日のおべべの柄がちゃんと
出てないのが、気になってしゃーない。
こんなのです。
鶴の首がぐにゃあっとなってんのが、何か
悪い薬でラリってるみたいなんですけどー。
体調不良が続き、“恒例・1日の表紙写真差し替え”用
写真、撮れず仕舞い。5年前の春ので失敬です。
あちこち取材に回らせてもらってた頃で、この日はベト
ナムグッズのお店でありました。
2月は元気に過ごせるといいなぁ…。
二月上旬のダイアリーはこちら→