いきなり息子でスンマセーン。
ハハ、数日オヤヂとツラつき合わせてたせいか、
ちと疲れが出て寝とりました。
お盆の支度も何もしとりましぇん。焦る焦る。
…「やってね(はあと)」。
ハハ、また布団に潜り込みました。スンマシェン
「迎え火ってどーするん」
「ん〜、オガラは焚けんでな、今年は蓮型ランプ
にしとこか。アンタがつけたらすぐ帰ってくるわ」
「つけるだけでええんか」
「『ここやでー、ここやでー』って叫べ」
嘘つきハハは写真を撮るのみ。
ジャージで頭ボサボサ。ミセラレナイ
「迎え火が終わったら、団子だな」
お供えの団子を作るのは、毎年、息子の役目と決まっとります。
しかし、去年はサボり、一昨年は熱中症で入院中、3年ぶりですな。
「…作り方忘れた」
「またまたぁ〜♪ 団子名人が何をおっしゃる」
「ほんまや…。わからん…。あ゛あ゛…」
どーやら自信をなくしているらしい。去年サボったバチだ。
「お〜、ええ感じではないか(ベンチャラ)」
「アカン、見たらアカンでぇ〜(背中を向ける)」
「オマエは、『鶴の恩返し』か!!」
「そや、僕は鶴になってしもたんや」
「ほんなら、ハハに白生地でも織っておくれ〜」
「それは…、できん」
「ほんなら、文句言わんとさっさとやんな」
ハハは手伝わない。
じーさんもばーさんも、この子のだから喜ぶ。
ホホホ、ちゃんと完成したぢゃあ〜りませんか。そこら中、粉だらけにしてくれたけど。( ^ ^ ;
黄な粉が少なかったね、これはハハのミス。スマヌ。
ところで、オヤヂに頼んだ花。
「コレって、お墓用ちゃう…??」
「そーなんか、コレしかなかった」
「見分けつかんか」
「つかん」
「てか、私が買ってくるのと違うとは
思わんかったわけですか」
「わからん…」
こないだ、法事もやったばっかだろ!!
まぁ、豪華でええとするか(笑)。
バタバタしながら、今年もお盆。
みんな帰ってくる。ぼんの迎え火で。
暑い。
外はヂリヂリ焼けつくよーに暑いだろー。
ひ弱な私は、家でグワングワンにエアコンをかけ、サイトの更新作業をしかけておった。
しかし…。心ここにあらづ。今日は宮津で燈篭流し、花火大会、盆踊り。お盆に墓参りもしとらん…。
見たい・踊りたい・帰りたい。あ、墓参りもね。…ついでか。
しかししかし、前の晩、こっそり一人で帰ろかと、ネットで宿の情報も見たけど、どこも満室。
今年も虚しく、私の“ココロのお盆”は過ぎていくのねん…。さめざめぇぇぇぇぇ。
一人アンニュイ〜に浸りきってるトコロへ、オヤヂ帰宅。暑苦しい。
「行かんのか」
「どこ〜。もーどこも行きたない。えらい」
「宮津。花火。盆踊り」
「行くっっっっっ」
お盆でオヤヂの得意先も軒並み休業、それでおそろしく早く帰ってこられた上に、翌日は休み。
宿なんかなくても、最悪、車の中で泊まるなり、ゆっくり夜中に帰ってくりゃいいことで…。
息子には、「夜逃げします」と書置きを残して、いざ出発!! 長い前ブリ。
燈篭流し。これは紅白一対で、誰でも流してもらえるもの。
初盆のお宅は、夕方頃から精霊船を流して最後は火をかける。
どちらも仏さまに極楽へ帰っていただくための送り火。
私も「先祖代々之霊」の燈篭を一対。
燈篭の受付詰所(?)に菩提寺の住職も
おられ、先日のお礼を言い、燈篭が
海へ流されるのを見届けた時…。
感涙。海に上がる3000発の花火…の一部…、ご覧くださいまし。興奮でブレブレ。
いや、今日の私はそんな感傷に
長く浸っている時間はないっ。
リンゴ飴も金魚すくいも横目で、
歯を食いしばって向かう先は…。
幼馴染みと待ち合わせて盆踊り。
土地の4曲だけの繰り返し。
いいんです、それでっ。
いつまでたってもうまくならない、
いつまでたっても覚えられない、
それでもいいんですっ。
楽しけりゃあ〜っ!!
だけど、昔に比べると踊る人も
少なくなったし、終わる時刻も
早くなったし、ちょっと淋しいです。
あ。おかげさまで宿はキャンセルのあった旅館が見つかり、ゆっくり温泉にも浸かれました。
では、おやすみなさい。。。
おはよーございま〜すっ。
只今、午前6時30分、天橋立・智恩寺でございます。
朝っぱらからテンションMAX、このまま海にザブザブ、
シンクロでも始めそーな無駄パワー。
このパワーを日頃に分割したいもので。。。
朝が早かったおかげで、この日最初の
参拝人のよう。
きれいに筋目の入ったお線香立ての
真ん中にお線香を一本。
火をつける炭もまだ炭になってない…
とゆーのか、木にまだ火をつけたばかり。
朝のお参りは気持ええですなぁ。
海ならではの斜めに打ち上げられる
花火や、もっと色とりどりのもあったん
ですが、デジカメの動画で撮っちゃっ
たもんで、お見せできず残念。
でも、やっぱり故郷の花火は、どこの
より最高なのでありました。うるる…。
宿に戻って朝ご飯@バイキング。
食うぞーっ食うぞーっ!! こんな時くらい
海苔にワカメの味噌汁に寒天にっ、
日頃、甲状腺治療でグッッッと我慢
してる海藻類もたらふく食うぞーっ!!
海苔まきご飯、うめぇ〜。涙。
食後はまったりマッサージ。モーミモーミ
極楽だぁ。欲を言えば足ツボももんで
ほしいもんだが…。オヤヂにやらせよ。
え?? 「朝と着てる物が違う」??
ほほほ、そりゃアナタ、万が一の時を
考えて着替えは持ってきましたわよ。
…おぱんつは忘れて買ったけど。。。
ゆっくりめに宿を出発。…寝てた。
お盆は過ぎたけど、親戚や知り合いの
お墓参り。こんな時しかできませぬ。
このお寺は与謝蕪村が何年か過ごした
所だそーで、立派ぁな句碑。
「 短か夜や六里の松に更けたらず 」
…個人的には蕪村よりもこの字だけ
見たかった。ブソンサン ゴメンナサイ
子規の弟子の河東碧梧桐、私はこの人
の書が好き。宮津にあるのも嬉しい。
そーいえば、京都の『ゑり善』の看板も
碧梧桐だったけど、お店を新築すると
どーなっちゃうんだろ。。。
玄関にも色影が落ちてた。
今まで気がつかなかった。
何度来てんだよ…。
お馴染みさんの狛犬ナデナデ。
アンタも帽子かぶらないと、日射病になるよ〜。
まったく、いつまでも暑いねぇー。
どっか涼しいトコない??
ねぇ、ねぇ、ねぇってばぁ〜。
返事しろやっ。
ゴンッ、ゴンッ、ゴンッ。
無口な狛犬さんではラチが明かず、喉も
渇いていつものカフェに行くと、
「金引の滝、行ったら?」
とのこと。
3年前の台風の災禍でずっと通行止めに
なってたのが、やっと行けるようになった
よう。
それは行かねばぁ〜♪
決して大きく勇壮な滝ではないけど、
子どもの頃に親戚が集まると、よく
遊びに行った所。
懐かしい反面、まだ台風で倒れた樹や
土砂崩れの痕も見られ、ちと複雑な
気分にも。
当然のことながら、着物の裾をたくし上げてザブザブ。
滝壺も浅いんだも〜ん。しぶきが気持いいんだも〜ん。スクール水着持ってくればよかった。。。
おとなの常識は、とーかちゃんには通用しませんっっっ。恥も知りませんっっっ。
でも、いつも思うことだけど、「おばかできるうちが花」ですぞっ。人生楽しまねばぁ〜ん。
んでもって、木陰で爆睡@マジ寝。旅館の布団よか気持いい。
ずーっとずーっと、こーしてられたらよかった。
楽しくて懐かしい夏休みでした。