photo diary
2007年8月13日  「 お盆の入り 」
いきなり息子でスンマセーン。
ハハ、数日オヤヂとツラつき合わせてたせいか、
ちと疲れが出て寝とりました。
お盆の支度も何もしとりましぇん。焦る焦る。
…「やってね(はあと)」
ハハ、また布団に潜り込みました。スンマシェン
 
「迎え火ってどーするん」
「ん〜、オガラは焚けんでな、今年は蓮型ランプ
 にしとこか。アンタがつけたらすぐ帰ってくるわ」
「つけるだけでええんか」
「『ここやでー、ここやでー』って叫べ」
嘘つきハハは写真を撮るのみ。
ジャージで頭ボサボサ。ミセラレナイ
「迎え火が終わったら、団子だな」
お供えの団子を作るのは、毎年、息子の役目と決まっとります。
しかし、去年はサボり、一昨年は熱中症で入院中、3年ぶりですな。
「…作り方忘れた」
「またまたぁ〜♪ 団子名人が何をおっしゃる」
「ほんまや…。わからん…。あ゛あ゛…」
どーやら自信をなくしているらしい。去年サボったバチだ。
「お〜、ええ感じではないか(ベンチャラ)」
「アカン、見たらアカンでぇ〜(背中を向ける)」
「オマエは、『鶴の恩返し』か!!」
「そや、僕は鶴になってしもたんや」
「ほんなら、ハハに白生地でも織っておくれ〜」
「それは…、できん」
「ほんなら、文句言わんとさっさとやんな」
ハハは手伝わない。
じーさんもばーさんも、この子のだから喜ぶ。
ホホホ、ちゃんと完成したぢゃあ〜りませんか。そこら中、粉だらけにしてくれたけど。( ^ ^ ;
黄な粉が少なかったね、これはハハのミス。スマヌ。
ところで、オヤヂに頼んだ花。
「コレって、お墓用ちゃう…??」
「そーなんか、コレしかなかった」
「見分けつかんか」
「つかん」
「てか、私が買ってくるのと違うとは
 思わんかったわけですか」
「わからん…」
こないだ、法事もやったばっかだろ!!
まぁ、豪華でええとするか(笑)。
 
バタバタしながら、今年もお盆。
みんな帰ってくる。ぼんの迎え火で。
2007年8月16日  「 宮津燈篭流し花火大会 」
15日分は後で書きます〜。
暑い。
外はヂリヂリ焼けつくよーに暑いだろー。
ひ弱な私は、家でグングンにエアコンをかけ、サイトの更新作業をしかけておった。
しかし…。心ここにあらづ。今日は宮津で燈篭流し、花火大会、盆踊り。お盆に墓参りもしとらん…。
見たい・踊りたい・帰りたい。あ、墓参りもね。…ついでか。
しかししかし、前の晩、こっそり一人で帰ろかと、ネットで宿の情報も見たけど、どこも満室。
今年も虚しく、私の“ココロのお盆”は過ぎていくのねん…。さめざめぇぇぇぇぇ。
一人アンニュイ〜に浸りきってるトコロへ、オヤヂ帰宅。暑苦しい。
「行かんのか」
「どこ〜。もーどこも行きたない。えらい」
「宮津。花火。盆踊り」
「行くっっっっっ」
お盆でオヤヂの得意先も軒並み休業、それでおそろしく早く帰ってこられた上に、翌日は休み。
宿なんかなくても、最悪、車の中で泊まるなり、ゆっくり夜中に帰ってくりゃいいことで…。
息子には、「夜逃げします」と書置きを残して、いざ出発!!   長い前ブリ。
燈篭流し。これは紅白一対で、誰でも流してもらえるもの。
初盆のお宅は、夕方頃から精霊船を流して最後は火をかける。
どちらも仏さまに極楽へ帰っていただくための送り火。
私も「先祖代々之霊」の燈篭を一対。
燈篭の受付詰所(?)に菩提寺の住職も
おられ、先日のお礼を言い、燈篭が
海へ流されるのを見届けた時…。
感涙。海に上がる3000発の花火…の一部…、ご覧くださいまし。興奮でブレブレ。
いや、今日の私はそんな感傷に
長く浸っている時間はないっ。
リンゴ飴も金魚すくいも横目で、
歯を食いしばって向かう先は…。
あまのはしだて またきなれ〜
み〜や〜づぅ よいとこなぁ〜ぁ
たんごのみやづで ピンとだした〜
幼馴染みと待ち合わせて盆踊り。
土地の4曲だけの繰り返し。
いいんです、それでっ。
いつまでたってもうまくならない、
いつまでたっても覚えられない、
それでもいいんですっ。
楽しけりゃあ〜っ!!
 
 
だけど、昔に比べると踊る人も
少なくなったし、終わる時刻も
早くなったし、ちょっと淋しいです。
あ。おかげさまで宿はキャンセルのあった旅館が見つかり、ゆっくり温泉にも浸かれました。
では、おやすみなさい。。。
2007年8月17日  「 故郷の夏 」
おはよーございま〜すっ。
只今、午前6時30分、天橋立・智恩寺でございます。
朝っぱらからテンションMAX、このまま海にザブザブ、
シンクロでも始めそーな無駄パワー。
このパワーを日頃に分割したいもので。。。
朝が早かったおかげで、この日最初の
参拝人のよう。
きれいに筋目の入ったお線香立ての
真ん中にお線香を一本。
火をつける炭もまだ炭になってない…
とゆーのか、木にまだ火をつけたばかり。
朝のお参りは気持ええですなぁ。
海ならではの斜めに打ち上げられる
花火や、もっと色とりどりのもあったん
ですが、デジカメの動画で撮っちゃっ
たもんで、お見せできず残念。
 
 
 
 
 
 
 
でも、やっぱり故郷の花火は、どこの
より最高なのでありました。うるる…。
宿に戻って朝ご飯@バイキング。
食うぞーっ食うぞーっ!! こんな時くらい
海苔にワカメの味噌汁に寒天にっ、
日頃、甲状腺治療でグッッッと我慢
してる海藻類もたらふく食うぞーっ!!
海苔まきご飯、うめぇ〜。涙。
 
食後はまったりマッサージ。モーミモーミ
極楽だぁ。欲を言えば足ツボももんで
ほしいもんだが…。オヤヂにやらせよ。
 
え?? 「朝と着てる物が違う」??
ほほほ、そりゃアナタ、万が一の時を
考えて着替えは持ってきましたわよ。
…おぱんつは忘れて買ったけど。。。
ゆっくりめに宿を出発。…寝てた。
お盆は過ぎたけど、親戚や知り合いの
お墓参り。こんな時しかできませぬ。
 
このお寺は与謝蕪村が何年か過ごした
所だそーで、立派ぁな句碑。
 
「 短か夜や六里の松に更けたらず 」
 
…個人的には蕪村よりもこの字だけ
見たかった。ブソンサン ゴメンナサイ
子規の弟子の河東碧梧桐、私はこの人
の書が好き。宮津にあるのも嬉しい。
 
そーいえば、京都の『ゑり善』の看板も
碧梧桐だったけど、お店を新築すると
どーなっちゃうんだろ。。。
真夏の昼下がり、まっすぐに落ちた光のままの色影。
玄関にも色影が落ちてた。
今まで気がつかなかった。
 
何度来てんだよ…。
お馴染みさんの狛犬ナデナデ。
アンタも帽子かぶらないと、日射病になるよ〜。
まったく、いつまでも暑いねぇー。
どっか涼しいトコない??
ねぇ、ねぇ、ねぇってばぁ〜。
返事しろやっ。
ゴンッ、ゴンッ、ゴンッ。
 
無口な狛犬さんではラチが明かず、喉も
渇いていつものカフェに行くと、
「金引の滝、行ったら?」
とのこと。
3年前の台風の災禍でずっと通行止めに
なってたのが、やっと行けるようになった
よう。
それは行かねばぁ〜♪
お~~~~!! ほんまだーっ、お懐かしや〜!!
決して大きく勇壮な滝ではないけど、
子どもの頃に親戚が集まると、よく
遊びに行った所。
 
懐かしい反面、まだ台風で倒れた樹や
土砂崩れの痕も見られ、ちと複雑な
気分にも。
当然のことながら、着物の裾をたくし上げてザブザブ。
滝壺も浅いんだも〜ん。しぶきが気持いいんだも〜ん。スクール水着持ってくればよかった。。。
おとなの常識は、とーかちゃんには通用しませんっっっ。恥も知りませんっっっ。
でも、いつも思うことだけど、「おばかできるうちが花」ですぞっ。人生楽しまねばぁ〜ん。
んでもって、木陰で爆睡@マジ寝。旅館の布団よか気持いい。
ずーっとずーっと、こーしてられたらよかった。
楽しくて懐かしい夏休みでした。
空はそろそろ秋。
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鬼灯