photo diary
2007年2月3日  「 節分@年男と年女 」
今年は我が家に年男と年女が揃い、
節分の豆まきの鬼は必然的にオヤヂ。
福豆、どっさり買いました。ナニユエ…
 
しかし、テレビを見ているとあちこちの
寺社仏閣で豆まきの様子が。
ワラワラと豆を拾う人達のにこにこ顔。
ええなぁ、混ざりたいなぁ…。
ネットで検索したら、八坂神社で豆まき
と芸妓・舞妓さんの踊りもあるそーな。
「厄除けぜんざい」もっ。
お〜、ウチの厄年@ぜんざい大好き君、
ちと行ってはみませぬか。
「ええでぇ〜」
…検索したのが遅かった上、電車に一本乗り遅れ、着いたらこの状態でありました。
はい、踊りも豆まきも終わっておりました。15分くらいしかやってなかったのねん。。。(T T)
豆まきは見られなくても、福豆は
売っている!! 300円也。
福引券もついている!! 末賞@カッ
プ酒也。
それをこんなゴーカな紙袋に入れ
てくれる!! 八坂さんは太っ腹だ。
ポリ袋に入れないことを「環境にやさしい」
と考えるか、「カップ酒一つをこんな袋に
入れるなんてもったいない」と考えるか、
「私なら手渡しですませちまう」と考えるか、
ムズカシイところではある。。。
紙袋に気を取られている場合ではありませぬ。
豆まきを見逃したとあっては、我々の課題は
もはや、厄除けぜんざいをいただく」こと
のみっ。
屋台かテントでふるまわれているのかと思い
きや、立派な喫茶室がございました。
 
しずしずと運ばれてきたのは、ぜんざいと小皿
に福豆と塩昆布、八坂神社マーク(ほんまか)の
湯呑に入ったお茶。ありがたやありがたや。
…ゑ、「前ぶりが長い!!」 「味はどーだった??」
(^ ^; そーゆーツッコミはナシ…ね(汗)。
厄年息子、お椀の中を箸でぐりぐり混ぜながら、
しばらくこの姿のまんまでした。。。
「たいへんおいしゅーございます」
…な「いかにも〜」の顔の写真がなく、申し訳ございません。
お椀を持つ手がガチガチにこわばっていることから、適当に
お察しくださいまし。
どーしても仔細がお知りになり方は、下の空白をドラッグ。但し、他言無用!!
 
厄男 「コレ、水飴入ってんのちゃう?」
ハハ 「葛か片栗粉でとろみがつけてあるんやろ」
厄男 「小豆少ないし」
ハハ 「縁起物や、文句言わんと食えっ。ここで福を逃したら、
     オマエに明るい明日なんかないわっ」
厄男 「餅が入ってんのが救いや…」
ハハ 「お椀がネチャネチャすんねんけど…」
厄男 「小豆はウチのより大きいな」
ハハ 「…帰りに錦で小豆買うて帰ろか…」
厄男 「そーしよ、帰ったら作るわ(ズズズ)」
ハハ 「頼むわ…(ズズズ)。私ら、罰当たりやな…」
有り難〜い厄除けぜんざいをいただいてから、
本殿へお参り(順序、逆やろ…)。
 
「しっかり拝みや」
「………」
「厄払いのご祈祷もしてもろたらどーや(マヂで)」
「もうええ」
「ほんなら、厄除けのお守り授かってこか」
「いらん。もう怖いモンはない」
 
十日戎で引いた「凶」のおみくじと厄年の相乗効果、
我が息子はとーとー悟りを開いてしまったよーで
ございます。。。。。
明るいうちにこのあたりを
歩くのは久しぶり。
ぶらぶらとたつみばし。
風情があってよろしおすゑ。
 
しかし、この方向へ歩いて
いるとゆーことは…。
♪目的はひとつぅ〜
今年もお世話になります、『今昔西村』。
この日のおべべと羽織は、初めてこのお店を訪れた時に
狂喜乱舞で買った品でありますが、去年から羽織の「乳」の
あたりが傷み始め、今年になって一気にあちこちホロホロと。
羽裏がかわいくて気に入ってたものの、そろそろ替えていた
だこーかとご相談。
なのに…。「もう表地も弱ってきてるし、仕立て替えても…」。
古い銘仙の宿命、寿命のよーでございます(号泣)。
「まだ着たいのですっ!!」とゴネ倒したら、「布用のボンドで
 乳の目立つ所は補修したら?」とのこと。はい、そーします。
そして、年男と年女、鬼に豆をぶつける…いや、まくべく勇んで帰ったのに、鬼役オヤヂは
晩ご飯食べたら逃げるよーに寝床に直行。鼻の穴に豆詰め込んどいたろか。。。
2007年2月6日  「 思い悩むこと有りて… 」
…タイトルの通りでございます。
 
そのことをどう書けばいいのか、それも悩みの種となり、
一旦中断して中旬まで飛ばして…逃げておりました。
それが続くとまた更新しないままになりかねないので、
簡単なご報告だけ。
 
この半月ほど前、オツムの主治医から新しい治療の提案
がありました。
リスクを伴うため、家族や周りの人には反対されました。
私自身、ずいぶん迷いましたが、それ以外に快方へ向かう
手段が今のところはないこともわかっています。
で、この前日、5日からその治療を始めました。
今も継続中ですが、まだ不安定な状態ですので、ある程度
定まってきたら、またご報告いたします。
 
でも、ご心配なく。ダメならやめればいいんですから(笑)。
…っつっても、やっぱ、自分でも不安(苦笑)。
なんとかそれを解消したくて、節分の日に『今昔西村』で
一目惚れした着物を買いに京都まで。
はいっ、私は所詮、その程度の人間ですっ。
散財はオンナの悦楽ぅ〜♪
さすがにオヤヂもこの日は文句も言わず(てか、支払いは
 私がするんだし)、お調子こいて羽織まで買っちまった…。
 
その後、デパ地下でバレンタインのチョコの見学(買わない)。
ゴデ○バの真ん前で、「高いな。うまいんか、ほんまにうまい
んか」とうるせぇオヤヂ、アンタには死んでも買わないから
高かろーがまずかろーが、心配しなくていいんだよ〜ん。
少しくたびれて、『ソワレ』で一服。
←マヂで一服してるし(苦笑)。
ここはたいてい静かでまったりできて好き
だけど、ドヤドヤ入ってきたジーサン達が、
「談合が…」「新幹線が…」とデカイ声。
あのお年になると聞こえにくいんだろーか…。
が…、そーゆー話は居酒屋ででもしてくれっ。
店の入り口横にあった、吉井勇の自筆…
“プレート”でええんぢゃろか。
「珈琲の香に…………」
スビバセン、達筆過ぎて読めません(恥)。
ゴシックか明朝でお願いしますっ。
2007年2月7日  「 トワイライト・セット 」
ひしゃげたシュークリームの後ろ姿。
頭頂部へ〜頭頂部へ〜と髪を引っ張り上げてくれたおかげで、
目元のたるみは隠せましたわ。(-"-#
仕立ての加減で正面より背中に水色がきれいに出てて、後ろ
姿の方がええかと。顔も出さんですむし…(汗)。
間道の帯は名物裂の写しで、重宝しとります。
←わかりにくいんで少し画像を
キツめに加工しましたが。
 
綸子に絞り、地紋は大きな桐の
昭和初期の品やそーです。
今モノの綸子ほどテロテロして
なくて、わりと楽に着られました。
からし色の絞りは紗綾型・源氏香・
地図記号(?)みたいなの、いろいろ
あって、宝探しみたいなコトが好き
な私にはツボ(笑)。水色も絞り。
ようやくたどり着きました。リッツ・カールトン大阪。
うしさんもお仕事やご用で遅くなり、助かったとゆーか
なんとゆーか…。
もうすっかり“アフタヌーン・ティー”の時間にはあらず。
べつにいいのよ、雰囲気だけ満喫できればっ。
 
事前に電話で、
「頭にイノダのジャンボシュークリームが乗ってます」
とお知らせはしといたのですが…。
ゑゑ、ゑゑ、一目見て笑われましたともさっ。
夕方のラウンジで、「トワイライト・セット」と紅茶で
ございます。
タルティーヌ・チーズ・キッシュの盛り合わせのよーに
書いてありましたが、えーーー、キッシュはいずこ。
どー見てもカナッペ、それとも上段のがキッシュ?? 悩む。
 
うしさんは鮮やかな青…とゆーより、「ブルー」といった
方がぴったり(ご本人によれば「ブルーシート」色)の、
雀柄の江戸小紋。
ちと浮かぬ顔をなさっておられるのは、うしさんの真ん
前に芳香を放つチーズが置かれたせいで、
「コレ、(とっとと)食べていただけます??」
とおっしゃるので、ウホウホいただきました。
私は「腐ってんのか!!」くらいのが好きでございます。
気がつくと、タルティーヌとキッシュ(悩)はうしさん、チーズ
は私がたいらげておりました。
まだ物足りずにデザートもおいしく…。
「そーいえば私、ワインは体質に合わない
 のかダメですけど、貴腐ワインは大丈夫
 ですのよ」
「貴腐…。カビだらけの葡萄のですね」
「ゑゑ、甘口で美味ですわ」
「ならば、いつか『貴腐ワインオフ』でも
 いたしませうか(笑)」
「あら、それは素敵♪」
「けど、そんなマニアックなオフ会、どなた
 が来られるでせう。ほほほ」
うしさんの指が二人の間が行き来…。
「それではいつもと同じではありませぬか!!」
「つまみはお願いしますね」
「ウチの梅酒も持参しませうか。七年モノ」
「私、主人の夕食の惣菜が買いたいので、帰りに
 イカリ(高級スーパー)へ寄りとーございますの」
「あ!! 私もウィルキンソンのジンジャエール(68円)と
 チーズが…」
この期に及んで、まだチーズか。デザートもティラ
ミスを食したとゆーに。
「でも、生演奏中に退席しては、演者の方に失礼
 ですわね」
「そーですね。では、もう少し待ちませうか」
…終わらない。終わらない。演者さんノリノリ。
「ゑゑ〜ゐっ、いつまでかかるのぢゃっ!! イカリが
 閉まってしまうではないかっ。もう出ませうぞ!!」
けれど、イカリよりも帰りの電車の時刻もあって、
お惣菜は…どーなったんでございませう…。
必死に駅へと向かわれるうしさんでございました。
 
数日後、うしさんからご連絡アリ。
「貴腐ワイン、注文いたしました」
マヂだったのですね。。。 (-"-;
『今昔西村』できれーきれーなおべべに
埋もれ、取っ替え引っ換え羽織らせて
もらった。
半月分のモヤモヤが少し軽くなる。
やっぱり着物のチカラは凄い。
 
医学的な治療はもちろん必要だけど、
こーして着物や花やきれいなもの、
心地よいものに接しながら、治して
いければいいね。
 
でも、それだけでは無理で新しい道を
選んだんだんだから、頑張るしかないね。
 
 
多少の目途がつくまで…と更新を中断
してから、約3週間。
少し手の自由が利きにくく、頭の回転も
いつもよりスローモーションだけど、リハ
ビリがてらぼつぼつ作業してました。
後もつかえてることだし(笑)、ご報告がてら。
これが前日に買った着物ざぁます。
節分の日に目をつけて、相変わらず、「合う帯ねぇよなぁ」と
諦めて帰ったものの、いろいろありまして、なんとかなりそな
帯を五本担いで暴走、それでもダメなら諦めよーと。
で、この間道ならよかろーってことで、グヒヒヒヒ。
難をいうと、裄と袖丈がちと短こーございます。柄の葉っぱも
なんとのぉ〜菊っぽくて、今の時期にはどーでせう…。
でも。。。いいのっ。私が気に入ったんだからっっっ!!
            はい、世の中すべてそれですませよーとしております。
 
それにしたって、この日、これを着る予定はござんせんでした。
うしさんから、
「たまにはきれーきれーなおべべに頭も高々と結い上げて、
 ゴーヂャスなアフタヌーンティーでもいかがですか」
とお誘いがあり、あっさりめの訪問着に先日買った鼈甲の簪
挿して…の目論見が、美容院で『週刊女性』と『女性自身』を
むさぼり読んでる間にこんな頭に…。
“高々”の意味、ちがうやん。。。 
なんでひしゃげたシュークリームが乗ってんねん。。。
「この簪挿します」って見せたのに、どんなセンスやねん。。。
スプレーでガチガチ、髪の毛少ないし右側はバーコード。。。
こんなオチャメ(…怒)な頭で、どないせーっちゅーねん。。。
(T T)
そしたら、まぁ、この着物やったらシュークリーム頭でも訪問着
よりはマシやろと、急場しのぎのやっつけ仕事。
ええねん、もぉ。とーかちゃん、スネたるねん。。。グチグチグチ
「でも…。これだけチーズをいただくと、お茶より
 “イッパイ” いただきとーございますわ」
「いけません。とーかさんはお薬飲むんでせう。
 相乗効果で危ないですわよ」
「お薬は朝に飲みました。次は夕食の後ですの」
「いけません」
「一口だけでも…(コビコビ)」
「いけません」
ぅぅぅ、隣にはワインバーがあるとゆーのに、口惜
しゅーございますぅぅぅっ。
 
しかし、新しい治療の注意点として、「カフェイン、
特に日本茶と紅茶の摂取は控えるよーに」と
ありましたが、ド無視してポットにたっぷり5杯分の
紅茶をいただいた上に、差し湯まで…。いいのか。
二月中旬のダイアリーはこちら→