photo diary
2007年7月26日  「 最後の買い物 」
法事前日ぅぅぅ。
バラバラと買い物してきたけど、この日が最後。
お供えの菓子とお墓にたてる花、こればっかりは
ギリギリでないと…。
とか言っちゃって百貨店に行き、『江戸の職人展』
みたいな催しの、『竺仙』コーナーで目の保養。
 
お菓子は同じフロアのお中元コーナーでええわ…
と思ったけど、いいのがなくて地下の『鶴屋吉信』。
「熨斗はいかがいたしましょう」
「えーと、法事でお寺さんへ持っていくんで…」
「それなら、黄白でよろしいですね」
にこー。お〜、なんと感じのいい店員さんだっ。
「この紐も白に替えておきましょうか」
小さな竿物の包装紙の両端が、紅白の紐で縛って
あるのを、白い紐に縛り替えてくれる。
「気になさる方もいらっしゃいますので…」
にこー。ぅぅぅ、なんて素敵な人なんだ〜。
和菓子はお供えの定番(?)で、こんなのもマニュアルに
あるのかもしれないけど、全然それを感じさせない
とても気持いい対応だった。
ここンとこ、ロクでもない対応にイライラしてたし、
「これが“サービス”ってモンだ!!」と言ってやりたい!!
最後の買い物は、お墓に立てる花。
もちろん宮津にも花屋さんはあるけど(笑)、
花を選んできれいに束ねてもらって…を
してると意外と時間がかかる。
夏の週末で現地まで何時間かかるかも
わからないし、「花!! 花!!」と焦らないために
買っておく。
 
時々行くお店なんで、気兼ねもない。
閉店間際のお店の外、ゴミ袋に押し込ま
れた花。
「捨てるの??」
「ちょっと傷んできてて、売り物にはなら
 へんからねぇ」
「まだ蕾ついてんのに、かわいそやね」
「持って帰る?」
「いいの!?」
「ええよ、助けたげて。咲くといいね」
おほほ、あつかましくもらってしまった。
残念ながら蕾を開かせることはできなかったけど、
数日の間、ぷっくりした蕾に和ませてもらった。
 
よく見る花なのに、名前ワカラナイ。。。
この日のおべべはいただき物。
流水に菖蒲、涼しげですな〜って、こないだの
私の浴衣も観世水に菖蒲だった(笑)。
真夏の着物、意外と季節感にとらわれない柄
多いかもしれませぬ。
素材や色が大事なんでせうかね。涼しいデス。
 
それはええとして。問題なのはっっっ。
帯締め、下は百貨店での画像、右は出てから。
左右の柄が違っております。
はい、途中で帯が解けました(ド爆)。
帯が網戸みたいにガシガシで耐え切れず…、
慌てて締め直したら帯締め、逆。
帯はいいのを買いませう。泣。
上の画像もお盆をせたろーてるみたい。。。
2007年7月27日  「 法要 」
法事当日でございます。
思ったより早く着き、いつもの教会で一服。
…教会は一服する所ではありませぬ。
夏の昼下がりはステンドグラスの影も短く、
色もくっきりしております。
 
 
 
 
これが、「十三回忌にどーぢゃいな」と迷いに
迷った一揃いであります。
絽の黒の色無地(紋が入ってないので)に
帯はお太鼓に水墨画のような鳥が描かれた
名古屋帯。
仰々しいっちゃあ仰々しいんでせうが、家族
だけの法事、なんでもアリで気楽っちゃあ気楽。
集まるべき身内は、み〜んな鬼籍の人です。
はい、お寺に着きました。
ほんとに節操もなんもありゃしません(笑)。
「数珠こすったらツボに当たって
 気持ええで」
「アンタ、汗だらけの手で…(泣)」
「おかーさんもやってみぃな」
「どれ…。あんまり良うないで」
「こーゆー感じで…」
「アンタと手の大きさ違うもん」
※ 数珠は玩具ではありませんっ。申し訳ございませんっ。
この日は父@養父の十三回忌…でしたが、ふっと前を見ると
卒塔婆が二つ置いてありました。
一つには父の戒名、もう一つには母@実母の戒名。
ほんとは三月に母の七回忌をすべきところ、母は生前から
この家との縁を絶ち、墓に入ることも望んでいませんでした。
さすがにそれはまずかろうと納骨だけはしましたが、ほかは
母の遺志でもあり何もしていません。
七回忌は一つの節目のような気がして、今年は考えたものの、
私自身も気が進まず取り止め。
それに法事は祥月命日の前にやるもの…と思っていたし、
今回も父の法事だけお願いしたのですが、ご住職のはからいで
母の七回忌もすませることができました。
家庭の事情や故人、個人の思いはいろいろあっても、やはり
とても有り難いことでした。
母もしかめっ面しながらも、喜んでいると思います。
墓前での読経をいただきに。
 
法衣は美しいものですなぁ。
袷(…というのだろーか)もいいけど、
この紋紗の透け感と風が吹くとふわっ
とはためく袖がたまりませぬ。
本堂ではこの上に黄色い袈裟(…で
いいのか)を纏っておられました。
 
 
オヤヂは黒のベルトを息子に貸したら、
自分の分が見当たらず…。
丸一日、この格好でいたけど、そんなに
疲れず楽でした。
ただ、皆が達者なうちに、ちゃんとした夏の
喪服一式揃えんといかんなぁと思った次第。
 
 
 
来年は袷の時期に回忌が二つ。
色無地にしとこ。。。
やっと一仕事終えた感じで、冷たい物を1杯。
オヤヂと息子はどこぞへ消えた…けど、ありゃ
絶対チンヂャラチンヂャラだね。
 
後ろ姿はこんなの。
実はこの帯は法事の少し前にいただいた品で、
これがなかったら着物で行こうと思わなかった
かもしれない。某さま、ありがとさまでした。
夏用の黒の帯揚げと帯締めは用意してなくて、
抹茶色の帯揚げと煤竹の帯締め。
後で考えたけど、法事の時も帯締めの房は
下向きにするんだろーか??
うかっとしていつも通り、上向きにしてた。。。
2007年7月29日  「 金魚すくい 」
地元のお祭りであります。
日中は法事の疲れが出てダラダラ、
夜になって出かけました。
盆踊りは好きだけど。。。
♪ヨサコーイ ヨサコイ
は、踊れませぬ。(-"- ;
「宮津節」にしてほしい。。。ムリ
 
 
いいの、私はこれさえあれば。
金魚すくい
どれだけこの日を待ってたことか、
どれだけこの時を待ってたことか、
苦節一年、辛抱いたしましたっ。
「誰が世話するん」
「じゃかましわっ」
金魚より先に、こんなハハの世話をせんなん息子が、気の毒です。。。
赤いの2匹、まだらの出目金1匹もらいました。
遠くから見てるとスイスイ泳いでるのに、
近づくと固まったフリ・寝たフリ・死んだフリします。
 
けど。。。
一昨日からまだら出目金が見えません。
ほんまに固まってしもたんやろか…。
怖ぁて水草どける根性ありません。。。。。。(T T)
睡蓮
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