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![]() ![]() ・当流に家元は糸井重里という。必ず名前を憶えるように。 ・当流では見習、弟子、名取、師範の順で偉くなってゆく。 ・どうすれば偉くなれるのか? それは、毎週、家元が宿題をだされますから、 家元の目にとまるよう一生懸命コピーを書くことです。できのいいものに> は家元から松(5点)、竹(2点)、梅(1点)、毒(半点)のお点が与えられる。 ・餅というお点もありますが、画に描いた餅というような意味であるから点 数にはならない。 ・3点とると見習いになれる。3点以上点がたまると弟子にとりたてられる。 精進して10点以上たまれば名取りと認定される。さらに研鑚をつみ30点 以上得点すると、ついに師範になることができる。 ・家元は弟子に以上の者に破門を命ずることがある。破門されると持ち点 を3点減らされる。 ・でも、破門された者が再び梅(1点)以上の得点を得ると、減点された3 点がたちどころにプラスになるので破門を恐れてはいけない。 こんな得がある ・見習いになると湯村輝彦画伯による当流のシンボル「おじそう君」マーク 入り見習バッジが与えられる。 ・弟子には弟子バッジの他に「おじぞう君」マーク入り萬流Tシャツ(季節 によってはトレーナー)が与えられる。 ・名取りになると名取りバッジと家元より萬名が授けられる。名取御免状 は定期入れに入るから、改札駅員にチラッと見せることができる。 ・師範になると師範バッジと萬流師範の立派な看板が授けられる。 ・送っても送っても没になる恵まれぬ塾生のために、「門前バッジ」や「萬流 御稽古帳」を授け、萬流福祉の一助とする。 これは番頭の気まぐれでアレするだけだから、点にはならぬ。 ――以上 番頭より(糸井重里の萬流コピー塾から) 6冊目に発行された「糸井重里の天然の萬流コピー塾」から、これからの季節 にピッタリの「たき火」から作品を数点をご紹介します。「松」の出ない回もた びたびでしたのに、この回は秀作のオンパレードです。 実際の構成は、家元の講評なども入って、楽しい読み物になっています。 ・高橋敦夫『地球のお灸』(餅) ・内藤浩井『ケバケバしい女をホロリとさせる』(竹) ・松村井清隆『火のないところに、おとなは立たない』(竹) ・小川直樹重『高倉健です。誰か、火をおこしてくれませんか』(梅) ・依井田圭一郎『好きな人がいるのと言って、 娘は火をみつめ、父はバケツを みつめていた』(松) ・楢林造里『そこのミニスカートの娘さ。後ろの人のためにに、しゃがんであ たりなさい』(梅) ・秋井田良夫『おっ、何も考えて無かった』(松) ・鈴木重和生『お待たせしました。いよいよ角材の登場です』(竹) ・佐井藤正晃『冬の火災予防標語第一席「小便で消したたき火は休火山』(竹) ・木村敏美里『奥さん、顔が煤けましたよ。あっ、失礼しました、地黒です か』(毒) ・沢江京井治『これやってると、覚醒剤やってるのがバカバカしくなってく る』(梅) ・太井田知昭『あの頃は必死だったなあ、原始時代』(竹) ・樋口隆井男『そこへ、ロバのパン屋がやって来た』(梅) ・高橋一裕井『このまま会社とか作ろう』(松) ・池田義也『背広姿であたるたぁ、度胸のいい奴だ!』(梅) ・菊地正子『気がつくと見知らぬ人がいて。いもまで食べている』(梅) ・米木豊実『毛虫を焼いたあくる日から、三日続きの雨だった』(梅) ・森上信夫『じっと炎をみつめ、新興宗教の腹案を練る』(竹) ・沢本真弓『根拠のないのがよいたき火』(松) ・山本信三郎『飛び入りは風下』(梅) ・松野隆志『一日中、けむりを見上げてた。つくづく、空は広いと思った』 (梅) まだまだ、ご紹介したい作品がいっぱいなのですが、このへんにします。 この6冊の他に、文春 文庫(1冊)と6冊目以降を一冊にまとめた「85点の言葉―知的で口べたなあなたに」があります。 興味のある方は、古書店などでお求めになってご覧ください。ソンはないです。 虫干し書棚NO.8へ戻る |
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