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虫干し書棚



NO.18
今まで一度も目を通したこともなかった
芝木好子さんの小説を読んでみようと
文庫を買いはじめたのは、評論家の川本三郎さんの影響です。
小説らしい小説にふれてみようと思ったこと。
東京下町の情緒を味わってみたくなったこと。
などへの関心を持ちはじめたときに
川本さんの文章に出会ったのだと思います。
この6冊、今では新刊の文庫で手にすることは出来ません。
出版界の事情はわかっているつもりですが、
ちょっと、さみしい現状です。


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表紙1

表紙2

表紙3
No,1
No,2
No,3

表紙4

表紙5

表紙6
No,4
No,5
No,6

NO.1
鹿のくる庭
芝木好子
昭和53年(1973)9月10日発行
中公文庫 定価:320円
カバー:江見絹子
抑制された筆致の底に烈しい華やかさと劇的の飛翔を秘めて
独自の小説空間を展開する珠玉の短篇集。


NO.2
幻華
芝木好子
1昭和55年(1980)12月25日 第1刷
集英社文庫 定価:240円
カバー:萩太郎
伝統と自由、華道を通して対極的な二つの生き方を
求める男を描いた愛と芸術の長編ロマン。


NO.3
光琳の櫛
芝木好子
昭和60年(1985)5月25日発行
新潮文庫 定価:280円
カバー:佐多芳郎
もう会うこともない男たちへの情愛を胸に秘め、
古櫛の蒐集に狂おしいまでの情熱をそそぐ女の情念の世界。


NO.4
染彩
芝木好子
昭和61年(1986)2月15日発行
中公文庫 定価:280円
カバー文様:立花長子
夫に背かれて、情念を染彩の技芸にそそぐ生きる女を描く。
下町への挽歌を底流に繊細な筆致で綴る佳作。


NO.5
隅田川暮色
芝木好子
1987年5月10日 第1刷
文春文庫 定価:360円
カバー:斎藤満栄
古紐の復元に心血をそそぐ冴子―。大川沿いの町に住む人々の
哀歓をこめて描く長編小説。"日本文学大賞"受賞。


NO.6
冬の椿
芝木好子
昭和62年(1987)1月25日 第1刷
集英社文庫 定価:420円
カバー:堀文子
芸術家か愛。繊細に揺れ動く女心の煩悩‥‥。
戦争という暗い時代を背景に、女の哀しみを描く長編小説。



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