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虫干し書棚



NO.44
今月は、久々に読み返してみようと思っている
後藤明生の本のすべてをさがしだした。
といっても持っているものはほんのわずかだが‥‥。
今月は、小説を6冊選んだ。
スジがあるようなないような
で、歩を進めながら、また後戻りするような
硬質な文体がユーモアをかもしだしす。
そんなところがとても好きだった。
哀しみと笑いとが溶融した滑稽さが心地よくかった。
70、80歳の後藤明生を読んでみたかったが
1999年67歳で亡くなった。


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表紙1

表紙2

表紙3
No,1
No,2
No,3

表紙4

表紙5

表紙6
No,4
No,5
No,6


NO.1
何?
後藤明生
昭和45年(1970)11月10日発行
新潮社 定価:650円
何?・誰?・隣人・嫉妬・ある戦いの記録の
五編を収めた3冊目の作品集。


NO.2
書かれない報告
後藤明生
昭和46年(1971)3月25日 初版発行
河出書房新社 定価:650円
装幀:高木雅章
マンモス団地に漂着した《男》。
その日常と非日常――意識と記憶の迷路を通して、
現代人の存在と不安の本質を問いかける連作集
(帯びより)


NO.3
笑い地獄
後藤明生
昭和48年(1973)1月15日 第2刷
文藝春秋 定価:600円
笑い合う以外に生き甲斐はなくなってしまった‥‥
疎外されているもののグロテクスな関係を、
苦いユーモアに満ちた筆致で捉えた注目の俊鋭・後藤明生の中篇集
(帯びより)


NO.4
挟み撃ち
後藤明生
昭和48年(1973)10月30日発行
河出書房新社 定価:750円
挿画:田村文雄/装幀:多田進
失われた「外套」の行方を追って歩き廻った
男の滑稽で重たい徒労の1日――
現代における小説の"自由"と"可能性"を求め、
奔放自在なスタイルによって書き下ろした、
後藤明生はじめての長篇小説。
(帯びより)


NO.6
疑問符で終わる話
後藤明生
昭和48年(1973)2月15日発行
河出書房新社 定価:750円
装幀:田村文雄
疑問符とは何か?
それは正体不明の現代への無限の問であり、
この疑問符の発見によって、
小説は人間存在をとらえる構造になった。
徹底した方法意識に裏づけられた文体と不思議なユーモア。
独自のスタイルによって新しい文学空間を展開する最新の作品集。
(帯びより)


NO.5
四十歳のオブローモフ
後藤明生
昭和48年(1973)8月25日 第1刷
文藝春秋 定価:880円
アートディレクター:粟屋充
団地に棲む怠け者の奇妙な視点が抉出す人間関係を
意欲あふれる手法で描いた鬼才の初の異色長篇!
(帯びより)


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