無農薬有機栽培 2010年夏〜冬


2010年9月13日(日)

   

 ダイコンやニンジンの種をそろそろ播こうかと考えていたのですが、今年は9月に入っても最高気温が35度近くに もなる日が続き、作業する気になりませんでした。 9月中旬にカボチャの収穫に行ってきました。
 ヘアリーベッチの後に仕込んだ緑肥ヒマワリは、発芽率が極端に悪く、思ったように数が揃いませんでした。7月以 降、雨がほとんど降らなかったのが影響したようです。



   

 生い茂る雑草の中から、ツルに沿って足で探りながらカボチャを拾い上げました。 春先に種から育てた苗6、7本 から、60個以上収穫できました。



   

 8割以上のカボチャが写真のようにかじられています。 昨年見たときは野ネズミの仕業かと思っていたのですが、 どうもコオロギが下手人のようです。 8月に見たときは無傷だったので、コオロギも食べごろが分かるようです。収穫 がもう1週間遅かったら、実の中までかじられていたかもしれません。 見た目はかっこ悪いですが、ご近所の方にお 分けしたところ好評だったので、来年もまた頑張る気になります。



   

 雨が降らずちょっと元気のないヤツガシラ。おまけに、セスジスズメの幼虫が大発生。 真っ黒な体色に黄色やオ レンジの斑点がきれいなので、これまでそのままにしておきましたが、株によっては葉が食べつくされそうになってい るのもあったので、さすがに我慢できず処分させていただきました。合掌 
 茎だけになってしまったのは、芋がら用に切り取って持ち帰りました。皮をむいて干すと、とてもおいしくいただけま す。
 
2010年9月20日(日)

     

 ニンニクの植え付け。 ホワイト6片を1ヶ月以上前に購入しておきましたが、芽が早く出てきてしまわないように冷 蔵庫で保管しておきました。 早起きの種球からは根が伸び始め、植え頃です。



    

 雑草を刈払機で粉砕し、こまめで耕運しながら土に混ぜ込みます。 作業をしていると、カマキリや小さな虫たちが ぞろぞろと避難してゆきます。 畑の循環力が保てるように、雑草はすべて刈らず虫の棲家を残すようにしています。


    

 耕運、畝たて作業完了。 大きい種球を100個ほど選んで植え付け完了しました。 肥料は、牛糞堆肥、油かす、 米ぬかにラクトヒロックスを使用しました。 ヘアリーベッチの緑肥効果もあるので、来年の6月頃には立派なニンニ クが収穫できると思います。


    

 初挑戦の芽キャベツ。 自宅ベランダで1ヶ月以上かけて苗を育てました。 早生栗を収穫。


2010年10月3日(日)

    

 ニンニクは順調に芽が出ていました(左)。  大きな種球を選んで植えたので、大きさもきれいにそろいました。 ワ ケギも,芽が勢ぞろい(右)。 昨年植えたものから春先に種球を掘り出しておいたものを植えたのですが、小さい種球 からも育ってくれています。



    

 芽キャベツの様子(左)。 虫除けにキャップをかぶせておきましたが、だいぶ大きくなってきたのでキャップ1つを外 してみました。 その周りではところどころで春先にヘアリーベッチの鞘からこぼれ落ちた種から、芽が出始めていま す(右)。



2010年10月17日(日)
   

ひとまわり大きくなった芽キャベツ。 虫にかじられたところもありますが、今のところ順調に育っています。



   

 ニンニク(左)とワケギ(右)も順調です。 ワケギは切り取っても、根元を少し残しておけば、また伸びてくるので便 利です。



2010年11月6日(土)
   

 一昨年、わずか7粒の収穫に終わったソラマメに再挑戦。 種まきの時期が早すぎると、大きく育ちすぎて冬越しが できなくなります。 前回の失敗を教訓に、種まきを思い切って約3週間遅らせてみました。発芽には日中気温が15 度以上必要とあるので、芽が出るかどうかギリギリのタイミングです。 種は、芽と根が出てくるおはぐろを斜め下に 向けて、浅めに埋めるように長男に指示しました。 



   

 芽キャベツは大きくなってきましたが、実になる脇芽はまだ出ていません。 早めに虫除けの苗帽子を外した苗は、 はらぺこアオムシ君たちにムシャムシャと食べられていました。 除去しようと思ったのですが、長男の進言で、その ままにしておくことにしました。 次に来るときまでに食べつくされていそうですが・・・。



   

 柚子の収穫。 夏の間は葉と同じ色で目立ちませんが、毎年11月になると一斉に黄色に染まります。 枝には棘が たくさんあるので、普通のはさみで切ると手が傷だらけになります。 低いところも高いところも、高枝ばさみで切り落 としました。



   

 ニンニクのわき芽を切り取りました。  私が出張中に家族が炒めて食べたそうですが、大好評でした。 一方、乾 燥させるために軒下に並べておいたひまわりのタネが、鳥?に食い散らかされていました。 


2010年12月6日(日)

   

 年も押し詰まり、そろそろ霜が降りる時期が迫ってきたので、サトイモの収穫をしてきました。 サトイモに被さって枯 れていた雑草をかき分けて、順々に掘り出してゆきます。 ほとんど長男に任せましたが、翌日は体中が痛くなって体 育の授業を見学にさせてもらったそうです。 



   

 とてもよい天気だったので、掘り起こしたサトイモはしばらく陽に当てて乾燥させました。 一番成長する夏の時期に 雨がまったく降らなかったので、一株あたりの収穫量は例年の半分ぐらいでした。それでも、コンテナに2杯分ほどに なりました。 年明けに食べる分と来年の種イモ用に、収穫した分から3割ぐらいを畑に穴を掘り、モミガラといっしょ に埋めておきました。



   

 サトイモにはとても太い根が張ります。 収穫した後にブチブチと引っこ抜いていきますが、けっこう楽しい作業で す。 根ショウガは、植えたぶんよりも収穫量のほうが少なくなってしまいました。 発芽さえすれば順調に育つのです が、毎年出遅れたりまったく芽が出なかったりで、なかなか満足できる出来になりません。



   

 先月種をまいたソラマメ。 ようやく芽が出掛かっているものもある状態なので、2週間ぐらい遅かった感じです。  葉が少し黒くなっているのは寒さでやられたところです。 このまま順調に育つのは難しいかもと思いつつ、寒さ対策 に用意しておいた苗帽子をぶせておきました。



   

 芽キャベツはようやく、実がつきはじめたところ。 収穫できるか心配になってきました。 カブは順調に育ち、次に来 たときには収穫できそうです。
 

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