無農薬有機栽培 2011年夏〜冬


2011年8月28日(日)

   

 種まきから57日目でロシアヒマワリが満開になりました。通常は80日前後で開花とのことなので、ずいぶん早く咲 きました。 予定より早く咲いてしまったので、この後ヒマワリが枯れてヘアリーベッチの種を蒔くまで、雑草が伸びて しまいそうです。



   

 常連さんのマルハナバチとハナムグリ。 ご両人とも花粉まみれになっています。



   

 本日の収穫は、ピーマン、インゲン、シシトウ、万願寺トウガラシ(右)、普通の大きさで普通に辛いトウガラシ、ブル ーベリー。  万願寺トウガラシは、予備知識なしで苗を買ったのですが、巨大な大きさにびっくりしました。味は、シシ トウに似た感じで辛さはちょっぴり。 炒めたりカレーに入れてもらって食べてみました。



2011年9月4日(土)

   

ロシアヒマワリは、1週間遅れで種まきをした区画も満開になりました。


     

 そろそろ栗が実る時期になったので、拾いやすいように刈払機で下草を入念に刈りました。早生栗は少し茶色に 色づき始めています。 あと数日で、イガが開き始めそうです。


   

ヤマイモのツルからムカゴを収穫。 サトイモは私の背丈を越えてきました。 今年は豊作が期待できそうです。


   

  ピーマン、シシトウ、トウガラシにカメムシ軍団が群がっていました。 少なく見ても300匹以上はいたと思います。 基本的に虫はそのままにしておく方針ですが、これだけ増えると茎から汁を吸われて枯れてしまうので、手作業で駆 除しました。 (>_<)



2011年9月18日(日)

   

 ロシアヒマワリは、満開から2週間が過ぎて数本を残して枯れました。 花の命はほんとに短いものです。


   

 10月にヘアリーベッチの種を蒔くので、枯れたヒマワリをすべて粉砕。 種は収穫せずにそのままです。鳥やネズミ が食べて、畑に糞が落ちて、それを微生物やミミズが食べてくれてという感じで、畑によい循環を与えてくれると思い ます。


   

早生栗を収穫。


   

 カボチャは、コーロギの食害に遭う前に収穫しました。昨年は50個以上収穫できましたが、今年は育苗に失敗し てちょっぴりでした。 ピーマン、万願寺トウガラシ、インゲン、シシトウも収穫。 夏の間にたくさんの食材を提供してく れましたが、そろそろおしまいかな。


   

 さっそくムカゴご飯と栗ご飯で、秋の味覚を楽しみました。 ムカゴはお米に塩と醤油を少々入れて炊き上げれば完 成です。初めて食べましたが、口の中にちょっぴり香ばしい苦味とヤマイモの味が広がります。素朴は味わいで、お いしかったです。 大きなムカゴは取っておいて、来年畑で育てる予定です。3年ぐらいかけると、立派なヤマイモに な るらしいです。



2011年10月2日(日)

   

 晩生の品種の利平を収穫。今日は奥さんも参加してくれたので、作業がはかどりました。


   

 昨年引き続き、メキャベツを定植しました。 ベランダでの苗つくりも少しずつ改善し、去年よりしっかりした苗がそろ いました。



2011年10月9日(日)

   

 いつもは9月に植えているニンニクですが、今年は半月ほど遅れました。 ホワイト六片の分球は1kgで100個ほ ど。去年と同じホームセンターで購入しましたが、去年より粒がそろっていて、小さなものはほとんどありませんでし た。


   

 まず最初に枯れたヒマワリの茎をつかみ、根っこを引き抜きます。春先から初夏までに活躍してくれたヘアリーベッ チと、その後のヒマワリのおかげで土はフワフワに。触っているのがとても気持ちよいです。 土が顔を出したところ で、こまめで耕運開始。 土が軟らかいので作業がとてもやりやすかったです。


   

 牛糞、油粕などの原肥を入れた後、ホワイト六片の分球を仮置き、最後に土の中に押し込みます。 耕運後の空 気をたっぷり含んだ土は、ビロードを触っているような感触で、押し込むときにほとんど抵抗を感じることもありませ ん。 引き続いて葉ニンニクの分球も植えました。 こちらは葉を食べる種類だそうです。 作業の途中で表面に出てき てしまった、何かのサナギや何かのイモムシたちは、また土の中に戻しました。 


   

 お彼岸で来ていた両親の希望で、サトイモを1株掘ってみました。 葉の大きさの割にはイモの数が少ない気もしま すが、まずまずという感じです。


   

 ヤーコンは収穫まであと2ヶ月ほど。 ヤマイモは台風12号の風で支柱が倒れてしまいました。 あと1ヶ月もすれば 枯れてしまうので、そのままにしておくことにしました。




2011年11月4日(金)

    

 休日出勤が重なってしまい、久しぶりの週末農園です。 そろそろ枯れ始めているかなと思っていたヤーコンは、ま だまだ元気一杯です。枯れるどころかヒマワリによく似た小さな花まで咲き始めていました。 よく見てみると、たくさん のつぼみが付いています。


    

  1週間で外す予定のメキャベツの苗帽子を1ヶ月近く放置してしまっため、生長した苗で膨れあがっていました。 す ぐに外してみると、葉っぱがクシャクシャに丸まっていました。ゴメン・・・。 f(^_^; 


    

 でも去年の同時期(右)と比較すると違いは歴然。 今年のメキャベツ(左)のほうが、一回りも二回りも大きく育って います。 しっかりした苗が出来たとは思っていたのですが、これほど違いがでるとは思いませんでした。 苗帽子で、 風や乾燥を防げたこともよかったのかもしれません。予想以上の出来で株間が少し窮屈になってしまいました。 


    

 こちらは毎年優等生のニンニク。 発芽率100%でした。 冬越しに備えて、追肥をしておきました。


    

 シュンギク(左)とカブ(右)です。 シュンギクは初挑戦です。鍋物に使えるといいなぁ。 カブも簡単に発芽してくれる ので育てやすい野菜です。間引きした葉がザル一杯山盛りになったので、食材に持ち帰りました。


    

 もうとっくに終わっていたと思っていたシシトウ、ピーマン、万願寺トウガラシですが、家族で食べきれないぐらいの 量を収穫できました。 特に万願寺トウガラシは鈴なりに生っていました。 この時期まで収穫できるとは思っていなか ったので、けっこう嬉しいです。


    

 ピーマンの隣に生みつけられた、カマキリの卵。 すっかり遅くなってしまったヘアリーベッチの種まきのために草刈 をしたのですが、作業で地面に投げ出された卵たちを回収。 網に入れて、梅の木に吊り下げて保護しておきまし た。畑の生態系バランスを保ってもらうための大切な卵たちです。



2011年11月12日(土)

    

定植したメキャベツは、くしゃくしゃになっていた葉っぱが開いて元気一杯です。


    

 柚子を収穫。10月末までは葉の色と同じで緑色なのでまったく目立たないのですが、11月なると一気に黄色くな り、今年も実っていたんだと気がつきます。 枝には強力なトゲがあるので、高枝バサミを使って切り落とします。柚子 は隔年で実がつきますが、2本の木が毎年交互に実をつけてくれます。 今年は140個ほど実り、友人、会社の同僚 にもお裾分け。柚子湯や鍋で楽しんでいただけたようです。


    

 今度こそ大量収穫を目標にソラマメの苗を栽培中です。 これまでは畑に種を直播きして発芽が揃わなかったた め、水管理のしやすいベランダでしっかり苗を作る作戦です。 11月3日に種をまいてから1週間、小さな芽が顔を出 し始めました。 \(^O^)/


2011年12月4日(日)

    

 快晴で絶好の収穫日和です。 まずはサトイモからですが、今年は大きく育ち子イモがたくさんついていたので、堀り 上げるのがたいへんでした。


    

  続いてヤーコンです。 地上部はすっかり枯れています。 初めて掘るので勝手が分からず、イモを痛めないよう茎 から遠いところから慎重に掘ってゆきました。 サトイモと比べるとイモが深く育っているので、掘り出すのがたいへん でした。



    

 5株で10kgぐらい収穫できました。 ほとんどイモの付かなかった株には芽がたくさん付いていたので、来年のタネ イモ用に埋め戻しておきました。
 見た目はサツマイモですが、味も食感もまったく違います。 アクがあるので皮をむいて水にさらして口に放りこんで みると、ほんのり甘みが広がります。 食感は梨によく似ています。 さっぱりした味なので、そのままサラダでもいい し、カレーに入れてもおいしかったです。 味噌汁に入れると、味噌味と甘みがほどよくマッチします。 


    

試しに干し芋にしてみました。大きめのイモを選んで1時間ほど蒸して、すぐに皮をむいて薄めに切ってみました。



    

 釣具屋さんで干し網を買ってきて、天日干しに。雨が降った日は部屋に入れましたが、それ以外は昼も夜も外に出 しっぱなしにしておきました。干して3日ほどで食べてみると、ドライマンゴーによく似た味がしました。


    

  1週間でもよい感じでしたが、わずかにアクが残っていてえぐみがあったので、表裏をひっくり返してさらに1週間 放置してヤーコン干し芋が完成しました。 大きさは1/5ぐらいになってしまい残念ですが、その分凝縮された自然 な甘みが口いっぱいに広がります。 食物繊維も豊富なので、試食してもらった会社の同僚には便秘が解消してすっ きりしたと喜んでもらえました。



    

 ベランダで育てたソラマメの苗を定植。 今年は不織布でトンネルがけに籾殻をまいて、万全の防寒対策を施しまし た。 近所の方は、そのまま植えておいても大丈夫と言っていますが、過去二回は寒さで失敗しているので、品種の 差なのかもしれません。 育てているのは仁徳一寸という品種で、今年こそ大量収穫を目指したいと思います。


    

 すでに12月で朝は零度になっているのに、カマキリが道を横断していました。 確保して、メキャベツの葉に乗せて おきました。



2011年12月24日(日)

    

ソラマメは、不織布のトンネルの中でじっと寒さに耐えています。 寒さにやられた様子もなく、とりあえず順調です。


    

メキャベツは結球が始まりました。 種をまいてから4ヶ月です。



    

カブは実だけでなく、葉っぱも柔らかいのでおかずになりました。


    

 最後にルッコラを収穫して今年の作業が終了。 夜は、奥さんが柚子と氷砂糖で作った柚子茶を頂きました。
  

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