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心配性の私は、 ファンレス静音常時稼動サーバを組み上げてすぐに、 負荷試験を実施しました。 CPU ヒートシンクと HDD に温度センサを取り付け、 手当たり次第にコンパイル実行です。
PostgreSQL と Doxygen のコンパイルを同時に且つ繰り返し実行すると、 あっという間に CPU のロードアベレージは 2 を超えます。 それと呼応するかのように見る見る上昇するセンサの温度表示 (当たり前か)。 無負荷の通常時は 40 ℃を下回る CPU 温度も、 ケース開放状態ですら 50 ℃を超えてしまいました。 ケースを閉じた状態では 60 ℃に達したこともあります。
60 ℃といえば、 EPIA-E533 のマニュアルに記されている稼働環境限界です。 梅雨明け前の夜間ですらこうでしたから、 真夏日の昼間のことを考えると怖くて常時稼動など出来ません。
私が欲しい「ファンレス静音常時稼動」サーバにおける優先順位は、 "ファンレス" <<<< "静音" <<<< "常時稼動(=安定性)" です。 "夏季限定" 且つ "静粛性維持" ってことで自分を納得させつつ、 泣く泣く "ファンレス" を諦めることにします。
しかし所謂ケースファン取り付け位置は、 CPU の冷却性を考えた場合あまり適切ではありませんし、 場合によってはスリットによる風きり音が静粛性をぶち壊します。 直接 CPU に風を当てるようなファン設置が理想ですが、 そのような部品が一般的に出回ってないので (秋葉原のコアな店にはあるのかもしれませんが)、 これを作ることにしました。
"金で解決するなら時間や手間を掛けない" が私の心情ですが、 実は工作大好きだったりします。
静音/低速/大口径のものを選びましょう。 2000 回転未満/8cm 以上程度のものであれば十分静粛性を維持できます。
他に加工の容易な板状の適当な素材があればそれでも構いません。 私の近所では "デコパネ" ぐらいしか見当たらなかったのでこれを使いました。
スチロールボード以外の素材を用いるのであれば、 それに応じて適当な接着剤を用意してください。
薄手のものよりは厚手のものの方が(個人的には)好きです。
ファンの固定に使います。
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