家庭用DOLL第一号・Type−RX01「さくら」


Type−RX01「さくら」
(諸元)
身 長:140cm
体 重:320kg
最大出力:3.1ps


(解説)
初めて民生用として登場した機械娘である、SUONO社の「VR001」シリーズの試作機です。
高齢化が進むこの世界*1では、不足する労働力を補完するためにロボット技術が長足の進歩を遂げました。
そして、20xx年に企業向けDOLL*2が登場し、それからわずか10年を経ずして、「生活のパートナー」でありまた「心の支え」ともなる、擬似人格を持つDOLL*3が開発されました。

「さくら」は、初の量産型有感情DOLLである「VR001」の試作機であり、事実上「初の機械娘*4」ということになります。
彼女は、人間とのコミュニケーションや家事における不確定要素への対応の「学習」を目的に、無作為に選ばれた一般家庭に送られ、テスト運用されていました。
最初こそギクシャクはあったものの、彼女の「がんばり」は周囲の人々の拒否反応を徐々にほぐし、いつしか「ご近所」にも受け入れられていきました。


・・・数年後、「彼女」は暴走車から「坊ちゃん(マスターの息子)」をかばって事故に遭い、その「命」を落とします。
しかし、彼女の「心」(学習した基本的な反応)は、後のすべてのBクラスDOLLの「心」の核として、世界中のDOLLの中に生きているのです。

    1. 日本の「未来のひとつ」であるパラレルワールドと考えてください(^^;)
    2. 後の「Cクラス」に相当する無感情なDOLL。
    3. 後の「Bクラス」に相当します。ルールベース推論型人工知能の劇的な進化が根底にあります。
    4. ここでは、自分の「意思」を持ったDOLLを「機械娘」と呼ぶこととします。

    ■Ref)DOLLの設定について→



(デザインについて)
まだ「人間に近い外皮」の技術開発が進んでおらず、有機ポリセラミックを用いた外装を持っています。
関節部は人形のように継目があるため、防塵の意味でも服は重要な役目を持ちます。
#いあ、本当はブカブカな服を描いてみたかっただけなんすけどね(笑)

ちなみに、もみ上げのパーツは左右非対称です。非対称なんですったら。(苦しい言い訳)
#背景資料提供・ダイ○ハウス(助かったぜ弟よ(ぉ))
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