・MOUNTAIN DULCIMER-マウンテンダルシマ
名前は同じダルシマでもこちらはまったく違った楽器で、ヨーロッパのツィターの流れをくみ、アパラチアンダルシマとも呼ばれる。スコットランドやアイルランドから北アメリカに渡った移住者は最初、ギターやフィドルを使って故郷の音楽を楽しんでいたが、彼等が北アメリカに住みついてから自作した楽器である。スコットランド、アイルランド民謡が弾きやすいようにフレットの並びがクロマチックではなく跳び跳びになっている。弦数は3弦、または4弦で一番高音の弦はマンドリンの様に複弦である。演奏法は机の上に置いたり膝に乗せたりし、左手は小枝でフレットの上をスライドさせたり、指で押さえたりする。右手は鳥の羽根でかき鳴らしたり、フラットピック、フィンガーピックを使う等、様々である。 私が使用している楽器はFOLK ROOTS 社製で1989年、ロスアンジェルスのMcCAVE's GUITAR SHOPで購入した。価格は$400程度〜。なお、私はネックにネジを植え込んで解放弦でサワリが自在につけられるようにしている。
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