ねこぽい設定画面について
 タスクトレイの猫アイコンを左クリックすると設定画面が開きます。
 この画面からねこぽいの動作を調整することができます。ここでは、タブごとに機能の説明を行います。


  バージョン情報タブ
   【その他の設定】 グループ
    タスクトレイに猫を常駐させる
 ねこぽい起動中に、みずいろ猫がタスクトレイで常駐するようになります。マウスで左クリックすると設定画面が開き、右クリックするとメニューが開きます。

    猫アニメーション
 タスクトレイの猫が数秒おきにミニアニメします。
 パターンは、かおあらう・おすわり・となり威嚇 の3種で、全くランダムです。
 それだけの機能なのですが、システムが不安定なときなどにこの猫が動いているかをみて応答なしになったかどうかをチェックできるかもしれません?

    操作インフォメーションの表示
 タスクトレイの上部に、ねこぽいからの通知を表示します。
 設定画面を開いたときなど、ねこぽいの機能が有効化・無効化している通知を表示しますが、特に必要なければオフにしてもらってもかまいません。

    ログの記録レベル
 ログの記録が必要になった場合にのみ、調査モードに設定してください。
 通常は記録なしでお使いください。

 不具合・環境依存の問題があったときなどに使用予定の機能です。
 ログは、Nekop4.exeの存在するフォルダの下でlogという名前のフォルダ内に蓄積されます。

    すべての設定を初期値に戻す
 設定が初期状態に戻ります。

   【ねこぽいについて】 グループ
    登録
 ねこぽいを継続してお使いになる場合は、ねこぽいをご購入ください。その際に発行されるキーを登録するためのボタンです。

  ねこぽいの購入について
  ねこぽいver3.xxからのアップグレードについて

    ヘルプ
 今ご覧のこの画面を開くためのボタンです。


  基本機能 タブ
    起動キー
 ねこぽいの基本のキーの組み合わせです。
 Ctrl / Alt / Shift / Win キーから2つを組み合わせて使用します。

    Windowsキーのショートカットをねこぽいの起動キー+E/F/R/M/C/Pで使う
 通常はWindowsキーと組み合わせて実行される機能のいくつかを、ねこぽい起動キーで代用して実行できるようにします。
 ねこぽいが追加している機能もあります。
    
windowsキーねこぽい機能
+ E起動キー + E「エクスプローラ」を起動
+ F起動キー + F「ファイルとフォルダの検索」を開く
+ R起動キー + R「ファイル名を指定して実行」を開く
+ M起動キー + Mすべてのウィンドウを最小化する
N/A起動キー + Cコントロールパネルを開く
N/A起動キー + Pスタートメニューの「プログラム」までを一気に開く

   【ウィンドウ操作】 グループ
    移動 と サイズ変更
 ウィンドウの移動・サイズ変更を行うキーの組み合わせを指定します。
 上下左右を組み合わせたいくつかのパターンから選択するか、「その他のキー...」を押して個別に組み合わせを設定できます。

 移動量は、一度にどの程度の距離を移動させるかをドット指定またはモニタサイズに対するパーセントで指定します。100%だと画面の端から端へ移動できます。
 変更量も同様に、一度のサイズ変更でどれだけの大きさを変えるかの指定です。

 ver4.02later(2007/01/18)
 移動とサイズ変更は、その設定を2組ずつ持つことができます。片方はウィンドウを大きく移動させる設定で、もう一つは細かく移動させる設定、のように分けて定義しておくと便利です。

 ウィンドウ移動時に軌跡をつける にチェックを入れると、移動処理の際に4フレーム分の移動軌跡描画を行います。
 (処理が高速なマシンでは、速すぎて描画は見えないかもしれません...)
 サイズ変更不可のウィンドウ(ダイアログ等)も変更する にチェックを入れると、本来サイズ変更が許されないウィンドウでも変更できるようになります。
 この機能はソフトウェア制作者の意図を無視して強制的にサイズ変更を行うものなので、場合によってはなんらかの不具合を招く可能性があります。お気をつけください。

    最大化・通常/最小化・最小化・中央へ移動
 ウィンドウの最大化処理などをねこぽいのキーで実行します。

    MDI子ウィンドウ専用操作
 MDI(Multi Document Interface)ウィンドウの場合専用の機能です。
 Microsoft Excelなどのアプリケーションが代表的なMDIウィンドウです。これらはMDI親ウィンドウ(MDIコンテナ)の中にMDI子ウィンドウが内包され、子は親のウィンドウ領域内を出ることができないという特徴があります。

 MDI子ウィンドウも移動・サイズ変更対象とする にチェックを入れると、子ウィンドウが通常のサイズの場合は、MDI親ウィンドウ内で子ウィンドウが操作対象となります。
 チェックをはずすと、MDI子ウィンドウの状態にかかわらず、常にMDI親ウィンドウが操作対象となります。
 最大化・通常/最小化 は、MDI子ウィンドウ専用の機能です。

     ※制限事項
 MDIの機能は、アプリケーションによってはWindows標準手順に従わず独自実装されている場合があります。
 以下のリストは、作者が知っている独自処理MDIアプリケーションです:
アプリケーション説明
Microsoft Excel 2003独自実装のMDIにて管理されている。個別対応済み。

     ver4.12later(2007/03/01)
miscellaneous.(そのほか雑多な機能)
 ねずみとり  CTRLキーを素早く2回タイプすると、マウスカーソルをキャレット位置・タスクバーのスタートボタン位置に移動します。現在アクティブなキャレットが存在しないウィンドウの場合は、その領域の中央近辺にマウスカーソルを移動します。
 (※いくつかのアプリケーションはキャレット位置が取得できないため、キャレットが存在していても領域の中央近辺に移動することがあります)


  追加 タブ
   【キー機能の追加・交換】 グループ
    コンテキストキー
 いわゆる 右クリックメニュー を開きます。
 Windows標準では Shift + F10 または109キーボード以上であればコンテキストキーそのものが用意されているため、あまり必然性はない機能でもあります。
 109キーボードが使えない・ファンクションキーは押しづらいなどの際に役に立つと思います。

    IME切替キー
 日本語入力のON/OFF切り替え機能を割り当てることができます。
 ※ねこぽい4.xxシリーズでは64bit環境でもこの機能が動作します。3.xxでは64bit環境でうまく動作できません。

    Windowsの終了
 Windowsのシャットダウンダイアログを表示させます。

     ver4.10later(2007/02/02)
クリップボードバッファ(テキストのみ)機能を使用する
 連続コピー&貼り付け機能を有効にします。バッファは最初に貼り付けたものを最初に貼り付けるFIFO(FirstInFirstOut)ルールで管理されます。
 この機能は、アプリケーションがクリップボードを更新した際にシステム全体に通知される「クリップボード更新メッセージ(WM_DRAWCLIPBOARD)」を受信して、内容をバッファに蓄積する仕組みで実装されています。

 バッファ件数
  10・25・100件のいずれかから選択できます。バッファ上限をオーバーしてクリップボードが更新された場合は、古い内容が押し出されます。
 貼り付け
  バッファ貼り付けを行うキーを指定します。通常の貼り付けはCtrl+Vで、バッファ貼り付けはCtrl+Bで、と使い分けると便利です。
 バッファクリア
  蓄積されたバッファをクリアします。
 バッファ取り込み一時停止・再開
  一時停止中はクリップボード更新メッセージを受信してもバッファへの蓄積を行いません。
 □ 一時停止時はバッファ貼り付けも停止する
  チェックを入れておくと、一時停止中はバッファ貼り付けも行われなくなります。
  貼り付けキーにCtrl+V以外(Ctrl+Bなど)を指定している場合は、単にバッファ貼り付けができないだけです。
  貼り付けキーにCtrl+Vを指定している場合は、一時停止中は通常貼り付け、再開後はバッファ貼り付けと、機能がトグルします。
 □ バッファ貼り付け後、次のコピー時に自動でバッファをクリアする
  チェックを入れておくと、全ての貼り付けが完了しなくても新たにコピーされた時点でバッファがクリアされます。連続コピー&貼り付けを繰り返しているときに便利です。
 □ ねこぽい起動直後は一時停止にする
  チェックを入れておくと、ねこぽい起動後は一時停止状態になります。

 ver4.12later(2007/03/01)
 □ バッファをファイルに保存して再起動後も保持する
  ねこぽい終了時にバッファの内容をファイルに出力しておいて、次のねこぽい起動時にその内容を読み込みます。
  バッファは以下のファイルに出力されています:
   2000/xp/2003の場合
   C:\Documents and Settings\(username)\Application Data\Nekop4\nekop4_clipbuffer.xml
   Vistaの場合:
   C:\Users\(username)\AppData\Roaming\Nekop4\nekop4_clipbuffer.xml

 また、この機能が有効な場合はねこぽいメニューにも機能が追加されます。

 現在 xx件目/全 yy件 は、xxが貼り付けが終わった位置を、yyがバッファに蓄積中の件数を表示しています。次のバッファ貼り付け内容は(xx + 1)件目となります。最後まで貼り付けるとまた先頭から循環します。
 その左側のメニューは、バッファ内の状態を表示しています。緑色でチェックが入っている項目(貼り付け済みマーカー)は、既に貼り付け済みの項目です。項目を選択すると、
 ねこぽいメニューをキーボードから(起動キー+Nなどで)開いた場合は:
  その項目を貼り付けます。
 ねこぽいメニューをマウスで開いた場合は:
  その項目をクリップボードに展開し、次のCtrl+Vで貼り付けられます。
 クリップボードバッファ操作 は、バッファ自動取り込みの停止 / 全てのバッファをクリア / 貼付済みマーカーをクリア の機能を実行できます。


    キー入れ替え
 このチェックを有効にすると、キー入れ替え機能が有効になります。

 [CapsLock]<->[Ctrl][半角/全角]->[ESC] は、Windowsの再起動後に機能が有効になります。
 この機能は特にねこぽいで何かやっているわけではなく、レジストリの HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Keyboard Layout にScancode Map バイナリキーを設定して、キーボードドライバに対してスキャンマップの変更を指示しているだけです。そのため、この方法で変更できないマシンではうまく動きません。

 ※既にほかのキー入れ替えユーティリティをお使いの場合は、この機能は使用しないでください。干渉してうまく動作しない可能性があります。

    [CapsLock]キーのみでロックできるようにする
 日本語キーボードをご利用の方がCapsLockを簡単に使用するための機能です。

    ねこぽいメニュー
 ねこぽいのメニューを開きます。メニューには フォルダを開く 機能があり、ここからエクスプローラの特定フォルダを展開できます。
 たとえば、起動キー+N , 起動キーから指を離し F , 次に M とタイプすると、マイドキュメントを開けます。

    ねこぽい終了
 ねこぽいをすぐ終了させるためのキーです。



トップページに戻る

関連リンク:
  • 基本的な使い方
  • MDIウィンドウの操作方法
  • マルチモニタ構成環境での操作方法
  • クリップボードバッファ機能の操作方法
  • ねこぽい設定画面について