昨日は「オペラ座の怪人」のチケット発売日でしたね。千秋楽のチケットに挑戦した方、結果はいかがでしたでしょう。僕は10時9分頃電話がつながりまして、「ちょっとダメかなあ。」と思いながら自動予約を操作したのですが、S席は「とれません」と冷たく言われてしまいまして(笑)、ダメモトでB席にチャレンジしたらなんと取れてしまいました。千秋楽は「美女と野獣」以来です。「美女と野獣」のほうは内容もハッピーエンドなので、結構盛り上がれる楽しい千秋楽でしたが、「オペラ座の怪人」みたいな内容の千秋楽ってどんな感じなんでしょうね。楽しみです。
さて、ちょっと前に初めてみた宝塚のエリザベートですが、結構はまってまして(笑)、見た後にウィーン版のCDを買って聞いていたのですが、ついにビデオまで購入してしまいました。あの1000days劇場の横にあるお店、何か劇場以上に女性ばっかりでちょっと入るのに抵抗を感じてしまいましたが、「ビデオ欲しい」という欲求には勝てずに勇気を出して(笑)買ってきました。でも宝塚ってたくさんのビデオが出てるんですね。「エリザベート」も3種類位でているようですが、「南太平洋」を見た後に買いに行ったもんで、一路トートのビデオを買って来ました。
僕は今まで「舞台至上主義」とでも言えばいいのでしょうか、はっきり言ってビデオなんてものは結構バカにしていた部分があります。舞台の感動は生の舞台を見ないと絶対にわからないと思っていました。そういう考えの持ち主でしたから、基本的に舞台のビデオはほとんど持っていません。持っているのは夢の遊眠社の「半神」、「野獣降臨」、「小指の思い出」、「ピピン」位のものです。ただ「映画」というメディアは舞台とは別物だと思っているので、結構持っています。「ロッキーホラーショー」、「サウンドオブミュージック」、「ジーザスクライストスーパースター」、「ヘアー」、「マイフェアレディ」、「オズの魔法使い」、「ラマンチャの男」、「ウィズ」・・・・。映画は舞台とは別ものだと思っているので、これはこれで楽しいですね。
と今までは、舞台のビデオなんて見るもんじゃあないと思っていたのですが、エリザベートのビデオを見てちょっと考えが変わりましたね。的確なカメラワークのせいもあるかもしれませんが、生の舞台では見られなかった細かい表情も確認する事ができました。何よりも、1回見ただけの「エリザベート」ですから多少わからない部分もあったのですが、そこが確認できたのがビデオ効果です。それに好きな時にいつでも見る事ができる(当たり前?)というのがいいですね。
舞台関係者も昔は「ビデオを販売すると実際に舞台を見に来てくれるお客さんが減ってしまう。」という考えを持っている方が多かったような気がするのですが、そういう考えは変えたほうが良いかもしれませんね。舞台を見ることと、ビデオを楽しむ事は絡みあっているような気がしますね。舞台を見てビデオが見たくなり、ビデオを見てまた舞台が見たくなる。これ素晴らしい好循環ですね(笑)。それになかなか本当の舞台を見る事ができない地方の方にも楽しめるのではないでしょうか。
そういえばちょっと前に「CATS」のビデオが発売されましたね。ただ、あれはちょっと期待はずれでした。舞台の映像化なのですから、変な小細工をせずに、生の舞台だけを写して欲しかったです。やっぱりミストフェリーズがあんな風に消えてはいけませんね(笑)。
ところで、なんで「宝塚」だけビデオがたくさん出てるんでしょうね。ロイヤルティの関係なんでしょうか。ただ宝塚がビデオを出せるっていう事は東宝や四季でも出すのは可能だなんて思ってしまうのは素人考えでしょうか。確かにビデオは本物の舞台の迫力には絶対かないませんが、ビデオにはビデオの持つ良い面がありますから、是非とも舞台関係者の方には考えて欲しいものです。個人的には「レ・ミゼラブル」や「オペラ座の怪人」のビデオだったら多少高くても買いますね。でも安いほうがいいですけど。(99/4/11)