レ・ミゼラブル(7月16日ソワレ)
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7月16日(木)のソワレを見て来ました。東京リターン公演3回観劇コースのファイナルになります。今回のキャストは鹿賀バルジャン、川崎ジャベール、岡アンジェルラス、石井マリウス、岩崎ファンテーヌ、本田エポニーヌ、純名コゼット、山形・夏木テナルディエ夫妻です。キャストスケジュールはあんまりちゃんと確認せずに購入する事が多いのですが前回(7月4日ソワレ)と比べると石井さんと夏木さん以外は違う方を見る事ができて非常にラッキーでした。
最近仕事がちょっと忙しく、寝不足+開演ぎりぎりに飛び込んだため、もしかしたら寝てしまうのではないか(笑)という心配をしていたのですが、やっぱり「レ・ミゼラブル」の威力はさすがですね。始まってしまえばもう「レ・ミゼラブル」の世界に入りこんでしまいました。座席はK列センター。音響的には最高の場所だと思います。そういえば今回の東京リターンは3回とも結構良い席で見る事ができました。「レ・ミゼラブル」に関してはなかなか良い席が取れなかったので単純に喜んでいます(笑)。
舞台は鹿賀さんの作詞3連発(笑)で幕を開けました。なんか前と比べると改心する前はふてぶてしさを増したような気がします。しかし今回はうなってしまいましたね。前に勝手に選ぶ最強キャストなんていう企画をやりましたが、その時にイチ押しにしなかった鹿賀ジャベール、岩崎ファンテ−ヌ、本田エポニーヌ、皆さん素晴らしかったです。特に本田さん。「エポニーヌといえば島田歌穂さんだいっ!」と思いこんでいたのですが、ちょっと認識を改めさせられました。今まで見た時は何となく「本田美奈子」という地がでているような感じがしたのですが、今回はもうまるでエポニーヌ!(笑)「on my own」なんてもう久々に鳥肌が立つ位の迫力でした。1幕の最後のほうで本田さんのマイクにノイズが乗るというちょっとしたハプニングもありましたが、もうそんな事はどうでも良くなるような熱演でした。
そういえば愛しの岡アンジェルラス!(注:僕は決して「そっちの方面」の人間ではありません(笑))実に一年振りに見たのですが、髪の毛が短くなってましたね。いつ切ったんでしょ?最初は誰かと思ってしまいましたよ(笑)。まあ一年も見てなければ変わっていて当然なのですが。久々と言えば純名コゼットも大阪で見て以来です。純名さんって雰囲気ぴったりですよね。バルジャンの愛情を一心に受けて育ってきたという感じが良く出ています。やっぱり美人って特ですね。という訳でまたもや「うるうる」してきました。これで当分見られないかと思うと寂しいものがありますが、また来年やるようですのでそれまでの辛抱です。まあこれからは「オペラ座の怪人」三昧になりそうなのですが(笑)。
と個人的感想は終わらなくなるので、この位にしてちょっと気づいた事。
相変わらず女性客が圧倒的に多いですね。僕の座った席(K−28)なんか女性に囲まれてどうしようかと思った位でした。残念ながら隣は例のごとく嫁さんでしたが(笑)。マジに数えようかと思いましたもん、男の数。今回は会社から行ったもんでネクタイを締めて行ったのですが、ネクタイ締めてる人なんてほとんどいなかったです。なんでここまで男女比が偏ってしまうんでしょう。う〜ん、不思議だ。見れば面白いと思うんだけどなあ。
もうひとつ平日のソワレに久々に行ったのですが、例の「児童福祉法」だか「労働基準法」だかの件。リトルコゼット&リトルエポニーヌはカーテンコールに出てこられないし、ガブローシュは女優さんだし。やっぱりあのガブローシュっていうのはそれなりの年齢の方にやって欲しいと思います。べつに女優さんで悪いという訳ではないのですが、何となくあの年齢相応の躍動感というものに欠けてしまうような気がします。カーテンコールはまあ許せるにしろ、幕の降りる時間(10時前)っていったら塾あたりから帰ってくる時間なんじゃあないかなあ(笑)。いろんな考えや理由があると思いますが僕個人的には何とかして欲しいと思います。
今回の「レ・ミゼラブル」に関しては全部で12回程見る事ができました(東京→大阪→名古屋→東京リターン)。また来年も再演されるようなのでそれを楽しみにしたいと思っています。来年のキャスト、特に新しい方の登場が楽しみですね。
(98/07/17)