東日本実業団ロードで群馬CSC9周を集団ゴールしたCharlyは自信をつけた。これから実業団で数
々のレースを戦っていくには、少なくとも100kmくらいのレースを戦えることが重要である。今回
ミヤタカップは未登録最上級クラスは登録クラスと同じ12周回72kmで戦われる。絶好のチャレンジ
レースである。Ravanello「BR-3」組は4名の参戦となり、過酷なレースに挑んだ。
◆◇レースレポート◇◆
(スタート)
最上級クラスの出走は最も遅い時間帯、小雨混じりの悪天候でも、CSCの室内の一角を
拝借し、十分なアップを行うことができた。雨による膝や足の冷え対策にスタートオイ
ルを多めに塗り込みスタート。
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(前半の攻防)
12周回の戦いは前半から積極的な動きは見られない傾向にあるため、できるだけ前に
位置し、ヘアピン後のStop&Goによる無駄足を使わないよう位置取りに気を使った。
3周回完了までは、体のだるさが抜けず、集団前方での位置取りは多少無理を強いられ
た。が、位置をあげるポイントは十分に熟知しているため、限界の後方位置で様子を
見る。
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(中盤の攻防)
位置取りをあげるポイントでの動きを実践で試した。場所的には、先輩から教わった
ヘアピン後のアップダウンの連続箇所の一部直線があるところ。ここは集団も割と落
ち着き、足をためる場所である。イン・アウトどちらでもすんなりと集団前方にでら
れる。そんな、感触を体に覚えさせ、周回をこなす。体も落ち着いて9分前半のラップ
にも十分楽についていった。
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(後半の攻防)
逃げを試みる選手もいなく9周目のリフト下で、1分前にスタートした登録組の大集団が
ラップしていく。規則ではついてはいけないが、状況しだいでわからない。このとき
Charlyは、集団後方で軽めのギアで坂を上っていた。突然、未登録組がその登録組の
集団に混ざり、大集団を形成し進み始めた。Charlyはこの集団潜り込みに失敗し、数名
の選手と取り残された。得意の心臓破りの坂でもとらえることはできず、下りで決定的
に切れた。数名で追うが、ペースがあわず結局個人タイムトライアル状態である。
10周目、11周目、12周目を落ち着いた心拍でこなし単独ゴール。チームメンバーもお後
2周目あたりからのペースアップについていけず、集団ちぎれ組みでゴールした模様。
チームメンバー若手はしっかり集団に着き最後は離されたものの3位にしっかり差をつけ
2位を獲得した。このレース、3位まで賞金があり勝利もひとしおであった模様である。
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(反省)
前半をもっともっとコンパクトにまとめ、足を最大限にため、後半の動きに十分反応でき
る体制にしておく必要があると痛感した。今後の長丁場の周回レースでは、後半必ず響い
てくることを身をもって感じた。今後の練習やレースに反省をしっかり生かしたい。
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