2000実業団公式レース第1戦 【第5回群馬カップ】

Charlyが初めて体験した実業団レースレポート【BR-3】
レース名 2000実業団第1戦群馬カップ 矢嶋 25位(46:25:86)/TOPより7:68遅れ
クラス BR-3 渡辺 30位(46:37:96)/TOPより19:78遅れ
日時 平成12年4月22日(土) 加治屋 39位(46:55:87)/TOPより37:69遅れ
場所 群馬CSC 深尾 56位(49:02:70)/TOPより2:44:52遅れ
天候 晴れ:14度 喜連 59位(49:25:28)/TOPより3:07:00遅れ
コース 6kmサーキット順周り 岡和田 74位(50:05:26)/TOPより3:47:08遅れ
スタート時刻 12時15分 秋元 77位(50:05:46)/TOPより3:47:28遅れ
結果 74/159人 笹森 80位(50:06:58)/TOPより3:48:40遅れ
時間 50分05秒26:TOP46分18秒18 山田 DNF
走行距離 30km 三谷 不参加
セッティング ギア選択(Front):53×39
ギア選択(Rear):23×12 決戦車輪はこちら
長岡 不参加

◆◇レース前コラム◇◆


2000年度の実業団レースが開幕した。レース会場ではシマノ、ミヤタ、日鋪、BS、各チーム勢揃い。 我々初めて体験する実業団レースBR-3メンバーには程良い緊張感を与えてくれる。が、いつものホビーレース とは雰囲気が違う。いつもと違う緊張感を各自感じBR-1からスタートした。続いてBR-3・女子、BR-2・ジュニア と続く。今回、Ravanello-BR-3勢は新規登録組10名を擁する11名で望んだ。過去に経験のある大先輩も参加の中 新規カテゴリーへの復活挑戦かけている選手もいる。スタート時間が違うため各自の機材準備・アップ等おのおの の決戦への場へと着々と進む。メカニック&サポートがセッティングしてくれた各種工具・マッサージ用品 、サプリメント類が整然と並べられて非常に使いやすい。選手は勝つことにのみ専念できるセッティングは 感謝の2文字以外になにもない。3台設置されたローラーを12時15分スタートに調整し、11時過ぎからアップを 始める。いつもより高い心拍を隠せない各選手の緊張の瞬間である。スタートオイルを塗り、スタート地点に 並ぶ。監督および高村母より、「必ず集団だよ」っと激がとぶ。高ぶる緊張感はMAXに到達する。緊張の時がきた。 今回の選手は、矢島・秋元・深尾・渡辺・笹森・喜連・山田・加治屋・岡和田。緊張の面もちで5周回の レースがいざスタート。

◆◇レースレポ◇◆
【スタート】
約160名のスタート。ホビーレースとちがい、皆目的をしっかり持っている選手達。160名での スタートは、当然最初からふるいにかけられる。Ravanello勢は全員先頭集団でスタートをきる ことができた。非常に速いスピードで1周目を落車もなくクリア。やはり実業団レース。集団の 「密度」「速度」「かかりの早さ」全然違う。1周目を9分30秒程度で周回。非常に速い。 すでに第2集団は、だいぶ離され、ホビーレースにありがちな、集団ちぎれ組がばらばらという 状態はない。緊張の心拍は下がることなく2周目へと突入。ペースの変動が激しい。先頭集団 前方の選手がスプリンター達の足を最初から使わせ、有利な後半の展開へとたくらんでいるのか? 前半、先頭集団に残ったのは、矢島・深尾・渡辺・笹森・加治屋・喜連・岡和田。秋元、山田は 第2集団で奮闘。
【中盤の展開】
2周目後半になってもなお、ペースが9分30秒ペース。深尾は、先週のJCRCを10分台が楽な展開 であったというくらい、難なく集団に着いていく。喜連、笹森、岡和田は苦しいなかにも何とかつい ていってるという感。2周終了時で岡和田は集団にちぎれる。約20m離され独走状態。後ろの集団は 相当離れているため、1人で行かざる得ない状況。一人旅はつらい。先頭集団には、矢島・深尾・渡辺 ・加治屋・笹森・喜連が擁しており、何かやってくれるだろうと期待する。岡和田は後続追い上げ組に 混じって速くペースを回復したい。完走だけは?そんな気持ちで皆臨んではいない。4周目中盤、後続 5名が追いついてきた。独走状態だった岡和田はなんとかその小集団で前を追う。この時点でちらほら 先頭集団ちぎれ組がみられる。揺さぶりの連続と速い周回に足を使った選手が落ちてくるのであろう。 その中に、笹森!どうした!まだまだ若い笹森切れたのか岡和田が下りのを利用して前へで、小集団を 膨らましながらヘアピンへと向かう。小集団全員が前を追う気持ちは統一されている。苦しい表情の笹 森。もう足が一杯の岡和田。なかなか顔を見せない、どうした秋元・山田!
【後半の展開】
最終周。笹森・岡和田が走る小集団にやっと秋元15名程度の集団を引き連れ顔を見せる。その小集 団は吸収され20名程度の集団が形成される。先頭集団にはちぎれたものの、このOFFの乗り込みの 成果か、笹森・岡和田・秋元を擁する集団は常にRavanello勢が中心に先頭を引き、最終坂「心臓破り」 へと突入。ここで岡和田がアタック!それを笹森が必死に追う。秋元はすでに遅れる。しかし、その 集団を突き放すことはできず、20名程度でバックストレートへと向かう。秋元も復活し、後続集団の ゴールスプリント。誰ともなく自然にアタック。全員がギアをおとしもがいて、この集団、岡和田・ 秋元・笹森の順番で先頭から3分47秒遅れでゴール。一方、先頭集団では、すでにゴールしている はずが、ゴールを迎えるホームストレートで数名の落車があった模様。その背景には10番手付近から 絶好のスプリントチャンスをつかんだ矢島・深尾がいた。深尾がタイミングを見計らってしかけた。 これを追うように矢島が続く。そのとき深尾の前方でなにやらしでかした選手がおりこれに巻き込まれ た模様である。怪我はしたものの、擦過傷程度。自転車の方が気になる(^o^)。ジャージはぼろぼろ。 これも気になる。この集団に徳島から参加の渡辺、松本から夫婦で参加の加治屋が15秒遅れの後続集団 でゴール。喜連は先頭から3分遅れでゴール。このレース、国体経験を持ち復活をかけた山田晶であるが もう一歩のところでDNF残念。ハードな仕事に思うように練習できなかった模様。出張先の北海道まで 自転車を持ち込み臨んだレースだったがおしかった。
【反省】
矢嶋 : 持ち前のスプリント力をいい訳(笑)をせずに次回生かしてほしい。自分でも納得している。
深尾 : 落車はしたものの、揺さぶりやアタックにすべて反応し、実業団初レースで最後まで残り
     スプリントは評価できる。展開を見る目も急速に伸びている。今後が楽しみ。
渡辺 : 温厚な人柄からは想像できない根性の持ち主。練習を積み、ゴール前までに足を残したい所
加治屋 : 年齢を感じさせない安定した走りで集団ゴール。卓越した心肺機能は衰えていない。
笹森 : なにが悪いのか全くわからないと本人談。練習を重ねれば見えてくるのでは
秋元 : 今回も岡和田にリベンジならづ。この悔しさを肥やしに日々の練習を重ねてほしい。
山田 : 練習環境を整備し、フルタイムレーサーとして復活してもらいたい。持ち前のスピードは
     誰もが認めている。
岡和田 : なんとか完走はできたが、「力強さ」を監督から指摘。明日以降練習内容に筋トレを盛り込む
      こととなった。

各自、反省点が見えた。東日本実業団、栂池ヒルクライムと前半戦のレースが続くので各自しっかり 改善して、好成績を残してもらいたい物である。
◆◇最後に◇◆

【最後に】
緊張で迎えた実業団レース。まずは完走で一安心。しかし、ホビーレースとは全く違う内容。 さらに練習を重ね、対等に戦える選手になりたいと思った、作者であった。




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なにかご教授ありましたらお願いします。
今後のレース・練習の参考にさせていただきます。

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◆◇公式結果はこちら(東京都自転車競技連盟)◇◆


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