グライダーって何だろう?
簡単に言うと、グライダーとはエンジンのない飛行機です。グライダーというと、パラグライダーやハンググライダーのイメージが先行しがちですが、見た感じはまさにエンジンのない飛行機です。
難しい話をすると、グライダーは航空法では航空機であり、パラグライダーやハンググライダーは航空機ではありません。

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エンジンが無いのに、どうやって飛ぶの?
エンジンが無いので自力では離陸することができません。ですから、曳航機と呼ばれるエンジン付きの飛行機や、ウィンチという装置で凧上げの要領で引っ張ってもらい離陸します。飛行機で離陸することをAT(Air Tow)飛行機曳航といいます、また、ウィンチで離陸することをWT(Winch Tow)ウィンチ曳航といいます。離陸してしまえば、揚力で空を飛ぶことには他の飛行機と変わりません。エンジンが無いので推進力が無いため、重力の分力を利用します。グライダーは基本的に高度を維持して飛ぶことができず、高度が下がっていく一方ですので、上昇気流の中を飛べば、グライダーは軽いので上昇することができます。いかに上昇気流を捕まえて、高く長く飛ぶというのがグライダーの醍醐味なんです。

ウィンチ曳航について飛行機曳航について

エンジンがあるグライダーもあります
グライダーには、モーターグライダーと呼ばれる種類のものがあって、グライダーなのにエンジンを装備しているのです。モーターグライダーには2種類があって、形が軽飛行機に似ているタイプと、普段は普通のグライダーで離陸や上昇といったエンジンが必要なときに、胴体内に格納しているエンジンを展開して使用するタイプがあります。

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グライダーを操縦するには、免許が必要なの?
はい、必要です。これには、自家用操縦士(滑空機)や事業用操縦士(滑空機)などです。これらの資格をすぐには取得できないので、操縦練習許可証(自動車での仮免許)をまず取得します。操縦練習許可証を取得するには、航空身体検査を受検して合格しなければなりません。

 

グライダーのコクピットには、どんな計器がついているの?
基本的な計器として、高度計、速度計、昇降計、コンパス、無線機などが装備されています。さらにGPSなどを航法関係の計器を装備した機体も有ります。

  さらに続く…


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