1996年 8月31日
(1997/01/06 に"注意"を追記)
- 注意:
これを書いたのは1996年8月末であり、推奨CD-ROM 情報など、すでに情報が 古くなっています。
Slackware-3.1 は10月末にXFree86 3.2 が採用され、11月にもいくつか修正が 行なわれているようです。
8月30日(金)に秋葉原のLaser5 をのぞいてみると、ちょうどInfomagic LINUX Developer's Resource 1996 Sept が発売されていました。
などが収録された6枚組CD-ROM セットで2,500円でした。
- Red Hat 3.0.3
- Red Hat 3.0.3 for DEC Alpha
- Slackware3.1(Slackware96)
- Debian GNU/Linux 1.1.4
- JE & JF
- Kernel source up to 2.0.12+
Slackware3.1 のCD-ROM を探してたので即購入し、家のNT 用マシンのLinux 領域 (モルモット領域?!)へインストールしてみました。
マシンの構成としてはこちら を参照して下さい。
changes.txt などのファイルによると、このSlackware は 1996年8月16日の版です。 1996/07/03 にリリースされてから、8/10, 8/13, 8/14, 8/15, 8/16 と修正が行なわ れているようです。
JE の方は、ChangeLog によると、 1996年5月23日の版です。
Slackware96 とJE の入手ソースとして、当面このCD-ROM がよい選択となりそうです。
インストールは全く普通にできました。
Slackware をインストールしたことがある方であればほとんど従来通りに 進みます。
カーネルはLinux 2.0.0 が入ります。
インストーラで気づいた点としては、です。
- fvwm95のインストールが選択できる
- httpd のインストールができる
- インストールするカーネルの選択で、ブートフロッピのカーネルが選択可能
- カスタムインストールではパッケージ毎にYes/No ではなく、パッケージ グループ毎に最初にまとめてインストールするパッケージを一括選択する
Slackware3.1, JE をインストールし、昔のXF86Config をリストアしてstartx すると、何故か "/dev/console がない" 旨エラーになります。
ls -l /dev/console すると本当にありません。
/dev/MAKEDEV を覗いてconsole デバイスファイルのあたりを確認してから MAKEDEV console を実行すると/dev/console が作成され、 X Window system も起動しました。
fvwm95 のインストールを選択していたので、ウィンドマネージャがいきなり Win95 ライクで起動しました :-)
もうしばらく使ってみて、安定していたらメインのLinux マシンも Slackware3.1 に上げてみたいと思います。