2009年7月18日(土)
 北海道2日目/4日間 滝上〜上原峠〜遠軽町〜芭露峠〜サロマ湖 
116Km 曇り  Google Map   

    

 昨夜泊まったたきのうえ渓谷ホテルですが、フロントの方に大変気を遣っていただき、自転車はフロントの裏の事務 所の一番奥で保管していただきました。 名前の通り、ホテルのすぐ脇に渓谷があり遊歩道も整備されています。
 昨日、友人にもらったお握りを食べて、宿を7時30分に出発しました。



    

町内を抜けて、道道137号(遠軽雄武線)を進むと丸瀬布方面通行止めの看板を発見。昨日は行き止まりで痛い目 にあったので、大変気になってしまいました。 行き止まりであればバリケードがあってもよさそうなので、大丈夫と思 いながらも恐る恐る登り始めました。  ところが通行止めで反対側から車が来ないのか、もともと通行量が少ないの か、まったく車が通りません。20分ぐらい走ったところでようやく反対側から来た車とすれい、ようやく安心できました。



    

周りは深い森林地帯が続き、気持ちよく走れます。 通行止めの看板から30分ほどで、札内トンネルに到着。


    

 トンネルを抜けると上中立牛(なかたつうし)まで下りです。 
 中立牛の集落。 数軒の家、小学校跡や神社など、入植した方たちの歴史と苦労が伝わってくる風景でした。



    

 集落を過ぎると広々とした耕地が広がっていました。 ここから先はしばらくの間、人はもちろん車にもめったに出会 うことはありませんでした。



    

走っているときに道端でときどき見かけるヘアリーベッチにとってもよく似ている花。 緑の週末農園で咲いているヘア リーベッチとは、微妙に花の形が違っています。 クサフジの仲間は何種類かあるようですが、いずれもよく似ている ので、ちょっと見ただけでは見分けるのが難しいようです。




    

峠の名前もないピークを超えてしばらく下ると、狐沢橋という橋があり展望が開け休憩にちょうどよい場所でした。
橋の周りでたくさんのツバメが飛び回っていました。 よく見かけるツバメより一回り小さくずんぐりした体型で、パタパ タと羽ばたきながら飛び回っています。 そういえば、昨年も同じツバメを糠平から三国峠に行く途中の橋でも見かけ ました。 イワツバメかショウドウツバメという種類のようです。



    

一旦下って、12時に上原峠458mを通過。 下ると畑の脇に紫色の尻尾のような花が咲いていました。 ここだけで 見かけたので、野草ではなく土地の方が育てたものでしょうか。



    

やたらと大きいシシウドの仲間で、オオバセンキュウという植物。 ちょうど開花の時期と重なったようです。花の咲く 前の状態は、つぼみと呼ぶべきなのでしょうか。 一般的な花の蕾とはずいぶん違っています。



    

13時過ぎに遠軽町に入り、定食屋さんでラーメンを食べて補給完了。 一息入れて、道道244号遠軽芭露線で本日 最後の峠となる芭露峠(ばろとうげ)200mを越えてました。



  

 道の両脇に麦畑が広がる上芭露付近の風景。 やがて、国道238号に突き当たり、サロマ湖畔へと到着しました。  サロマ湖畔は小さな登り下りの繰り返しがあります。



    

国道から脇道に入り、 湖畔を走っていると夕暮れ時となり、微妙な光の反射で湖面が雲を映しこみ、不思議な模様を 描いていました。 最後に小高い丘からサロマ湖が見渡せました。 丘を下って17:30に、本日の宿サロマ湖畔YH に到着しました。 ユースのの外観は、29年前に宿泊したときのままでした。 室内はそれなりに歴史が感じられてい ますが、こぎれいに手が加えられていて快適に泊まることができました。 


           当時宿泊したときは、お勧めコースにワッカ8時間コースというのがあり、ユース から自転車と徒歩で半日以上かけて出かけました。 人っ子一人いない無人の 砂州を、一人オホーツク海を見ながら歩いたことは、今でも忘れられないすばら しい体験でした。
 現在の様子をペアレントさんに尋ねると、残念ながら最近は人工物が増えて景 観が変わってしまった上に、アブが大量に発生していて歩くには適さないとのこと でした。ちょっぴり残念に感じられます。
1日目(紋別〜滝上)  2日目(滝上〜サロマ湖)  3日目(サロマ湖〜弟子屈)  4日目(弟子屈〜浜中)


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